LUSTYHOUSE

まだ、もう少し作ること、動くこと、想像すること、楽しむこと。気ままに、思うことを書いてます。

アポカリプト

2008年09月26日 | 映画

 メル・ギブソンのアポカリプトを観た。マヤ文明時代の設定。全編マヤ語? なので全て字幕だが普段アメリカ映画の字幕を読んでいるので、違和感は全くない。マヤ文明の残酷な一面を表現する。迫力あり、面白い。こういった面もあながちフィクションとは言えないだろう。生け贄を行っていたのは事実だし、文明の滅亡は内部の腐敗から起こる。スペインやポルトガルだけが悪いんじゃない、という設定。人間が簡単に残虐になれることは、歴史が繰り返し示している。人間の本性だろう。「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」ふむふむ。
 「新しい、始まり」が人類に出来るのだろうか。ギャグ? あるいは人間の根性というか性格というか、が現代的すぎると思うが、人間は何千年もきっと変わらなかったのだろう。腰を折るようだが、ジャガーに追いかけられて逃げられる人間はいないだろう、ボルトでも無理では。悪い方が悪役面なのも分かりやすいが、説得力は欠く。当然だが、顔の美醜に関わらず
人の中には同居している、からやっかいなのだ。なお、マヤ文明とアステカ文明を混同している、皆既日蝕が起きた当日夜に満月が出ている(日蝕は新月時の日中)など、反証もある。

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