この頃思うんだけど、俳句って生け花に似てる?
生け花の基礎になる形が(私の流派では) タイ、ヨウ、ネジメという(文字は忘れてしまった)
タイは主になる花、ネジメは足元に活けて締め、ヨウは二つの間を繋いで、花全体を意図した形にする。
このヨウになる一本の花と、最初に生けた二本の花の周りを飾って散らばる小花を添えて生け花の大きな三角の領域を狭めたり広げたりする。
師事した先生はその頃はまだ独身の若い方だった
その先生の活けた花には、花器の上に広がる大きな風景が見えるようだった。
直してもらうと、ちょっとした角度の違いで見違えるように世界が広がった。
土曜日の夜は何かと予定もあったが余り休まずに続けたのはこの先生の才能を子供ながら感じていたからかもしれない。
これは天性その人に恵まれたもので、練習によって近づくことは出来るが本当の才能のきらめきはまた違ったものではないだろうか。
俳句は5・7・5の定型の中に季語が一つ入る。
残った二つの言葉の塊を探して繋いで季節にかかわる宇宙を造る。
一つの言葉の塊の中に名詞、助詞、助動詞が入り、主語、述語、接続語なども入る
無数にある言葉から選ぶ、言葉のこれらの要素がやはりその人の天性のきらめきによって俳句の宇宙になる。
句会に参加して、一文字で変わる俳句の世界を教えてもらっている
また楽しくて苦しい世界に足を踏み入れたかなという思いがする
こういった美しい材料から大きな心象風景をつくり出す、日本の文化は小さな点からの広がりを大切にはぐくんで今に伝えているように思う、才能は練習して恵まれると言うものではないが、続けていれば偶然にでもちょっと近づくことは出来るかもしれない。
★ 映画 閉ざされた森 2003年 DVD
好きな映画で面白かった。S・L・ジャクソン、トラボルタ、コニー・ニールセン等配役もいいし。最後がまた。ココだけは拍手。
軍事アクション。雨の場面は嫌い、汚い。
★ 映画 トーマス・クラウン・アフェア 1999年 DVD
ゴージャスなラブストーリーだな。それだけ。ピアーズ・ブロスナンはいいよそれなりに、でも相手が レネ・ルッソ(実は知らない人)で似合ってない、ミスキャストかも。ホント。トーマス・クラウンって設定が大富豪の科学者だよ、裏の顔っていうのがあるんならもっとスマートに楽しませて欲しい。一目ぼれで恋愛に現抜かしていいのかい。それも硬そうな噛みにくそうなボディーの女性に。絵描きさんのあのミステリアスな娘のほうがまし。面白いのは前作の焼き直し部分だけ。気楽に綺麗な絵を見たなという感じ。まぁ楽しかったけどひとこと。