Liu Xiang Tea Salon

「リュウシャンティーサロン」での中国茶・台湾茶のレッスンの様子、季節ごとのインテリアの設えなどを綴っています。

急須と思い出

2012-10-06 | Tea Leaf/Tableware
急須を買う目的は様々だと思います。
実際に使用するため、形や色に魅せられて観賞用など。

そして急須には、その急須が自分のものになった時の思い出が必ず刻まれているはず。
いつ購入したか、場所、一緒にいた人、誰から購入したかなど。

私の持っている急須にも、ひとつひとつ思い出があり、
その急須を使うたびにその思い出もよみがえってきます。



骨董市で出会った九谷焼の急須。
色合いと絵柄がとても気に入っています。

Liu Xiang Tea Salonの秋のインテリアに、
静かに色を添えています。


そういえば日本の骨董市にも、
中国茶の偽物の高額な急須がたくさん販売されていて驚きました。
そういうものを見るのも勉強になりますね。


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熊猫の茶荷

2012-09-19 | Tea Leaf/Tableware
~ お知らせ ~

*9月26日(水)から始まるベーシックコースにお席がございます。
 中国茶の基本の知識や淹れ方を学んでみたい方はお問い合せ下さい。


     * * * * * *


茶葉を茶葉缶から取り出す茶道具、茶匙のことを「茶荷」といいます。
別名、茶量や茶合ともいいます。
茶葉を鑑賞する器を茶荷と呼ぶ方も多いですね。

今日はかわいい「熊猫」の茶荷をご紹介。
熊猫とは中国語でパンダのことです。



先日訪れた上野動物園のパンダを見てこの茶荷を思い出し、
久しぶりに、しまっていた引き出しから取り出して。




日本と中国。
穏やかな関係でありたいですね。



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蓮と蛙の急須

2012-06-10 | Tea Leaf/Tableware
今週は急遽クラスをお休みさせていただきまして、
ご迷惑をお掛け致しました皆様には、改めてお詫び申し上げます。

これより通常通り再開いたしますので、
皆様のお越しをお待ち申し上げております。


関東も梅雨入りしましたね。
この時期になると使いたくなる蓮と蛙の急須。
季節によってお道具も変えてあげると、また違った楽しみ方ができますね。




娘の胃腸風邪が移り、39℃も熱が出たのは何年ぶりだろう。
体力がない(若くない)と熱も出ないというので、
病気になってもあまり熱が出ない私はもう若くないなーと思っていましたが、
さすがにこの年で高熱は辛かった・・・。
胃腸の調子もまだしばらく回復には時間がかかりそうです。

3日間ほとんど口にしないとさすがに体重落ちますね。
このままキープしたいところですが(笑)。

水分はスポーツドリンクと暖かい緑茶が嬉しかった。
緑茶はお茶の中でも一番栄養成分が高いので、
少しでもお茶から栄養を補給した感じ。

病気になると健康の大切さが身に染みて感じます。
皆様も季節の変わり目、体調には十分気をつけて下さいませ。


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新茶「獅峰龍井」毎日の味わいの違い

2012-05-24 | Tea Leaf/Tableware
今週の講義中のお茶は、
新茶「獅峰龍井」を私が淹れて、生徒さんに楽しんでいただいています。

湯を注ぐと柔らかい甘みが上品に広がり、思わず顔がほころんでしまうような香。
特徴的な豆の香り、新茶らしい爽やかで透きとおるような新鮮な味わいのお茶。



今週は毎日同じようにこのお茶を淹れています。
ほんのほんのわずかなのですが、微妙に甘みが強く感じられる日、少ない日、
苦味がほんの少し多く感じられる日、少ない日など、
毎日淹れていると感じる味の違いがあります。

本当はその違いがほんのわずかであってもあってはならないのですが、
ぬるいのがお好きな方に低い湯の温度を更に低くしてみたり、
濃い目が好きな方には茶葉の量をわずかに多くしたりと、
ほんのわずかなのですが、生徒さんの好みを少し考えて淹れていると、
すこしづつ味の違いを感じたりします。
まだまだ私も修行が足りないなーと思いつつ、
毎日、針の先ほどの違いをひそかに楽しんでいます。

明日はどんなお茶にしよう。
どんなお茶になるのだろう。

そのお茶本来の最高の味(真香真味)を引き出すのはもちろんなのですが、
相手のことを考えて淹れるお茶もまた違った味わいが楽しめます。


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緑茶を美味しく淹れる急須

2012-05-10 | Tea Leaf/Tableware
ゴールデンウィーク明けの今週はお茶の産地へ旅行をされた方も多く、
皆様の旅行のお話などを聞きながら
毎日レッスンを楽しませていただいております。

新茶の季節、緑茶を飲む機会も多いかと思います。

緑茶を淹れるときは、
ガラスまたは磁器の蓋杯や急須、
もしくは宜興の急須であれば段泥や緑泥の硬い急須で淹れると
散熱が早く、渋みが出にくくなり美味しく淹れることができます。




白い磁器の小壺で緑茶「信陽毛尖」を味わって。

急須の”流”(注ぎ口)が鳩の形に似ているので、
鳩の口という意味の「鴿嘴(カーチュイ)」という流の形。
なんだか急須が白いハトにも見えてきます。

「信陽毛尖」は河南省の焙青緑茶。
Advanced Courseでは緑茶についての詳しい講義もしております。


皆様ぜひ色々な中国茶を、茶道具も一緒にお楽しみいただければと思います。


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太平猴魁

2012-05-05 | Tea Leaf/Tableware
夫が頂いてきたお茶を珍しく淹れてくれるというのでふと見ると、
安徽省黄山の緑茶「太平猴魁」でした。

