フォトン・アップコンバージョンとは何か?
フォトン・アップコンバージョンとは、低いエネルギーの光を高いエネルギーの光に変換する技術で、これまで不可能とされていた弱い光の利用を可能にする革新的なエネルギー創生技術であり、太陽電池や人工光合成の効率を大きく向上させるとして期待されている。
太陽光は、紫外から赤外までの幅広いスペクトル分布をもつ。太陽光エネルギーを利用する試みは、太陽電池や人工光合成に代表されるように広く展開されている。しかし、近赤外から赤外のような長波長の光(低エネルギーの光)は利用が難しく、これら長波長光の効率的な利用は重要な課題となっている。
長波長の光を効率的に利用する手法が、フォトン・アップコンバージョン(UC)であり、これには、二光子吸収や希土類ナノ粒子の多段階励起に基づく機構が知られているが、これらの現象を起こすためには、レーザー光などの非常に強い光(太陽光の千倍以上)を必要とするため、太陽光などの弱い光は用いることはできない。
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参考 サイエンスポータル: 光アップコンバージョンの新素材
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新素材を生み出す「機能性化学」がわかる (BERET SCIENCE) |
クリエーター情報なし | |
ベレ出版 |
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人工光合成―光エネルギーによる物質変換の化学 (複合系の光機能研究会選書) |
クリエーター情報なし | |
三共出版 |