Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

黄金週間10傑シリーズ:(10)映画の耳

2016-05-08 00:10:00 | コラム
マイク・タイソンは、ホリーフィールドの耳を噛んだ。
桜庭和志は、試合中に耳が千切れ(!)た。

そして唐突だが、エッチにおける「耳の愛撫」って意外と効力を発揮する。

・・・そんな、耳という部位は奇妙である。

まず、そのフォルムが面白いし。

うんちのことを「クソ」という若い女子は「ほとんど居ない」のに、耳クソは「耳クソ」っていってしまうところも面白いし。


自分は柔道ベースの似非格闘家を自称しているが、いわゆる柔道耳(カリフラワー状態)ではない。

寝技が得意なのにね。

あれの原因としては、「畳やマットに擦れる→傷が出来て雑菌にやられる」ため―という説が有力らしいが、ほんとうのところは分からない。

福耳と評されることが多いのだけれど、そんなことよりも、異様なほどの柔道耳を作って「すごいね!」といわれたかった。
しかし、いわれたいからってイマサラ「耳を畳に擦りつけてみる」のも違うなぁ、、、と思って。


そんなわけで黄金週間の特別企画、最終回は「映画における、印象的な耳」の10傑でいってみたい。

このテーマはじつは、過去にも取り上げたことがあった。

首位だけは不動、あとはけっこう変動している・・・ということは、1位の映画は「そーとー」なインパクトがあったんだと思う。


(1)『レザボア・ドッグス』(92)

ミスター・ブラウンによる、耳切りダンス。



(2)『ガンモ』(97…トップ画像)

ハーモニー・コリンを有名にした前衛映画だが、一部では「壊せば新しいってものではない」という批判も聞かれた。

自分は、好きだったけど。

(3)『ブルーベルベッド』(86)

草むらに落ちていた耳は、向こう側の世界への入り口だった。

(4)『ツイン・ピークス:ローラ・パーマー最期の7日間』(92)

リンチの映画を連続で。



こちらはリンチ自身が演じた、耳の遠いFBI上司。

(5)『フィールド・オブ・ドリームス』(89)

天からの? 声なのに、耳をすまさなければ聞こえないくらいのボリュームだった。

(6)『善き人のためのソナタ』(2006)

監視・盗聴の任務に就く国家保安省の主人公。



盗聴を扱った映画には傑作が多いが、その代表として本作を選出。

(7)『フェイス/オフ』(97)

激しい銃撃戦。

その銃声を聞かせないため、子どもに音楽を聞かせる。

流れている曲は・・・




(8)『インファナル・アフェア』(2002)

モールス信号を解読し、犯人を追い詰めようとする刑事。

このシーンこそ、本作のハイライトだろう。

(9)『バートン・フィンク』(91)

隣人の笑い声? が気になって、原稿が書けない劇作家。

しまいには、壁を耳につけ・・・。

(10)『ザ・トライブ』(2014)

出演者全員が聴覚障害者という、かなり攻めているウクライナ産の傑作映画。



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明日のコラムは・・・

『俳優別10傑 海外「さ行」篇(2)』
コメント (2)
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