第20作目の、神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)です。
千葉県木更津市
巨大な波が舟を飲み込まんばかりに襲い掛かってきます。
この大波を白と藍で表現しています。
船頭たちは、舟べりにただしがみついているようです。
荒れ狂う波の先には富士が鎮座しています。
動と静、近と遠の鮮明な対比がこの図の主要なテーマです。
画家・ゴッホは弟テオに宛てた手紙でこの画を激賞し、またフランスの作曲家・
画家・ゴッホは弟テオに宛てた手紙でこの画を激賞し、またフランスの作曲家・
ドビュッシーが仕事場に掲げ交響曲「海」を作曲したことはよく知られています。
江戸湾(東京湾)は、漁船や各地からの廻船の通行が盛んで、房総半島から
江戸に 海産物を運ぶ際に利用されたといいます。図はその際の出来事を象徴
的に描いた ものでしょうか。
解説は、「葛飾北斎 富嶽三十六景 解説付き」から引用しました。
少しアップしました。
原画です。
解説は、「葛飾北斎 富嶽三十六景 解説付き」から引用しました。