~トム・クルーズのキャリア10傑~
80年代に青春を送ってきた映画小僧にとって、スピルバーグとトム・クルーズというビッグネームは、好き嫌いを抜きにして、ハリウッドの象徴というか、ひじょうに重要な存在でありつづけている。
21世紀に映画の魔力に取り憑かれた若い映画好きは、スピちゃんトムちゃんの名前を聞いたところで「お!」と思わないんだよね。
そのことにうろたえることもあるけれど、時代の波なんだからしょうがない、
ただふたりとも、前世紀(全盛期)に比べれば影響力は落ちているにも関わらず、現在でもスマッシュヒットを記録することもあるし、たいしたものだ!! と感心する。
トムちゃんは現在53歳、
彼よりもすばしっこく動ける若手は沢山居るのに、それでもスパイ映画の主人公を身体を張って演じつづけている。
昔は、そんなに好きな俳優ではなかった。
・・・が、ハンサムにはハンサムなりのナヤミゴトがあって。
汚れ役や難役への積極的な挑戦は、ハンサムキャラからなんとか脱皮してやろうという格闘の表れだったんだろう。
たぶん、実生活でもいいヤツなんだろうな・・・と思うようになって、彼の新作であれば可能なかぎりスクリーンで観ておこう―そう思えるようになった。
(1)『ザ・エージェント』(96…トップ画像)
・・・と、ナンダカンダいってみたが、彼の最大の魅力は、やっぱり爽やかな笑顔なのではないか。
(2)『マグノリア』(99)
実父を前にしての泣きの演技。
俳優として、ここに賭けていたんだろうなと思う。
(3)『レインマン』(88)
最後の最後で、やっとサングラスを外してレイモンドを見るチャーリー。
この映画は、ダスティン・ホフマンではなく、トムちゃんを褒めるべきだろう。
(4)『アイズ ワイド シャット』(99)
思慮の浅い旦那を好演。
ニコールばかり褒められたが、トムちゃんも悪くなかったよ。
(5)『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(94)
ブラッド・ピットが霞んでいた。
(6)『7月4日に生まれて』(89)
初めての汚れ役。
ロン・コービックの名や、独立記念日を知った―という自分のような映画好きは多かったはずで、スターがこういうキャラクターを演じる効果って計り知れないものがある。
(7)『宇宙戦争』(2005)
スピちゃんトムちゃんのコンビによるビッグバジェット・・・のはずなのに、この不気味で、後味の悪い感じ。
多くの映画ファンには不評であったが、自分のようなヒネクレモノは喜んだはず。
(8)『ハスラー2』(86)
ポール・ニューマンの引き立て役に徹した。
(9)『卒業白書』(83)
バカな青春モノだが、光るものはある。
レベッカ・デモーネイが最も美しかったころの出演作で、トムちゃんも彼女の魅力にやられて、撮影後、交際にまで発展した。
(10)『カクテル』(88)
日本では同時期に公開されたので、『レインマン』と同じ日に鑑賞。
改めて観返してみると、けっこう綻びが散見される・・・ものの、得意の笑顔で相殺されている。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『サクサクなのに、20分超』
80年代に青春を送ってきた映画小僧にとって、スピルバーグとトム・クルーズというビッグネームは、好き嫌いを抜きにして、ハリウッドの象徴というか、ひじょうに重要な存在でありつづけている。
21世紀に映画の魔力に取り憑かれた若い映画好きは、スピちゃんトムちゃんの名前を聞いたところで「お!」と思わないんだよね。
そのことにうろたえることもあるけれど、時代の波なんだからしょうがない、
ただふたりとも、前世紀(全盛期)に比べれば影響力は落ちているにも関わらず、現在でもスマッシュヒットを記録することもあるし、たいしたものだ!! と感心する。
トムちゃんは現在53歳、
彼よりもすばしっこく動ける若手は沢山居るのに、それでもスパイ映画の主人公を身体を張って演じつづけている。
昔は、そんなに好きな俳優ではなかった。
・・・が、ハンサムにはハンサムなりのナヤミゴトがあって。
汚れ役や難役への積極的な挑戦は、ハンサムキャラからなんとか脱皮してやろうという格闘の表れだったんだろう。
たぶん、実生活でもいいヤツなんだろうな・・・と思うようになって、彼の新作であれば可能なかぎりスクリーンで観ておこう―そう思えるようになった。
(1)『ザ・エージェント』(96…トップ画像)
・・・と、ナンダカンダいってみたが、彼の最大の魅力は、やっぱり爽やかな笑顔なのではないか。
(2)『マグノリア』(99)
実父を前にしての泣きの演技。
俳優として、ここに賭けていたんだろうなと思う。
(3)『レインマン』(88)
最後の最後で、やっとサングラスを外してレイモンドを見るチャーリー。
この映画は、ダスティン・ホフマンではなく、トムちゃんを褒めるべきだろう。
(4)『アイズ ワイド シャット』(99)
思慮の浅い旦那を好演。
ニコールばかり褒められたが、トムちゃんも悪くなかったよ。
(5)『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(94)
ブラッド・ピットが霞んでいた。
(6)『7月4日に生まれて』(89)
初めての汚れ役。
ロン・コービックの名や、独立記念日を知った―という自分のような映画好きは多かったはずで、スターがこういうキャラクターを演じる効果って計り知れないものがある。
(7)『宇宙戦争』(2005)
スピちゃんトムちゃんのコンビによるビッグバジェット・・・のはずなのに、この不気味で、後味の悪い感じ。
多くの映画ファンには不評であったが、自分のようなヒネクレモノは喜んだはず。
(8)『ハスラー2』(86)
ポール・ニューマンの引き立て役に徹した。
(9)『卒業白書』(83)
バカな青春モノだが、光るものはある。
レベッカ・デモーネイが最も美しかったころの出演作で、トムちゃんも彼女の魅力にやられて、撮影後、交際にまで発展した。
(10)『カクテル』(88)
日本では同時期に公開されたので、『レインマン』と同じ日に鑑賞。
改めて観返してみると、けっこう綻びが散見される・・・ものの、得意の笑顔で相殺されている。
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明日のコラムは・・・
『サクサクなのに、20分超』