masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

窓を拭いてくれるセルフもあります。

2014年03月07日 | ガソリンスタンド2

セルフだけど窓も拭きます。空気圧点検も欠かしません。ときにはお客様に代わって給油キャップを締めてあげることもあります。
他のセルフでは行っていないような“しんどい作業”を行っているからこそ、お客さまも我々の存在を認めてくれ、耳を傾けてくれる・・・

*****

「油外収益を伸ばしている」というお店の方の、この文章を目にしたとき、単純なmasumiさんは「凄いなぁ~、偉いなぁ~」と感心しました。
そして「この本見てたら落ち込むわぁ...他所のお店が偉くて...」と、こうちゃんに言いました。

でもその夜、ベッドの中でフト思いました。

「それやったら、何でセルフにしはったんやろ?」



翌朝、もう一度その記事に目を通しましたらば、
何だ(^^;
直営店が56ヶ所もある、(商社みたいな?)2者店じゃん。

多分あれだよね?
支払った税金より貰った補助金の方が多いっていうクラスの?

安値看板で集客して油外で利益を出すタイプの?




考えてみたら地場の3者店だって規制緩和以前は そういう“フルサービス”を、“しんどい作業”なんて思わずに当たり前にやっていたよね。

そうだよ。お昼も休憩も取れないくらい忙しくて、社員の男の子がオイル交換しながら 「しゃちょ~、もうお客さんええわ~、シンドーイ」、って音を上げることはあっても、
窓拭きや空気圧などの作業を しんどい作業だなんて、思いもしなかったよね。

みんな当たり前にやってた。
だから油外も「おまけ」で、どんどん上がってた。



“しんどい作業”を、“してあげてます”、かぁ・・・。

そうだよね。偉いよね。
油外、あげなきゃいけないもんね。


うちはもう、しんどい思いをさせてもらうだけの体力もない体質になってしもて、
お客さんの温情で息をさせてもろてます。





窓を拭いてくれるところもありますので。

2014年03月07日 | ガソリンスタンドでの出来事

先ず、ご報告。
先日思い切って言ってみた○○デンキの○○さん、再来店下さいましたー\(^▽^)/

実は昨日、「窓を拭いて」と言われた発券店値付けカードの方に、「このカードは・・」とお断りしたら、「拭いてくれる店もある」と言われて、「そういう店もありますけど、給油拒否しているお店もあります」と応答して、

その話をこうちゃんにしましたら、
「そうやろ・・・、そのとき快諾してくれた人でも、次来るかどうか分からんで・・・」、と。
元々こうちゃんは「ナイよりマシ」という考えなので、masumiさんの暴走に頭を抱えておりました。


こうちゃんだけではないと思うけど、これだけ発券店値付けカードの比率が大きくなると それを失うことに恐れや抵抗を感じてしまうのは当然です。
masumiさんだってそうです。
“窮鼠猫を噛む”みたいなもんなんです。

発券店値付けカード、
それは、“今”「ナイよりマシ」なだけなんです。
そのカードの代行給油手数料では、地場の小規模3者店が店舗を維持していくことは殆ど不可能に近いのですから。
売り上げが全部発券店値付けカードだとしたら、それで得られる粗利(代行給油手数料)では、人件費などの経費を賄えません。
そんなものを「ナイよりマシ」で受け入れていても、終わりの日が少し延びるだけでしょう。

なのでmasumiさんはこうちゃんにこう言ってあげました。
「捨てる神あれば拾う神ありやから、大丈夫や」

こうちゃんは「なんのこっちゃ」と苦笑。


でもね、この状況は経験済み。
2003年の名古屋ビル爆破事件直後から「ガソリンは消防法適合携行缶」でなければ給油販売しないことにした時と同じです。
当時はオイル缶でも給油販売していて、危険だと分かっていてもお客さんに対して、“断る”という行為はかなり抵抗のあるものでした。
だからそれを実行するに当たっては、勇気も心労も必要でした。
現にどれだけ「他所の店は売ってくれるぞ」と怒鳴られ、「ほんならお前んとこは2度と来ん」と去って行かれたことか(^^;

それでもどうでしょう。
気が付けば周りはセルフばかりになって、「2度と来ん」と言って去って行った人が「又来た」(^^)

事故や事件が増える前にしていたから、「やっぱりアンタが言う事が正しかった」と言ってくれた人もいます。
こういうことは最初にしておかなきゃ格好悪い。
でも、もし店を畳んでいたら「だから潰れた」と言われるのだろうけど(苦笑)

最近はどこかのセルフが、“お客さんが自分で携行缶に給油するのを”黙認しているという噂も・・・(汗)
まぁ、別に構いませんけど。

*****


昨日は昔から当店を利用してくれている発券店値付けカードの方で、これまで吸殻処理をしていた方数人に「大変申し上げにくいのですが・・・」と、今後は給油のみにさせてもらう旨を申し上げました。

お1人は、「全ての店でそうなんですか?」と訊かれたので、「これまで通りのサービスを行う店もあります。なのでもしサービスが必要ということであればそういうお店をご利用下さい」と・・・・。


もう1人の方は、「全然問題ないよ。セルフに行ったら自分でしていることだ。(捨てる)場所はどこ?」、と快諾。

案内して、「これくらいのこと、させてもらうことくらいどうもないんですけどね・・・」と言うと、「赤のカードも一緒なの?」と訊かれ、色々と質問され、こちらの話に耳を傾けて下さいました。
(赤のカードとはENEOSカードのことです。その方は仕事では発券店値付けカード、プライベートはENEOSカードで利用して下さっています)

***お客さんとの会話の一部***
「今スタンドがどんどん減っていっている原因の一つなんです」
「でも、このカードを出しているのは元売でしょ?」
「そうです。元売は子会社でセルフなどを運営していますから、うちのような店が無くなっても困らないんです。カードを持っている消費者にはそちら(セルフ)を利用してもらえば良いという考えなんだと思います」
「・・・なるほど」

で、最後にもう一度(自分で吸い殻処理することについて)
「僕は全然構わないよ。うん、大丈夫」

有難かったです。

反対に、常にサービスが必要なお客様にはそれを常時提供しているお店をご利用して頂くしかありません。
窓を拭いてくれるところもありますので。


(溜息)
同じお客さんでもその時使われるカードによってサービスに違いがあるのも変な話なんですけどね~(汗)