たいてい、本は近くの図書館に予約しているが、取り寄せるものや人気があるものは時間がかかる。
やっと来た時には待ちきれなくて買ってしまって、予約を取り消したり、待っている間にほかに面白い本が見つかって、後回しにすることもある。
ステイホームも長くなり、広い風景を見ないでいると、田舎の山道などを思い出して、懐かしい。
子供のころにしても、よくあんな森の家で退屈もしなかったものだと思うが、自然に囲まれた山の生活は懐かしい。
ふとした時に、風の音やサクサクと踏む落ち葉の音などを思い出す。
よしまたソローの森の生活に挑戦しようかななどと思うが、題名に惹かれるだけで、読み始めから面倒な本だったと、挫折感まで思い出してしまう。
代わりに、読みたいと思っていた「自然を感じるこころ 野田研一」があったと思いついた。
ついエンタメ本の陰になって読みはぐれてしまっていたが、(できるだけの)自粛生活も少し緩くなってきたら、小さな公園があるだけの住宅地が窮屈になって来た。
調べてみると近くの図書館にないので、在庫がある少し遠い図書館に気分転換がてら行ってみた。貸し出し用のメモを出すと、すぐに持ってきてくれた、さすが。まだ人は少なかった。
久しぶりに季節が変わった風景に出会い、新鮮な気分になった。
お馴染みの図書館だが駐車場や公園のまわりは、夏の花が咲いていた。
梔子、クチナシ、今年は初めて出会ったので香りを嗅いでみた。
この花の形は蓮座に似ている。バンカラの朴下駄の
音もする
春の花の夏バージョン。タンポポは旅立ち、満開だったクローバーの花も
少し枯れ始めている
アガパンサス
花火のように開いた薄い色が涼し気
満開のネズミモチ、一年中地味に立っているが
今だけは雪色に化粧をする
一階のお店で水分補給をした。