masumiノート

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最後の砦を守ってきたのは誰か。

2014年03月15日 | ガソリンスタンド2

「石油の力」とか「サプライチェーン」とか「経済の血流」とか、上の方は表では言うけど、

現実には経済の血流として地元企業に製品を配達供給している地場業者が廃業している。
そういった配達業務を行わない子会社や大手のセルフではなく、ね。

もし本心でそう思い、本気で守る気があるのなら、いの一番に仕切り格差も差別対価も無くす筈。
流通証明や議員立法化を待つまでもなく、ね。

系列向けも非系列向けも、流通の一番最初に位置する元売が卸値を決める。
それは公取委や誰に言われなくても出来ること。

消費者へ理解を求めるまでもなく、それさえすれば済む話。

訳の分からない回りくどいことをして時間稼ぎをするってことは、その気がないってこと。

元売も組合も行政も議員さんも販売店も、皆、茶番劇を演じる。




上の写真は2011年3月18日、営業のうわさを聞いてポリ缶を手にSSの前で待ち続ける消費者。(宮城県)


1995年1月、阪神淡路大震災のとき、ニュータウン開発に伴い進出してきた大手のガソリンスタンドは休業した。
こうちゃんは社員男性とアルバイト男性に協力して貰って、燃料を確保すべく夜中にローリーを走らせた。
道路事情によって元売ローリーが来ないなかでも、そうして何とか供給責任を果たした。


でも、今はもうそんな力はない。




十二分に補助金の恩恵を受けてセルフにした大手企業が、3者店が疲弊した「今」を見計らって、
「セルフだけど、窓拭きなどのシンドイ作業をサービスしてあげてます」、ってやり出したように、

10年後、地場業者が殆ど姿を消したあと・・・

・・・・なら、まだマシか。



PS

>それさえすれば済む話。って書いたけど違った。

問題は特約店。
元売ブランド料より高い中間マージンなんて、「優越的地位の濫用」そのものだよ。