5月13日と14日の燃料油脂新聞より(※青系文字がmasumi)
「社説」やっぱり業転は諸悪の根源
(2)
いうまでもなく業転玉購入の理由は系列仕切りとの格差である。
系列高を薄めるためにも業転品を仕入れざるを得ない。
業転品のハンドリングは元売が握る。
(3)
3月に公表された昨年10~12月期の元売ヒアリングではガソリンの非系列向け出荷量は約226万キロリットル、出荷量(輸出を除く)に占める比率は18.7%と伸びた。
SSの撤退が止まらず系列向けを非系列に振り分けたとみられるが、行方の分からないガソリンが市場に溢れていては公平市場の構築は難しい。
やはり「業転品」は公平・公正な市場作りを阻害する諸悪の根源と言わざるを得ない。
※規制緩和直後「公然の秘密」「必要悪」と言われていた業転ですが、しかし異業種参入でPB-SSが当たり前になった今現在はその地位を確立しており、決して「業転=悪」ではありません。
この社説も、系列店でありながら業転品を仕入れざるを得ないほどの「大きな価格差」、それを放置している元売が、
公平・公正な市場作りを阻害する諸悪の根源だと表現されているのだと思います。
ガソリン・軽油 価格差30円以上 本来の税格差からかい離
ボリュームインセンティブ狙いのターゲットが軽油になっている
唐突なプリカ払い戻し 今後の運営に憶測呼ぶ
セルフ・フル、それぞれ数店舗を運営している老舗特約店が突然のプリカ払い戻しだそうです。
蟻地獄に嵌ったのかもしれませんね・・・
ガソリンスタンドがガソリンを買えない
払い戻しもせず突然閉店する店も多いことを考えれば、良心的ですね。
ガソリン異常市場に PBより安い系列価格
「背景に合併元売間のシェア争いがあるとすれば当分収まらないことになる。
頼りは公権力しかなくなってきた。
ガソリン販売が嫌になり、事業転換を考え始めている」
※県内特約店の弁です。
今までは業転品を仕入れることで価格競争に参戦できていたような系列特約店、系列販売店も、
業転玉を全量仕入れているPBより安値販売する系列店(恐らく販社やかなりの量販店)が現れれば、その競争の場からはじき出される。
「消費者不在」 価格競争に警鐘
求められる商業道徳・モラル 切磋琢磨しながら共存共栄を
最安値プリペイドカード価格としてレギュラー100円看板
業転玉を全量仕入れたとしても逆ザヤ価格
※「静岡県石商・協加茂支部 岩崎克己副支部長に聞く」は別記事で紹介させていただきます。
「売れば売るほど赤字」 VOC排出規制で政府へ要望
東京電力は日本瓦斯と提携30万世帯に供給、45社と電力で提携強める東京ガス
混沌と...
需要減、利益不足、油外不振ー 販売業者は三重苦
SS閉鎖急増か 「地震が淘汰の引き金に」
転嫁不足が深刻 販社値上げ鈍く安値停滞
地場業者 採算販売阻害に憤り
「苦しむのは地元業者」 元売販社の戦略に不信感
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地場販売店だけでなく、特約店も、
販売店は苦しい経営を強いられている。
仕入値にこれほどの大きな格差が無ければ、「強いられている」などという表現は使わない。