ここで、持参したお弁当を喰います。
同じくコロナ対策で奥薬研のセンターハウスも閉鎖!
帰りは、通り過ぎた下流の「山口鮮魚」さんのところへ。
これはひどい?なぜ、橋の床から、木が出ている?みたい。
大雨の土砂災害から3週間。
まだまだ復旧作業が続いています。
小回りの利くダックスで、小赤川地区へ向かってみました。ですが、木野部峠前で通行止め(関係車両以外)になっていました。もちろん、引き返します。
緊急車両なのか、一般の車なのかわかりませんが、通行している車両がけっこう、ありました。
引き返して、薬研へ行ってみようか、と計画変更!
途中、二枚橋小学校へよって、旧道を通ると、きれいな砂浜が目に入りました。
「行ってみるべし!」
ドラマのように、まっさらな砂浜をかけぬけるんだ~?(笑い)
と、ところが、・・・!
こ、これは、木材の荒廃?流木の墓場?
廃墟!さらに、驚くことに、これらは、ほとんどが「ヒバの木」!
高級木材の「ひば」が土砂とともに押し流され、海に到達して沖には流れず、この二枚橋の海岸に漂着?したらしいです。
この大木が折れずにそのまま流されてくるとは、自然災害の恐ろしさを感じました。
廃船も!
二枚橋海岸の数キロ、続いています。
「ひば」が一本!
木の皮は濁流に剥ぎ取られたのでしょうか?
海水に、砂の中に、地上に、いたるところに「ひばの木」が・・・。
近所のおばさんが、いろいろ話してくれました。
「こんなのは、初めてだ・・・」
「年寄りしかいないから、こんなの、片づけられん」
「今は、薪を使うストーブもなくなっているから、誰ももっていかない」
ふだんは、こんなきれいな砂浜がひろがっていたのに。
ここらは、ワカメや昆布もこの海岸でとれるのだそうです。
近所の方が昆布をひっかけていました。
せっかくの昆布やワカメもとることが厳しくなったそうです。
さらには、ウニがとれるのだそうです。いい時は、200万もとれたそう。今年は、この災害とそのあとの海水の高さでかなり厳しいとのこと。
たくさん写真をとったので、帰ろうとして、ダックスに乗り込むと、
またまた、近所のおじいさんが声をかけてくれました。
「こないだ、保険屋が来て、これはひどい、としゃべっていった」
「ここ、片づけるのに、5000万かかる、んだど」
「おめ、バイクさのって、写真撮ってだして、どっかの人(県とか市とかの職員)かど、思った」
「わかめも昆布もウニもだめ、死ぬしかね」
「ここだきゃ、誰もわかねェ」(メディアは風間浦村の土砂崩れ、大畑本村の浸水を取り上げているが、二枚橋はなし?)
海岸で暮らしているお年寄りの家は、現金収入の道が途絶えそうだということです。
災害で苦しむ方々を直接、お話を聞いて、のうのうとしている自分が恥ずかしくなってきました。
一刻も早い復旧を祈っております。また、元の生活に一日も早く戻れますように。