今日は、夕方6時から東通村の大利伝承館で「大利の能舞」が開催されました。
コロナの影響で発表会がここ2年中止になっていました。そこで、地区だけ、大利だけでの開催です(各地区ごとに開催)
下北の能舞は、平成元年に国の重要無形民俗文化財に指定された500年以上も続いている郷土芸能です。
恐山の修験者がその行法を基調としつつ、猿楽や曲舞などの中世の諸芸能を取り入れて、創り出されたといわれているそうです。(東通村商工会 ホームページより)
綺麗な伝承館。いつもは、ここでも「新そばまつり」が開催され、たくさんの人が訪れます。
が、その新そば祭りも中止に追い込まれていました。
そういう中で、夕方6時開始。お客さんは少ないですが、郷土の芸能を守っていこうとする若者たち、子どもたちもいます。大切にしたいですね。
「大利敬神団」の皆さん!
まずは、「鳥舞」(儀礼舞)。
踊りの解説は知識がないので、すみません、勉強します。
第二演目は「篭舞」(儀礼舞)。
第三演目は「三番叟」(儀礼舞)。(三波申吾舞)?
鹿橋のYouTubeをみると、「三番叟」となっており、こちらは「三波申吾」になっていましたが。
すみません、間違っていたら申し訳ありません。
なにやら怪人のよう?歌舞伎役者のような。そういえば、マンガの前田慶次に似てるような。
第四演目は「扇舞」(儀礼舞)。
これは、面白くて・・・?
なぜか、鬼が登場。そして、子どもを連れて行く?・・・まるで秋田のなまはげ!
泣いて、暴れまくる子供や両手を上げで「連れていけ~」と猛アピールする子供。(お菓子をもらえることを知っているのだ)
楽しいですよね。子供が泣いていても(笑い)。
以前は旧大利小学校(廃校)があった時代、学校でもこの舞いがあり、子どもが学校から家に逃げ出して、押し入れに隠れていたけど、この鬼が家まで襲来して子供を連れて行った、という逸話もあります。(笑い)
今だと、誘拐?で警察沙汰・・・(笑い)。※知人からの情報です。
第五演目は「信夫乃太郎」(武士舞)。
お花もガンガン、上がります。ステージにいっぱい。ちびっ子も参戦!(笑い)かわいい~!
第六演目は「巴御前」(武士舞)。
第七演目は最後。「鞍馬舞」(武士舞)。
これは、意外に迫力がありました。「戦い」が舞うように動きます。
この演目は、拍子方と舞手の呼吸があわないといけない(うまく演じられない)、なんだそうです。
息もぴったり!
そして、最後は「権現舞」。
※ここは、撮影できませんでした。お許しを。
ここまでで、午後6時から、なんと午後9時15分。終了は9時半から10時近く!
あなどってはいけません!郷土芸能「大利の能舞」!