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水中で太陽光を照射するだけで水を分解できる光触媒シートを開発!光触媒とは何か?

2016年03月31日 | サイエンスジャーナル

 水素エネルギー循環社会の実現を目指して

 光触媒(photocatalyst)とは、光を照射することにより触媒作用を示す物質の総称である。天然の光触媒反応として光合成が挙げられるが、人工の化学物質では、酸化チタン (TiO2) が知られている。現在、実用化されている光触媒はこれだけである。

 今回、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は3月10日、人工光合成を実現する混合粉末型光触媒シートを開発したと発表した。光触媒シートでは水が水素と酸素に分解された。我が国は次世代エネルギーとして、水素循環型社会を目指しており、水素の安定供給のための基礎技術につながると期待される。

 同成果は、NEDO、人工光合成化学プロセス技術研究組合、東京大学、TOTOらの研究グループによるもので、3月7日付けの英国科学誌「Nature Materials」のオンライン速報版に掲載された。

 

マイナビニュース:水中で太陽光を照射するだけで水を分解するシート開発

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