ど「りー」→「りー」とんぷそん(リー・トンプソン)
80年代―日米で、、、ではなく、「日本でのみ」高支持を集めたハリウッド発の女優といえば、
ジェニファー・コネリー
ダイアン・レイン
フィービー・ケイツ
シンシア・ギブ
そして、リー・トンプソンか。
映画雑誌『ロードショー』『スクリーン』では、彼女たちが読者投票で上位を競っていた。
ちなみにトップテンの下位に居たのが、
モリー・リングウォルド
アリー・シーディ
ブルック・シールズ
あたり、だったかな。
90年代に入ると、アリッサ・ミラノやグロリア・イップが票を集める。
大人っぽさ・色っぽさより少女性を「ありがたがる」日本特有の傾向は、いまに始まったことではない―という証明になっているんじゃないか。
面白いのは90年代後半、演技派として開眼し米国でも評価されたのがジェニファーとダイアン。
結果的に日本は「見る目があった」ということになる。
単にロリコン的趣味が強い、、、だけじゃないんだよと。
リー・トンプソンは、そうはならなかった。
学園の女王やキュートなヒロインなどを演じるも、美人なのだけれど「やや」地味というか、そこが日本人好みだったのかもしれないが、なんとなく「惜しい!」感じがする。
けれども、80年代のキャリアはなかなかのもの。
3Dが話題になった『ジョーズ3』(83)で映画俳優デビューを果たし、
校庭に旧ソ連軍がやってくる好戦的な青春映画『若き勇者たち』(84)を経て、
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(85)では主人公マーティの母親ロレインを好演、
見学していたスペースシャトルが動き出してしまうトンデモ映画『スペースキャンプ』(86)、
そして、ジョージ・ルーカスの制作キャリアのなかで「唯一の失敗作」といっていい『ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀』(86)で健気にパンティを披露。
(その年のワーストに贈られる、ラズベリー賞を受賞している)
代表作を挙げろといわれれば、自分は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ではなく、87年の『恋しくて』に一票を投じる。
学園を舞台にしたラブストーリー、よくある話かもしれないけれど、
男友達を好きになったボーイッシュなメアリー・スチュアート・マスターソンが、そのことを彼に伝えられず、
彼が好きな学園の女王、つまりリー・トンプソンとのデートが成功するようにと、キスの練習役になる・・・という展開が切なくてね、好きな映画なのだ。
メアリー・スチュアートが儲け役、リーは損といえば損な役回りだが、好演していたと思う。
繰り返すが、ちょっと地味だけれど。
一時期は俳優のデニス・クエイドと交際、その後、『恋しくて』で監督を務めたハワード・ドイッチと結婚する。
出演作のほとんどが日本に上陸しないため、「引退した?」などと思ってしまうが、いやいや現役で頑張っている。
2012年、イーストウッドによる『J・エドガー』で久し振りにリーを見た日本の映画ファンも多かったことだろう。
相変わらず麗しく、そして、地味だった。
※なぜかべリンダ・カーライルと歌っているリーちゃん。
あすのしりとりは・・・
りーとんぷ「そん」→「そん」ぐふぉーゆーえすえー。
…………………………………………
本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
前ブログのコラムを完全保存『macky’s hole』
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『シネマしりとり「薀蓄篇」(52)』
80年代―日米で、、、ではなく、「日本でのみ」高支持を集めたハリウッド発の女優といえば、
ジェニファー・コネリー
ダイアン・レイン
フィービー・ケイツ
シンシア・ギブ
そして、リー・トンプソンか。
映画雑誌『ロードショー』『スクリーン』では、彼女たちが読者投票で上位を競っていた。
ちなみにトップテンの下位に居たのが、
モリー・リングウォルド
アリー・シーディ
ブルック・シールズ
あたり、だったかな。
90年代に入ると、アリッサ・ミラノやグロリア・イップが票を集める。
大人っぽさ・色っぽさより少女性を「ありがたがる」日本特有の傾向は、いまに始まったことではない―という証明になっているんじゃないか。
面白いのは90年代後半、演技派として開眼し米国でも評価されたのがジェニファーとダイアン。
結果的に日本は「見る目があった」ということになる。
単にロリコン的趣味が強い、、、だけじゃないんだよと。
リー・トンプソンは、そうはならなかった。
学園の女王やキュートなヒロインなどを演じるも、美人なのだけれど「やや」地味というか、そこが日本人好みだったのかもしれないが、なんとなく「惜しい!」感じがする。
けれども、80年代のキャリアはなかなかのもの。
3Dが話題になった『ジョーズ3』(83)で映画俳優デビューを果たし、
校庭に旧ソ連軍がやってくる好戦的な青春映画『若き勇者たち』(84)を経て、
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(85)では主人公マーティの母親ロレインを好演、
見学していたスペースシャトルが動き出してしまうトンデモ映画『スペースキャンプ』(86)、
そして、ジョージ・ルーカスの制作キャリアのなかで「唯一の失敗作」といっていい『ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀』(86)で健気にパンティを披露。
(その年のワーストに贈られる、ラズベリー賞を受賞している)
代表作を挙げろといわれれば、自分は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ではなく、87年の『恋しくて』に一票を投じる。
学園を舞台にしたラブストーリー、よくある話かもしれないけれど、
男友達を好きになったボーイッシュなメアリー・スチュアート・マスターソンが、そのことを彼に伝えられず、
彼が好きな学園の女王、つまりリー・トンプソンとのデートが成功するようにと、キスの練習役になる・・・という展開が切なくてね、好きな映画なのだ。
メアリー・スチュアートが儲け役、リーは損といえば損な役回りだが、好演していたと思う。
繰り返すが、ちょっと地味だけれど。
一時期は俳優のデニス・クエイドと交際、その後、『恋しくて』で監督を務めたハワード・ドイッチと結婚する。
出演作のほとんどが日本に上陸しないため、「引退した?」などと思ってしまうが、いやいや現役で頑張っている。
2012年、イーストウッドによる『J・エドガー』で久し振りにリーを見た日本の映画ファンも多かったことだろう。
相変わらず麗しく、そして、地味だった。
※なぜかべリンダ・カーライルと歌っているリーちゃん。
あすのしりとりは・・・
りーとんぷ「そん」→「そん」ぐふぉーゆーえすえー。
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