の5月24日 燃料油脂新聞より(※青系文字がmasumi)
事後調整が混乱誘発
「とりあえず量を売っておく、という動きにならざるを得ない」
仕切価格は事前に通知されるが、事後調整的な値引きがあるため、販売時点でいくらのマージンが得られるのかが確定していない。
いわゆる新仕切り体系が導入される前のような「建値」の世界へと逆行している。
提示された建値をベースに十分な利益を取ろうとすれば、市況よりも10円近く高い価格で売らなければならなくなるし、そうなれば競合店に顧客が流れかねない。顧客流出を防ぐためには販売時点でゼロマージン、場合によっては逆ザヤで販売せざるを得ないこともある。
事後調整が絶対にないとわかっていればそんな無茶はできないが、そのやり方でなんとかなってしまうのが現実だ。
※もし、期待していた事後調整が無ければ?・・・負債を抱えて倒産?
昔から事後調整とは無縁でいた販売数量の少ない小規模店は、“営業を継続させるため”、市況(セルフ)より10円程度の高値販売をせざるを得ません。
でもこれも今に始まったことではない。
20年近く前から「売り負けて」きました。
(^^)
でもそのおかげで当店の顧客は“宝”です。
収益悪化さらに深刻化
「収益がかつてないほど悪化している」
現在のガソリン市況は異常としかいいようがなく、系列仕切りを勘案すればセルフSSでも120円台乗せの局面なのは間違いない。
カーケア収益で補うことができないほどの超低マージンだ。
価格競争続き市況低迷 仕切価格差に憤り
3者店になると仕入れ値は特約店、2者店のセルフ売価よりも高いが、仕切り交渉しても改定されることは無い。
このため売価価格差は開くだけ。
これでは同じ競争の土俵には立てない。
小規模業者は辞めろと宣告されているとしか思えない。
仕切格差に憤りを隠さない地場業者は少なくない。
不正ガソリンの情報提供呼びかける
国税局はガソリンに灯油やアルコール燃料などを混ぜた不正ガソリンの取り締まりを強化。
消費者に対しては「ガソリン給油時に変なニオイがした」「ガソリンを給油した後、車の調子が何かおかしい」「エンジンがかかりにくくなった、ノッキングするようになった、加速性や馬力が弱くなった」等の情報、
SS経営者に対しては「飛び込み(電話等)で安いガソリンの売り込みがあった」「荷卸し時に変なニオイがした」「いつもと違う業者から仕入れて販売したらお客さんからクレームがあった」などの情報提供を呼び掛けている。
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※正規ルートからの仕入に対しては元売が品質を連帯保証しています。
がしかし、
系列店でも業者間転売ルート(業転)から仕入れている店もあります。
元売はそういう店に対して「ちゃんと正規ルートから仕入れなさい」って圧力をかけますが、公取委は元売に対して「アナタたちもバーターしてるんだから構わないでしょ、圧力なんかかけちゃダメ」って言ってます。
どれだけ苦しくても全量正規ルートで仕入れてやってきた我々はガッカリを通り越して呆れています。
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規格不適合販売SS増加
http://www7a.biglobe.ne.jp/~tecna-wada/koramu/koramu299.htm
マージンが足りないと、ろくなことにならないですよ。
色々な意味で。