スロースリップは地震の前兆
スロースリップ(slow slip)とは、地震学の用語で、普通の地震によるプレートのすべり(スリップ)よりもはるかに遅い速度で発生する滑り現象のことである。「ゆっくりすべり」「ゆっくり地震」などとも呼ばれる。海溝などの沈み込み帯ではよく見られる現象。また、1つのプレートの中に存在する断層の面でも発生する。
「普通の地震よりもはるかに遅い速度」というのは、地震を起こす地殻変動の速度のことである。地震としては、地震動の継続時間が非常に長く、地震動の周期が比較的長め(約0.5秒~数十秒)であるという特徴を持つ。
海洋プレートが大陸プレートの下に沈みこむ構造(沈み込み帯)では、海溝ができ、プレート同士の境界面の一部が強い圧力によって密着して固定され(固着)、固着域(アスペリティ)ができるのが一般的である。固着域は、数十年~数百年の間圧力を溜め込んで動かず、地震の時に一気にずれ動く部分である。
続きはこちら → http://sciencejournal.livedoor.biz/
参考 サイエンスポータル 1~6年周期でスロースリップ北海道・東北・関東沖
地底の科学 地面の下はどうなっているのか (BERET SCIENCE) | |
クリエーター情報なし | |
ベレ出版 |
なぜ起こる?巨大地震のメカニズム ?切迫する直下型地震の危機 (知りたい!サイエンス) | |
クリエーター情報なし | |
技術評論社 |