生まれて初めて声に出して言ってみた「今年100冊は読んで感想をかくつもり」用心のために、一応「つもり」。
年はじめに駅前の大型書店に行って、取りあえずそこそこ読みやすそうな本を選んできた。
滑り出しはよかった。二冊ほどするすると読んで感想を書いた。
近くのスーパーにダイソーがある。そこに園芸用品を買いにいった(越冬中の花たちの防寒衣)
そこで文房具売り場を覗いたのが運の尽き(年頭から考えたくない言葉)
手帳が見えた。ビニールの表紙がカラフル、その上B4サイズで栞が付いている。もう考えもしないで買ってしまった。
なんというか、軽~い、メモを綴じてビニールをかぶせたような。誰にも見せないのだから、ナンテ。
丁度いい、これに今年の読むつもり本を書いておこう。一応題名だけでも。まぁその気になったら著者名と出版社も入れてみて。
書いてみると、1ページで10冊は並ぶ。題名だけだから。100冊なら10ページ。
すぐに埋まった。
えい! 残りは読むつもりの予定本だ。
そしてだらだら書いていると200冊を超えてしまった、破れかぶれで、新聞の書評欄や出版社の広告からも読みたい本があってメモした。
それでも埋まったのは約半分。後は落書きで埋めた。
それが昨年のこと。
そして、今年もダイソーで同じ手帳をかった。もう病気。手帳好きというので何冊ももらったのに。
読書目標を減らして50冊にしてみたが、やっはり同じことを繰り返して、読みたい本の題名が200冊はとっくに超えて、あっという間に年末を迎えた。
もう倍々に増えている。
今年読んで書いた本はわずかに27冊。一応書いてないだけでもう少しは、倍くらいは読んでいるかも(言い訳)
今年の手帳に書き込む予定がずいぶん遅れていて、もう目標などないも同じだけれど、頑張れば昨年の繰り越し分が少しは消化できるかも。
読みたい本を読みたいときに読んでいいのだし、読書といっても試験もノルマもない主婦暮らし(これも自分に向かっての言い訳)
言い訳をなぜするか、掃除を減らしても、家族の食事に冷凍食品を入れても、食器や洗濯物が少し積んであっても。本の世界にそんなものはないし見えないし。
と思いながらできない不幸を幸せだと思うこともあって。
それでも年末になって(もう気に入ってしまっている)ビニール表紙の手帳を開けると、もうすぐ新年、次はなに色にしようか。
こんなにたまっている面白そうな本を残してはいられないので。
余談だけれど、今年のお盆休み(焼けそうな季節)に高知に行った。車は涼しい、燃える外気も何のその、新築のホテルもまた快適。
だったが観光は車で一巡り、お城も四万十川もチンチン電車も、熱気に揺れているようで、入ったところが蔦屋書店、これがまた涼しいしセンスのいい品ぞろえ、喜んで時間をつぶして、本だって12冊ゲットした。
お土産はカツオのたたきと生節。いや~~あの本屋さんはよかった、また行きたい高知、だけど今でも積んでいる本が半分。
今年はもう終わりそうで。ダイソーに行くとまた次の手帳を買ってしまいそう。
読まねば、書かねば。
こんな面白そうな、人生ちょっと深堀出来そうな
わくわく本が呼んでいるのに。