masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

供給不安地域で唯一のガソリンスタンド

2014年03月27日 | ガソリンスタンド2

※とても良い記事で消費者の皆さんにこそ読んでもらいたいと思うので全文紹介させていただきます。
m(_ _)m


3月27日 燃料油脂新聞より

供給不安地域の今 群馬県南牧村

群馬県西南端に位置し、県内で供給不安地域の1つに数えられる甘楽郡南牧村は、東西15㎞、南北8㎞の山村。
2月の大雪では村内の一部集落が孤立化するなどし、住民の安否が気遣われた。
2月末現在、人口2292人、1127世帯。 高齢化日本一(57.6%)としても知られる地元で、SSを唯一営業している茂木石油(JX系)の茂木志げ子社長と子息の正一さんに話を聞いた。


茂木社長の亡くなった夫の一郎前社長が昭和37年に創業し、45年から地下タンクを有する本格的な給油所として営業を開始する。
だが「夫は平成6年に受けたある手術での医療ミスが原因で仕事ができなくなった。何も分からない自分が夫に代わり後を継がなければならず、無我夢中の毎日だった。
田舎という環境で、家族や地域の人と助け合ってきたから乗り越えられた」と茂木社長は振り返る。


すでにカーディーラーに就職していた正一さんもほどなく店に入り、家業を支えた。
「“門前の小僧習わぬ経を読む”というが、知らず知らずに息子も店の仕事をある程度分かっていたようで、戻ってきてくれて心強かった」と茂木社長。

正一さんは「母と続けて20年。とくに灯油配達のお年寄りに“自分が生きている間は店をやってほしい”と声をかけられる。できるだけ期待に応えようとの思いで仕事をしている」と語る。


村内SSは当時4か所だったが順次廃業。平成22年の秋に同店1か所となった。
茂木社長は「この時は、うちも店をやめる覚悟をした。地元では高齢化が進み、燃料油の需要が減少している。
利幅も少なくなるなかで、商売を続けることが難しいと判断したから。
それ以降も厳しい条件は変わっておらず、経費を切り詰め、人件費をギリギリ捻出しているのが現状」と話す。


例えば高齢化が要因で冬場の灯油配達需要に特徴的な変化が起きているという。
「冬の間だけ都市部に住む子どもの家に身を寄せる高齢者が少なくない。暖房費や火の元を心配する家族の元へ一時的に移るため、実際の村人口は少なくなり、灯油需要が減る。
先月の大雪により孤立集落が出たことで、この傾向は今後ますます増えるだろう」と正一さん。


そしてSS過疎化問題が抱える重要な背景について、2人は実感を込め素直に指摘する。

それは、
「SSが一か所になっても、すべての住民がうちを利用するわけではない」
ということ。


正一さんは「複雑な状況」と言い表す。


「うちがなくなれば困ると言う人がいる一方、車にポリ缶を積んで1円でも安い灯油を村外に買い求める人もいる。
その中で将来を考えても答えが出ない。
今は、必要としているお客の需要に応えることだけを考えている」。

茂木社長も「時代なのか、人間関係で義理人情が薄れているのを強く感じる。
弱肉強食のもと、利幅が取れずに商店が滅びれば、村は寂れる。
活性化に向けては地域行政が果たすべき責任も大きい」と強調する。



取り巻く環境はシビアだが、故郷とともに生き、日々培ってきた人付き合いは豊かで、店は常に「おもてなしの気持ち」であふれている。
お茶と自家製の漬物を供し、会話するのが同店の接客。
「畑で育てた野菜や山で採った山菜を使って“おふくろの味”として出すと、とても喜ばれる」。

また食品衛生の資格を持つ茂木社長は、店近くにある「道の駅オアシスなんもく」に手作りの一味・七味唐辛子、どくだみ茶、芋がらなどを出品・販売し、観光客の好評も博している。

2年前、地下タンクに高精度油面計を設置。
日常的にライフラインの維持に努めるだけでなく、東日本大震災や大雪の時も燃料油の安定供給や毛布など物資の提供で重要な役割を果たす。

「自分たちも災害時に人の心のありがたみを再認識した。今後も高齢化が進むなかで、うちができることがもっとあるかも知れない。
利幅が取れるよう踏ん張りながら、施設が使える限り、SSを続けていきたい」と二人は話している。



地域と向き合うからこその本音がそこにある。
過疎化問題の難しさと合わせ、業界や行政を含め広い領域から対策を講じる必要性を静かにだが、強く訴えている。


**********

過疎地や供給不安地域でなくても、地場業者は皆同じだと思います。
気持ちも。状況も。

最後の砦を守ってきたのは誰か。
“1円でも安い灯油を村外に買い求める人”も、非常時には近所の店に並ぶでしょう。


地場業者はどんなに経営が苦しくても、先がないのを知っていても、簡単に店を畳むことはできないのです。



3月28日 追記

>「SSが一か所になっても、すべての住民がうちを利用するわけではない」

既得権を剥奪せよ!のコメント欄(終わりの方)に書いたようなことです。


増税のバカヤロー

2014年03月27日 | ガソリンスタンドでの出来事

こうちゃんの疲れがピークです。
masumiさんへの返事も「あ”あ”?」って、「あ」に点々が付いてます(^^;

午後4時「くそー!しんどーい!」と叫びました(笑)

今、午後4時半、
これからタイヤ交換2台とオイル交換です。

配達需要でmasumiさんも今週は1時間早出です。