空耳 soramimi

あの日どんな日 日記風時間旅行で misako

日常の

2007-07-17 | 山野草

br />
見慣れた日常の
見慣れたものたち
会話も 風景も 
こまごました品々まで
同じ夜明けと日暮れと犬の鳴き声と
子供たちの歓声も

見慣れない小さな嘘だけが
真実のかけらを見せているようで




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

考える人

2007-07-16 | 山野草




考える人の考える時間は
手のひらに顎を乗せて
指で三角を作って
頭を傾けて

考えない人の考えない時間は
いつもとれたての新鮮な時間

二つの時間を
少しずつ盛り合わせて
新しいレシピに入れれば
毎日おいしい料理が出てくるでしょう



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

空に

2007-07-14 | 山野草

 





小さな秘密を少しずつ置いてきた年月
いつかそれを拾い集め
空に消えるのだろう
私の中の羽衣伝説






コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨の日

2007-07-13 | その外のあれこれ





静かな雨の日には
ミロの画集を開いています

窓に流れる雨の跡をたどりながら
ミロが落書きをしたという
シュールな世界に落ちていきます





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

青い紫陽花

2007-07-12 | 山野草



心が無垢な青になったら
恥ずかしい言葉も
恥ずかしがらずに
言えるかもしれない




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

セキチク

2007-07-06 | 山野草







鮮やかな色の花も
豪華に開いた花も
根っこは土を抱いている
小さな種でも温かい土に抱かれて
いつかどこかで花になって咲き始める

人は生まれた時から小さな闇を抱いている
心の中に育っていく闇の種は密かに密かにささやいている
「いつ 花が咲くの」
「いつ 空を見るの」

「シーッ 誰にも言わないで」
「いつも願い続けているのだから・・」
風に乗って散ってしまうまで





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

矢車

2007-07-04 | 山野草







時をめくり 日をめくり 一年が過ぎる
瞬く間に生まれて消えていく光の重なりの
果ての果てで
ゆっくりと矢車草が回っている




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする