絶対数が足りない!臓器移植の問題
臓器移植を希望したら待ち時間はどのくらいだろうか?
次の数字は、平成28年1月4日現在の各臓器移植の希望者の数である。心臓451・肺283・肝臓379・膵臓201・腎臓12,825・小腸4 以上が日本臓器移植ネットワークに登録されている方の状況である。
ある心臓病の方の5年生存率は20%程度。2004年1月、日本臓器移植ネットワークの待機リストに登録された。日本での心臓移植は年間10例程度と極めて少ない。これまで、同ネットワークに登録したのは累計で413人で、うち129人が移植を果たせずに亡くなっている状況だった。
2007年6月から7000万円を目標に募金活動を始め、2カ月で目標達成。心臓移植のためにドイツに渡り、それから人工心臓を装着して、移植まで2年2カ月の待機生活を送りようやく移植手術を受けることができた。
再生医療の完成が待たれる理由がここにある。もし自分の心臓の完成品を作成して移植できれば何の問題もないわけだが、現在はiPS細胞から心臓を再生し、移植することが考えられているが完成にはまだまだ時間がかかりそうである。
そこで考えられたのが、異種移植であった。異種移植とは種が異なる生物間で組織の一部を移植すること。例えばヒヒの心臓を人の心臓に移植する場合などをいう。しかし、当然のことながら移植免疫により拒絶反応が起こる。
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参考 Gigazine:豚や羊の中で人間の臓器を造る「キメラ技術」とは?
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