番茶を淹れるように熱い湯でジャブジャブと淹れている姿を見て、
知らないっていいな~と逆に感心してしまいました(笑)。

このお茶はLiu Xiang Tea Salonで取り扱う数あるお茶の中でも、
かなりお値段も良いお茶です。

新芽を包むように一葉と二葉を重ね合わせ、一枚一枚茶葉を並べ、
表面に網目の模様をつけるのが特徴のおもしろいお茶。
この工程作業を考えると値段が高くなるのも納得のお茶です。



夫の淹れてくれた「太平猴魁」は予想通り渋みの強いお茶となってしまい残念。
気を取りなおして低温でじっくりと丁寧に淹れてみました。

焙青緑茶の特徴的な香と味、まろやかな甘みの奥に、渋みと苦味もしっかりと併せ持ち、
さわやかな風を感じるような、心地よい気持ちにさせてくれるお茶でした。


「やっぱりちゃんと淹れると美味しいね~」と夫。
分かっているのかいないのか。
美味しかったのなら良かった!(笑)


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蓋杯に春を添えて

2012-04-27 | Tea Leaf/Tableware
新緑の美しいこの季節、
エントランスで皆様をお出迎えしている蓋杯に
娘が摘んできた「ぺんぺん草」が添えられていました。

ぺんぺん草は春の七草、ナズナの別名なのですね。

過ごしやすい季節になりました。
お茶もしみじみと美味しく感じます。




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自家製ジャスミン茶

2012-04-24 | Tea Leaf/Tableware
ただ今Liu Xiang Tea Salonでは、ジャスミンがたくさんの花を咲かせています。
そのお花を摘んで、自家製ジャスミン茶を作り、
今週のレッスンでは楽しんでもらっています。



一般的なジャスミン茶は、緑茶にジャスミンの香りづけをすることが多いですが、
今回は台湾烏龍茶の「文山包種」と安渓烏龍茶の「鉄観音」で作ってみました。

ジャスミンの花は、香りが芳香でかなり濃厚。
華やかな香りのジャスミン茶ができました。

Liu Xiang Tea Salonの研究科コースの花茶のレッスンでは、
花茶づくりの実習も行います。




緑のきれいな季節となってまいりました。
6月より始まるベーシックコースの受付をいたしております。
中国茶を始めてみたい方はお気軽にお問い合わせください。
皆様のお越しをお待ち申し上げております。


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茶葉の新芽

2012-04-15 | Tea Leaf/Tableware
Liu Xiang Tea Salonの木々たちも、暖かな陽気に一斉に若葉が芽吹いてきました。

緑茶の新芽もたくさん顔を出していますが、
新芽にアブラムシがびっしり!!
冬の間はいなくなったアブラムシも暖かくなって、美味しい新芽にだけやってきます。
農薬はかけたくないので、丁寧に水で洗い落とす毎日。
またアブラムシとの戦いの日々がやってきました(笑)。

茶農の方の苦労に思いを馳せて。





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重焙茶王鉄観音

2012-03-31 | Tea Leaf/Tableware
風邪で微熱がありますが、
子供の春休みのびっしりな予定に付き合って、
昨日は遊園地、今日は朝から美容院などフラフラしながら外出しています。

人間気持ちの持ちようで、少しぐらいの熱なら無理して動いたほうが治りも早そう!?
明日からの予定もキャンセルにならないよう、
今日は大好きな「重焙茶王鉄観音」で喉を潤して。



最近は発酵も焙煎も軽いお茶が多いですが、
この安渓の「重焙茶王鉄観音」はしっかりと、ですが程よい焙煎のされた鉄観音です。
このタイプのお茶でよくある焦げの香もない、
すばらしい焙煎技術だなーと感心してしまうお茶。

鉄観音重焙用に使用している、宜興朱泥の梨皮急須で。
湯の温度は一般の鉄観音より高めに淹れると美味しく入ります。


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六安瓜片

2012-03-28 | Tea Leaf/Tableware
お土産にいただいた安徽省の緑茶「六安瓜片」を楽しんで。
春を感じさせる透きとおるような香。

 

茎を摘まない特徴的な茶葉が、湿茶になるとその様子が開いてよく分かります。
一口、口に含むと烘青という乾燥方法で作られた緑茶の特徴的な味わい。
甘く、新鮮で、爽やかで、それでいてホッとするお味。




久しぶりの茶友がシンガポールの風を運んでくれましたん。
茶友と集まるといつも一日があっという間。
気が付くといつも外は真っ暗です(笑)。




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秋香る急須♪

2011-11-14 | Tea Leaf/Tableware
シンガポールから日本へ帰国の際に、茶友たちからいただいた思い出の急須。

急須のボディーには6種類のものピーナッツやかぼちゃの種、
注ぎ口やもち手、足もすべて自然の食物の形をしています。

中でもお気にいりの”しいたけの蓋”。
しいたけのかさの裏側の筋もしっかりとあり、
この蓋が急須をおちゃめに仕上げているように思います。

収穫の秋にぴったりの急須、
秋のインテリアに飾っておりました~。




もうクリスマスですね。
早すぎますー。


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茶葉の新芽

2011-09-20 | Tea Leaf/Tableware
ここのところ少し忙しく、我がサロンの緑たちの水やりを夜中にする日が続いていました。
この連休中に昼間にひとつひとつよく見てみると、
アブラムシがたくさんついている・・・。

少し大きくなってきたお茶の木にも!
しかも虫ってすごい!
どの植物でも”新芽”にだけびっしりなのです。

お茶の木にも新芽と柔らかい葉である”一心二葉”だけにびっしり。
ひとつひとつ丁寧に、アブラムシの付いた新芽だけをカットします。

緑と触れている時間、とても癒されます。




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