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深海2300mにサンゴの群体、まさかの発見!謎の多い深海の宝石サンゴは雌雄異体と判明

2018年06月13日 | サイエンスジャーナル

 深海サンゴと造礁サンゴ

 サンゴ(珊瑚)は、刺胞動物門に属する動物のうち、固い骨格を発達させるものである。宝石になるものや、サンゴ礁を形成するものなどがある。

 腔腸動物花虫綱六放サンゴ亜綱のイシサンゴ目に属する種類が大部分で、そのほかに八放サンゴ亜綱に含まれるクダサンゴやアオサンゴ、さらにヒドロ虫綱のイタミレポラなども含まれる。

 サンゴ礁を形成する造礁サンゴにはトゲサンゴ科のハナヤサイサンゴ、ショウガサンゴ、トゲサンゴなど、ミドリイシ科のミドリイシ、アナサンゴ、コモンサンゴなど、そしてハマサンゴ科のハマサンゴ、ハナガササンゴ、アワサンゴなどがあり、もっとも造礁サンゴが豊富な南洋群島やオーストラリアの大堡礁(グレート・バリア・リーフ)などでは500種くらいはあろうとされている。

 これに対して宝石になるサンゴ類はほぼ例外なく深海産である。といっても数千メートルともなるような深さではなく、せいぜい数百メートルから千メートルくらいの「浅い深海」に生息している。

 ちなみに、日本でよく知られているアカサンゴやモモイロサンゴは相模湾以南の水深200~300mから記録されている。また、宝石に加工される骨格は白からピンク、赤など美しい色を呈し、非常に硬くて緻密であり、太い根元の部分は簡単に折れることはない。

 緻密な骨格を作るため成長は非常に遅く、枝の伸びる速さはアカサンゴで2~6㎜/年程度と言われている。こんなに硬い骨格を作るが、柔らかいソフトコーラルに近い仲間である。

 浅いサンゴ礁にすむサンゴ「造礁サンゴ」は主に六放サンゴ亜綱イシサンゴ目に属する種類で構成されている。体内に褐虫藻と呼ばれる微細藻類を共生させるのも特徴で、やはり硬い骨格を持ちますが、ほぼ白色の中がスカスカの泡状構造で研磨しても光沢は出ない。それどころかぼろぼろと崩れてしまう場合もある。

 そのため成長は速く、枝状のミドリイシ類など速いものでは15~20㎝/年で枝が伸びていく。宝石サンゴ類とは遠い親戚で、むしろイソギンチャクに近い仲間である。

 造礁サンゴは水温が18〜30℃の暖かい水が大好きで、水が透明で水深は40m未満、チッソやリンなどの栄養が乏しく塩分が高い海水にすんでいる。一方、深海に生息する宝石サンゴはサンゴ礁のサンゴとは種類が違い、水深100m以上、深いものでは1,000mを超える深海底にすんでいる。

 今回、さらに深い海に生息している深海サンゴが発見された。

 深海2300mにサンゴの群体、まさかの発見

 メキシコ湾の水深2300メートルの深海で、サンゴの「秘密の花園」が発見された。米海洋大気局(NOAA)が動画を公表、科学者らもメキシコ湾でこうした群体を見たことがないという。

続きはこちら → http://sciencejournal.livedoor.biz/ 

参考 National Geographic news: http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/052100221/

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