「ほぼ坊主」のクセしてシャンプーを使っているといったら、「そこそこ長髪」なのに石鹸で頭を洗っているという年上の男から「君は、間違っている」と批判をされた。
「ずっとそうなのか?」
「ずっとそうですよ。小さいころは石鹸だったかもしれませんけれど。夏はSEABREEZE、ほかの季節は植物物語。ついでにいうと、アンダーヘアもシャンプー使います」
「信じられん、ムダなことだよ、ムダ!」
「かもしれないですけれど、それで本人の気分がいいんですから」
「気分がいいのか?」
「まぁ悪くはないです」
「信じられん!!」
「つまり“坊主のクセに!”ってことなんでしょうけど、自分からすれば、長髪なのに、どうして石鹸なのかなって」
「小さいころから、だからだ」
「泡立てたりするの、面倒じゃないですか」
「考えたこともない。汗が流れれば、べつにお湯だけでもいいと思っている」
「じゃあ、それこそ坊主にすればいいんじゃないですか」
「ダメだ、頭の形が悪いんだ。きみとちがって」
「そうですかね、似合いそうだけど」
「それに、昔ほどじゃないのだろうが、悪く思うなよ、坊主の印象が、、、」
「印象が?」
「社会的に、ちょっとね」
「・・・(苦笑)そうでしょうか」
「少し前だって、アイドルがスキャンダルの禊として坊主になったじゃないか」
「(笑う)まぁ、あれはあれで、可愛かったですけれどね」
どっちもヘンだ―というだけの話かな。
坊主を続けて、約10年。
茶髪にしたりツーブロックにしたりモヒカンにしたりしたが、20代後半のころに「あ、自分、結局、坊主がいちばん似合うかも」と気づいた。
以来、「死ぬまで坊主」とこころに決めた。
女子にも評判いいからね、触り心地がいいのか、よく「撫でたがる」し、こっちは「撫でられたい」し、両者の思いが一致してハッピーじゃないかと。
ただ髪で遊ぶことが出来ないのは、面白味に欠けるかもしれない。
ヘアバンドする機会はなく、
バンダナも・・・まぁ巻けないということはないが、あまり意味がないし、
男でも髪を後ろで束ねるひとも居るし、
そういうことに無縁だからねぇ。
そんな坊主男子が好きな、女子の髪っていうと。
やはり黒髪がいい。
ストレート、あるいはツインテール。
前髪ぱっつん・・・って、かしゆかのことだが、
ショートよりロングのほうがいいなぁと思うのは、自分が坊主だからなのだろう、きっと。
ところで周りの女子で、リボンやらシュシュやらをつけている子が居ない。
とくにリボンなんか浮かないようにするには難しそうだが、自分が女子だったとしたら、いちどはつけてみたい。
同性にいろいろ反感買っている辻希美のリボンは悪くないと思う、
けれども理想は、『魔女宅』キキの赤いリボンかな。
キキのリボンは自己主張が強いが、あれがないと魅力が半減すると思うんだ。
そういう意味で、キャラクターデザインは満点だろう。
そういえば秋元康の創るAKBの曲は、『ポニーテールとシュシュ』であったり『Everyday、カチューシャ』であったり、髪にちなんだものがいくつかあるが、
秋元さんの才能は疑いようがないものの、いかにもチューネンの男が幻想を抱きそうな、まぁそこには自分も含まれるのだが、ちょっとイヤらしいよね。
※トップ画像は、短編集『愛の夢とか』で谷崎潤一郎賞を受賞した川上未映子によるファッション論『りぼんにお願い』。
動画は、りぼんにちなみ、アイドルグループ『ribbon』のヒット曲を。
永作ちゃん、やっぱり輝きがちがうね。
…………………………………………
本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
前ブログのコラムを完全保存『macky’s hole』
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『シネマしりとり「薀蓄篇」(51)』
「ずっとそうなのか?」
「ずっとそうですよ。小さいころは石鹸だったかもしれませんけれど。夏はSEABREEZE、ほかの季節は植物物語。ついでにいうと、アンダーヘアもシャンプー使います」
「信じられん、ムダなことだよ、ムダ!」
「かもしれないですけれど、それで本人の気分がいいんですから」
「気分がいいのか?」
「まぁ悪くはないです」
「信じられん!!」
「つまり“坊主のクセに!”ってことなんでしょうけど、自分からすれば、長髪なのに、どうして石鹸なのかなって」
「小さいころから、だからだ」
「泡立てたりするの、面倒じゃないですか」
「考えたこともない。汗が流れれば、べつにお湯だけでもいいと思っている」
「じゃあ、それこそ坊主にすればいいんじゃないですか」
「ダメだ、頭の形が悪いんだ。きみとちがって」
「そうですかね、似合いそうだけど」
「それに、昔ほどじゃないのだろうが、悪く思うなよ、坊主の印象が、、、」
「印象が?」
「社会的に、ちょっとね」
「・・・(苦笑)そうでしょうか」
「少し前だって、アイドルがスキャンダルの禊として坊主になったじゃないか」
「(笑う)まぁ、あれはあれで、可愛かったですけれどね」
どっちもヘンだ―というだけの話かな。
坊主を続けて、約10年。
茶髪にしたりツーブロックにしたりモヒカンにしたりしたが、20代後半のころに「あ、自分、結局、坊主がいちばん似合うかも」と気づいた。
以来、「死ぬまで坊主」とこころに決めた。
女子にも評判いいからね、触り心地がいいのか、よく「撫でたがる」し、こっちは「撫でられたい」し、両者の思いが一致してハッピーじゃないかと。
ただ髪で遊ぶことが出来ないのは、面白味に欠けるかもしれない。
ヘアバンドする機会はなく、
バンダナも・・・まぁ巻けないということはないが、あまり意味がないし、
男でも髪を後ろで束ねるひとも居るし、
そういうことに無縁だからねぇ。
そんな坊主男子が好きな、女子の髪っていうと。
やはり黒髪がいい。
ストレート、あるいはツインテール。
前髪ぱっつん・・・って、かしゆかのことだが、
ショートよりロングのほうがいいなぁと思うのは、自分が坊主だからなのだろう、きっと。
ところで周りの女子で、リボンやらシュシュやらをつけている子が居ない。
とくにリボンなんか浮かないようにするには難しそうだが、自分が女子だったとしたら、いちどはつけてみたい。
同性にいろいろ反感買っている辻希美のリボンは悪くないと思う、
けれども理想は、『魔女宅』キキの赤いリボンかな。
キキのリボンは自己主張が強いが、あれがないと魅力が半減すると思うんだ。
そういう意味で、キャラクターデザインは満点だろう。
そういえば秋元康の創るAKBの曲は、『ポニーテールとシュシュ』であったり『Everyday、カチューシャ』であったり、髪にちなんだものがいくつかあるが、
秋元さんの才能は疑いようがないものの、いかにもチューネンの男が幻想を抱きそうな、まぁそこには自分も含まれるのだが、ちょっとイヤらしいよね。
※トップ画像は、短編集『愛の夢とか』で谷崎潤一郎賞を受賞した川上未映子によるファッション論『りぼんにお願い』。
動画は、りぼんにちなみ、アイドルグループ『ribbon』のヒット曲を。
永作ちゃん、やっぱり輝きがちがうね。
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明日のコラムは・・・
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