下北半島とのんびりオートバイ

下北半島をのんびりツーリングした記録。また、青森県内やその他の地区の旅の記録です。へたくそライダーの日記です。

脇ノ沢の寒干タラ

2009年02月07日 | 下北半島イベント・グルメ
下北半島の東の端っこ?(大間の下)脇野沢の特産をご紹介します。

 脇野沢は、タラの里として、以前は、栄えておりました。ここ十数年、突然たらが取れなくなり、稀少な高級品になってしまいました。
 年末ともなれば、ウチの店でも、一尾19800円~15000円と言うお値段になっておりました。
 と、ところが、今年は豊漁!年末のお値段も、5800円と以前の三分の一から半額という安さ!脇ノ沢のタラは、大間のマグロと同じで、あちこちのタラより身がしまって、たらこ・白子もおいしいと評判なのです。




そこで、豊漁のタラをさらに手を加えて価値を高めます。それが、この寒干しタラです。高価なタラをこうして下北半島の自然の日差しと風で、干します。浜風がタラにしみこんで行きます。以前、自分の家でも、たこを干してみましたが、全く味が違います。ただ干しただけでも、仕上がりが全く違います。
この、荒い風と日差しが、脇ノ沢の天然のタラの味を引き立ててくれます。


          


まるで、めざしのよう?な状態です。これは、1本が縮んだ状態で60cm以上あります。もちろん内蔵や白子などを取り除いて干しています。
ここのお宅では、今年、15年ぶりにつくった、ということでした。この寒干タラは、保存食としても貴重で、お土産にはもちろん、村の財産となっています。

今はまだ、半乾き状態ですが、包丁で切って、煮物にしたり、焼いて食べるとおいしいそうです。また、あと1-2ヶ月干して、カラカラにすると、長期保存食になります。このような時は、もはや包丁はやくにたたなくなり、なんと、のこぎりでカットして食べます。
そのままで、煮込んで、焼いて、煮しめに入れたり、で脇ノ沢の香りが楽しめます。
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