LUSTYHOUSE

まだ、もう少し作ること、動くこと、想像すること、楽しむこと。気ままに、思うことを書いてます。

テーブルソー治具

2008年11月09日 | 工作

 木工の興奮は、治具を工夫するところにもある。治具とは目的の加工や部材を作り出す際に、補助する道具のこと。英語ではjig。そう言えば釣りのルアーもジグだ。日本語では治具という漢字を当てる。何となく字面から意味が分かるから漢字はありがたい。加工の正確さを求める時や同じ部材を何個も作る際に工夫する。作業の安定性や正確さなどを可能にするためのものだ。丸ノコやトリマーなどフリーハンドの電動工具では正確さを確保するのが難しい。そこで治具の登場ということになる。
 安いテーブルソーでもこの治具次第ではかなり正確にカットできる。写真1はホゾを作るためのもので、市販のものを組み合わせている。これで、ボゾを材の中心に作ることが出来る。ホゾとは接ぎ手のことでホゾ穴とセットになる。接ぎ手とは材と材を凸凹で組み合わせる技。さまざまな知恵が凝縮する古来の技術だ。素人手ノコではなかなか正確に切れないし、縦切りは辛い。前にも書いたが測ると不正確になる。
 次の写真2は、正確にフェンスをセットするためのもの。YouTubeでこの治具を見つけた。安いテーブルソーでは材を切り出す時、正確な寸法出しが出来ない。そこでこの治具。治具の端を一度0点で切断。あとは治具の目盛りをセットし切り出す材に合わせてフェンスをセットするだけで寸法通りの材が得られる。切断する材の幅が不揃いの場合は、治具をフェンスとする。
 ホームセンターで糊の付いた1mのメジャー(写真3)を売っている。

Jig1 Jig11 Jig2 Jig22 Photo