空耳 soramimi

あの日どんな日 日記風時間旅行で misako

検索する?

2008-03-19 | 日日是好日

2008.03.17 京都精華町


これを読んで心当たりのある方はお一人なので、書かせてください。
書いておかないとこんなに喜んで愉快にさせてもらってそのまま忘れたら勿体無いのです。明日になればキット忘れます。だから諸般の事情には目をつぶって読んでください。

私のホームページに検索エンジン経由で来てくださる方が沢山いらっしゃいます
ありがとうございます。
そこで、よせばいいのに検索ワードをチラッと見てしまいます。
普通一番多いのは「~~の花」というものです。名前で検索できないのがとっても気になっているのですが季節や花が検索ワードになっています
また「空耳」とか「風」とか一度訪問してくださったり知り合いの方は、HPの名前で検索してこられます。先日、金城武という名前を一言書いたらその名前で何度もヒットしていました。コレには驚きました。

本題はこういうことではないのです。実はびっくりするような発想のワードがあります。どんな方なのかお会いしたいくらいです
ターゲットは私のHPではないのかもしれません、たまたまヒットしただけかもしれないのですが。
覚えているのは「みみみみみ」「耳風空風」「耳の空」、今日は「耳の中の写真」というのがありました、ほかにも沢山あったのですが忘れました。メモしておけばよかったです。
思い当たる方は、繰り返しますがそれぞれお一人のかたのようです。だから、こんなところに書いて失礼でしょうが、でも気にしないでください、コレをご覧になっている方ではないです。たぶん・・・。かも。
今日書く気になったのは「耳の中の写真」というのがとてもしゃれていて傑作だと思ったのです。普通 何語かで絞り込んでいって検索するのですが、それを言葉にしているところが好きです
とてもユニークで、面白い、情景も浮かんではきますが、耳の中にどんな写真があるのか、頭の中なら分かりますが耳の中なんて、入りにくいところに、、。
ホームページが「耳」なので、その中にアップしてある写真というとなんか分かりやすいけど。耳の中に写真があると思うほうがシュールでしょう?
余談ですが、HPの名前は「空耳風耳」といいます。それを「馬耳東風」といった方が居ました。コレはあの方なんですが(このことは知っている人は知りすぎている話なので)、びっくりした後、これがもう大うけで、この名前にしてもよかったなぁと思ったものです。一足遅かった。似て非なるというか意味深というか鈍感な私にはぴったりです。

タダこんな話だけなのですが。
これからも検索してお越しください。お待ちしています。傑作なワードを見つけたら又メモ代わりに書かせていただくかも。

唐突ですが、先日ツクシを摘みに行き今日のお昼は卵とじにして食べました
食べたのは上の写真のモデルさんではありませんけど。

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

たかがカバーされど・・・ 

2008-03-01 | 日日是好日


この題、何番煎じでもまぁいいか

最近買った本はみんな読んだので、積読の中から選んできた。これはカバーがとても気に入っていて、付いているしおりも綺麗なのですぐにわかる。
カバーは白く光るコーティングで汚れにくい、しおりは銀色で10センチまでメモリが入っていて少し厚目の金属のように見える紙製。
ほかの本屋さんでももう少しセンスのいい汚れにくいものを作ってほしい。前に貰ったのは紙の上に薄いポリのカバーがあって二枚セットになっていた、それが全くサイズが合わないので開くたびにずれて困った。それにいつも思うのだが折り目が大きすぎる。表紙にきちんと合ってないとどうも気持ちが悪いのではずして折り直さなくてはならない、本屋さんというのは余り忙しそうには見えない(見えないところで忙しかったらゴメンだけれど)、買った時にきちんと合わせて折ってくれたら気持ちがいいと思うが。本を読むような暇人は自分で折り、忙しい人はカバーはしないのかも。

そろそろ読んでみようかなという気分になった。別段急いで読まなくてもよかったのだが、久々に金城武が主演する映画の原作だという。ミーハーなので読まなくてはいけない。
「死神の精度」伊坂幸太郎 文春文庫 345ページ (解説まで)

一応短編集なのだがまだ三話目にさしかかったところだけれど、主人公の死神というのが生か死か、生かすべきか殺すべきかを判定する。彼は人間というものや、その環境がよく分かっていないので、目に映るものが新鮮で、不思議だらけなのである。この本ちょっとおもしろいかも。

「訊きたいんだが」と私は言った。
「何だよ、おっさん」阿久津は乱暴に言うが、昨日よりは親しさを見せた。
「藤田はどういう男なんだ?」
「馬鹿にしてんのか」
「俺の知っているやくざとは、印象が違う」
 阿久津はそこで意表を衝かれたかのように、はっとして、その後で顔を綻ばしそうになった。けれそすぐに顔を引き締め、「そりゃ、そうだ。藤田さんは珍しい。珍しいくらいに格好いい男なんだよ」と無理やりに作った不貞腐れた口調で答えた。

もし阿久津のように、ひそかに兄貴を褒められたいと思っているところに、不意に誰かに褒められたら、驚いてどんな顔をしたらいいか分からないだろう。褒められたいと思っていることでもそれは自分が基準なので比べるほどのことはないのであって、あからさまには言ってほしくないが、といっても誰かにちょっとでも認めてほしいということはある。だがそれは大げさに褒められるとくすぐったいくらいの些細なことの方が多い。実は死神は兄貴・親父がよく分からず実際の親をさすのではなく役職としての親だと解釈する
冷静に見ればたいしたことは無くて褒められるのはお門違いだというくらいなものだが自分の尺度としては褒めてもらってもいいかもしれないと思っている。
それがおおっぴらに褒められるともっと優れたものはたくさんあるし人前で褒められる基準には到底満たないということは分かっている。だから素直に礼がいえないということもある。褒められたらかえって表ざたにはしないでほしかったという思いの方が強くなることもある、そんな面倒くさい気持ちがここを読んでにやっとする。

随所に、何気なく見逃している日常茶飯の出来事が新鮮な角度から見ることが出来て面白い。

「でもよ、これ格好いいよな。ブラウン・シュガー」
「茶色の砂糖か?」喫茶店でそういう角砂糖なら見たことがある。
「この曲だよ。知らねえのかよ、あんた。藤田さんの好きな曲なんだけど、やっぱり趣味がいい」


「藤田さんは本当の任侠の人なんだよ」阿久津が自慢げに言った。
「にんきょう?」
「そんなのも知らねえのかよ」阿久津が優越感を覗かせた。「辞書引けって、辞書」
「どういう意味なんだ?」
「弱きを助け、強きをくじく」
「クジク?」足をくじく、という言葉なら知っている。
 阿久津は言ったそばから、照れ臭さと誇らしさのせいなのか顔を紅潮させた。

この、姿を変えられる死神というのが面白い 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする