あんまり、というか、ぜんぜん興味がなかったのだが、第4回のAKB総選挙を会場で見ている。
取材ね、取材。
まぁ興味ないとはいっても、ミニスカ女子がワンサカ居るものだから、それはそれで楽しめたよ。
興味がなかったのは、順位。
いやそれ以上に、彼女らのコメントであった。
いっちゃ悪いが所詮は子どもなわけで、大抵の子は涙しながら感謝のことばを発するだけであり、ハッとするような発言は皆無に等しく。
べつに茶化すつもりはないが。
6月の新潟で行われる今年の総選挙も大きな話題になるだろうし、実際にホテルは予約で埋まっているらしいし、大変な経済効果だし、立候補した子たちは本気で青春しているのだろうし。
(開催当日に、ひとりで勝手に総選挙を「でっち上げている」芸人・有吉の『太田プロ総選挙』も、ネット記事になるだろうから注目してみてね)
自分の希望をいえば、フレッシュレモンちゃん市川美織(トップ画像)が、もうちょっと上位に来てほしいなと。
・・・って、順位気になっているじゃんか!!
(彼女が今年、立候補したのかどうかも知らんのだが)
映画と選挙といえば、まず想起するのは映画史に燦然と輝く『市民ケーン』(41)。
じつは映画を学ぶひと以外の鑑賞割合が「異常に少ない」といわれている作品だが、知事選を戦う主人公が描かれる中盤の緊迫感とか、並のサスペンスを超えていて、やっぱりすごいと思わせてくれる。
オリバー・ストーンの映画としては地味だが、ハートにずっしりとくるのが『ニクソン』(95)。
ケネディとニクソンの選挙演説シーンは迫真性があり、見応え充分。
変り種としては、脚本家のジェームズ三木が映画監督に初挑戦した『善人の条件』(89)。
市長選に立候補した主人公(津川雅彦)は「クリーンな選挙活動」を目標に掲げるも、様々な障壁にぶつかり迷走、やがて崩壊していくさまをブラックユーモアたっぷりに描く。
あまり話題にはならなかったものの、現代日本を皮肉っていて自分は好きだった。
さて。
そんな自分の、公的な選挙初体験は、23歳の秋だったと記憶する。
それ以前の3年間は、完全なる非国民だったわけだ。
実際、当時は市税も納めていなかったし、保険にも加入していなかった。
免許もないから「ちゃんとした」身分証も持っておらず、それでも問題なかったのは、ガキンチョだったからだろうか。
選挙に関して、イイワケが通用するのであれば。
当時住んでいたアパートは町田市と多摩市の境目であり、50m歩くと多摩市だった。
最寄り駅の住所は多摩市で、市民プールは多摩市のを利用。
選挙の投票所も、多摩市のほうが近かったんだ。
町田市のは、というと・・・
徒歩で向かうと、オーバーではなく60分以上を要した。
坂を下って多摩丘陵病院を過ぎ、うねうねした道を通って、川を渡り、日大三高へとつづく「阿呆みたいに長い」坂を上り、
下り、そうして漸く投票所に辿り着く。
投票券に記された地図を見た途端に、行く気力が失せるというね。
まぁそれも、結局はイイワケである。
きっかけはなんだったのか覚えていない。
こころのどこかで「行かなきゃまずいだろう」みたいなことを思っていたのだと思う。
政治に関してアアダコウダいうほうではないが、いやいや文化や教育に関しては一家言を持っているほうだし。
文化や教育の先にあるものが、政治じゃないかと。
で、当時の愛車であったマウンテンバイクで投票所に向かった。
質のいいチャリのはずだったが、それでも日大三高の坂は厳しかった。
投票所に着いたころには、汗びっしょり。
で、みんないうことだが、選挙そのものは1分未満で終わり「こんなものか…」と。
しかしそれ以降、規模に関係なく投票するようになった。
オトナとしては当たり前のことなんだけれど、いちどクリアすれば「あとは習慣化していく」という点で、日常の様々なことと同じなんだなぁ、、、と。
だから投票率を見て、50%にも満たないことが「けっこう、ある」ことに驚き、投票しないことを決めたひとたちは、政治に幻滅してそう決めたのか、あるいは習慣化されていないだけなのか、どっちなのだろう・・・などと思う。
現在、自分は投票日に予定が入っていないとしても、不在者投票をすることに決めている。
前日に書いたような「出口調査嬢とのかかわり」がなくなってしまうけれど、なんというか特別感があるので。
そんな、妙な考えであったとしても、投票券をムダにしていないだけマシかな、、、とは思うんだ。
おわり。
※AKBでは、このあたりの曲が好きだったな
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『デートといえば、焼肉っしょ?』
取材ね、取材。
まぁ興味ないとはいっても、ミニスカ女子がワンサカ居るものだから、それはそれで楽しめたよ。
興味がなかったのは、順位。
いやそれ以上に、彼女らのコメントであった。
いっちゃ悪いが所詮は子どもなわけで、大抵の子は涙しながら感謝のことばを発するだけであり、ハッとするような発言は皆無に等しく。
べつに茶化すつもりはないが。
6月の新潟で行われる今年の総選挙も大きな話題になるだろうし、実際にホテルは予約で埋まっているらしいし、大変な経済効果だし、立候補した子たちは本気で青春しているのだろうし。
(開催当日に、ひとりで勝手に総選挙を「でっち上げている」芸人・有吉の『太田プロ総選挙』も、ネット記事になるだろうから注目してみてね)
自分の希望をいえば、フレッシュレモンちゃん市川美織(トップ画像)が、もうちょっと上位に来てほしいなと。
・・・って、順位気になっているじゃんか!!
(彼女が今年、立候補したのかどうかも知らんのだが)
映画と選挙といえば、まず想起するのは映画史に燦然と輝く『市民ケーン』(41)。
じつは映画を学ぶひと以外の鑑賞割合が「異常に少ない」といわれている作品だが、知事選を戦う主人公が描かれる中盤の緊迫感とか、並のサスペンスを超えていて、やっぱりすごいと思わせてくれる。
オリバー・ストーンの映画としては地味だが、ハートにずっしりとくるのが『ニクソン』(95)。
ケネディとニクソンの選挙演説シーンは迫真性があり、見応え充分。
変り種としては、脚本家のジェームズ三木が映画監督に初挑戦した『善人の条件』(89)。
市長選に立候補した主人公(津川雅彦)は「クリーンな選挙活動」を目標に掲げるも、様々な障壁にぶつかり迷走、やがて崩壊していくさまをブラックユーモアたっぷりに描く。
あまり話題にはならなかったものの、現代日本を皮肉っていて自分は好きだった。
さて。
そんな自分の、公的な選挙初体験は、23歳の秋だったと記憶する。
それ以前の3年間は、完全なる非国民だったわけだ。
実際、当時は市税も納めていなかったし、保険にも加入していなかった。
免許もないから「ちゃんとした」身分証も持っておらず、それでも問題なかったのは、ガキンチョだったからだろうか。
選挙に関して、イイワケが通用するのであれば。
当時住んでいたアパートは町田市と多摩市の境目であり、50m歩くと多摩市だった。
最寄り駅の住所は多摩市で、市民プールは多摩市のを利用。
選挙の投票所も、多摩市のほうが近かったんだ。
町田市のは、というと・・・
徒歩で向かうと、オーバーではなく60分以上を要した。
坂を下って多摩丘陵病院を過ぎ、うねうねした道を通って、川を渡り、日大三高へとつづく「阿呆みたいに長い」坂を上り、
下り、そうして漸く投票所に辿り着く。
投票券に記された地図を見た途端に、行く気力が失せるというね。
まぁそれも、結局はイイワケである。
きっかけはなんだったのか覚えていない。
こころのどこかで「行かなきゃまずいだろう」みたいなことを思っていたのだと思う。
政治に関してアアダコウダいうほうではないが、いやいや文化や教育に関しては一家言を持っているほうだし。
文化や教育の先にあるものが、政治じゃないかと。
で、当時の愛車であったマウンテンバイクで投票所に向かった。
質のいいチャリのはずだったが、それでも日大三高の坂は厳しかった。
投票所に着いたころには、汗びっしょり。
で、みんないうことだが、選挙そのものは1分未満で終わり「こんなものか…」と。
しかしそれ以降、規模に関係なく投票するようになった。
オトナとしては当たり前のことなんだけれど、いちどクリアすれば「あとは習慣化していく」という点で、日常の様々なことと同じなんだなぁ、、、と。
だから投票率を見て、50%にも満たないことが「けっこう、ある」ことに驚き、投票しないことを決めたひとたちは、政治に幻滅してそう決めたのか、あるいは習慣化されていないだけなのか、どっちなのだろう・・・などと思う。
現在、自分は投票日に予定が入っていないとしても、不在者投票をすることに決めている。
前日に書いたような「出口調査嬢とのかかわり」がなくなってしまうけれど、なんというか特別感があるので。
そんな、妙な考えであったとしても、投票券をムダにしていないだけマシかな、、、とは思うんだ。
おわり。
※AKBでは、このあたりの曲が好きだったな
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『デートといえば、焼肉っしょ?』