LUSTYHOUSE

まだ、もう少し作ること、動くこと、想像すること、楽しむこと。気ままに、思うことを書いてます。

若干と弱冠

2008年11月14日 | おしゃべり

 アナウンサーがジャッカン27歳、などと言っているのを時々耳にする。若干はもちろん少し、多少という意味。弱冠は年齢の別称で、中国では、幼学(10歳)・志学(15歳)・弱冠(20歳、男のみ)・而立(30歳)・不惑(40歳)・知命(50歳)・耳順(60歳)・下寿(60歳もしくは80歳)・従心(70歳)・古希(70歳)・中寿(80歳もしくは100歳)・上寿(100歳もしくは120歳)とある。
 日本のものには、破瓜(16歳、女のみ)・桑年(48歳)・還暦(60歳)・破瓜(64歳、男のみ)・喜寿(77歳)・傘寿(80歳)・半寿(81歳)・米寿(88歳)・白寿(99歳)・茶寿(108歳)・珍寿(110歳)・皇寿(111歳)がある(ネットから拝借)。
 したがって弱冠27歳などは無いわけです。若干の意で使っていると思われる。誰しも勘違いや覚え違いで使っている言葉の間違いは多々あるもので、とがめだてはしないが、弱冠はマスコミでは許されないほど、有名な間違い。カンカンガクガク(侃々諤々)とケンケンゴウゴウ(喧々囂々)を混ぜてケンケンガクガクなどと言うのも、よく聞く間違い。誰もが意見を言い、騒がしい議論との意か?
 誰しも自分の知っていることを、他人が間違うと気になるものだ。人は謙虚だから、いつも自分が間違っていると思うからだ。確認したことは記憶にとどまりやすいだけかもしれない。自分では気づかないからやっかいだ。辞書を引く意外にない。ネットで調べるのが手っ取り早い。便利な時代になったものだ。
 社会の持つ知識は膨大だから、個人の知識などはたかがしれている。現存する物すべてに名がある。99.9パーセント以上の名を一生知らないで過ごすだろう。それぞれの名に意味があり背景がある。たとえば、星にも名があり記号がつけられる。星が約1000億個集まったものが銀河だ。その銀河が1000億個以上あるのだ。桁の呼び名も十、百、千、万、億、兆、京、垓、杼、穣、溝、澗、正、載、極、恒河沙、阿僧祇、那由他、不可思議、無量大数 とここまでだと思っていたら次もあるらしい。ちなみに不可説不可説転というらしい。木の名前、植物の名前、昆虫の名前、魚の名前。動物の名前。鉱石の名前。同級生に百科事典になりたいという男がいたが、無理でしょう。
 「物の名前」という辞典を持っている、そこで問題。1.穂2.首3.柄4.口金5.かつら6.こみ。さてこれらの部分名称を持つ道具はいったい何でしょう。すぐ分かった人は相等のデジタル通。