先日のフィギュアスケート、紀平ちゃんと宇野くんの逆転優勝には元気をもらった。
映画小僧・格闘技マニアの前に? 美少女好きであるからして、とくに紀平ちゃんの活躍はうれしい。
たぶん美人度でいったら長野五輪で注目されたエレーナ・リアシェンコか、
最近振るわないが頑張っている真凛ちゃんのほうが上だと思う、アスリートを美醜で語るなという声があることを知ったうえで敢えて書くが。
ただ、なんというのだろう、紀平ちゃんはこのふたりにはない茶目っ気みたいなものを宿していて、なんか見入っちゃうんだよね。
それはともかくとして映画小僧ゆえ元気を出したかったら元気が出る映画でも観ればいい、沢山知っているでしょう、、、なんてイヤミな書き込みをされたことがあって。
そう、そのときのコラムもスポーツを観て元気もらった♪ みたいな内容だったんだ。
ツッコミのとおりなのだが、映画でもらう元気とスポーツでもらう元気―結果としては同じだが、元気が生じる過程には若干のちがいがあるような気がするのだよね。
スポーツのほうが、「より」ストレートに迫ってくるものがある、、、ということかな。
では、自分のような映画小僧はどんな映画から元気をもらうのか。
以下が、その10本。
生涯のベストと似て非なるもの、、、であることは分かってもらえるかしら。。。
『タクシードライバー』(76)
簡単にいえば暗くて情緒不安定で思い込みの激しい若者がこじらせにこじらせる物語なのだが、それでも、いやだからこそ元気をもらえる。
これ1本を挙げただけで「スポーツでもらう元気とのちがい」が、はっきりと分かってもらえるのではないか。
『ラプソディー・イン・ブルー ファンタジア2000』(2000)
みんな、そういうものなのだよ・・・やさしい描線で、そう語りかけてくれる。
『キャリー』(76)
べつに奇をてらっているわけじゃあない、灰のような高校生時代、自分はこのホラー映画に救われた。
俺をイジメたやつ、みんな死んでしまえ! 実際にそう思ってた。
『メジャーリーグ』(89)
そんな暗いヤツでも、「ポンコツ集団がみんなで力をあわせて」的な物語も好きだ。
とくにこの映画の、それぞれのポンコツ描写は神がかっている。
カーブを打てない理由を神様のせいにしたり、足はめっぽう速いのに打つとフライばかりとかね。
『用心棒』(61)
「斬られりゃ、痛ぇぞ」
才能のある監督がひたすら楽しんで撮ったんだ、その感じが観るものにまで伝わってくる。
『奇蹟』(89)
「―お前ら、ずっと悪いことばかりしてきたじゃないか。いちどくらい、ひとのためになりたいとは思わないか?」
成龍が映画でやりたかったことのすべては、これを観れば分かる。
『赤ちゃん泥棒』(87)
不妊で悩む婦人警官も、ひとを殺したくないから実弾をこめずにスーパーを襲う強盗も、みんな生きているんだ。
『ワンダとダイヤと優しい奴ら』(88)
奇人変人、大集合。
悩んでいることがあったとしても、どうでもよくなってしまう痛快さがある。
『魔女の宅急便』(89)
映画小僧にも元気を与える、魔女キキのけなげさ。
そーとーなもんだと思う。
『ワイルド・アット・ハート』(90)
いっぱいひとが死ぬし、血がスクリーンを覆うが、それでも最後は「愛だよ、愛。」。
デヴィッド・リンチの詩心に、打たれたぜ。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『がっつき屋さん』
映画小僧・格闘技マニアの前に? 美少女好きであるからして、とくに紀平ちゃんの活躍はうれしい。
たぶん美人度でいったら長野五輪で注目されたエレーナ・リアシェンコか、
最近振るわないが頑張っている真凛ちゃんのほうが上だと思う、アスリートを美醜で語るなという声があることを知ったうえで敢えて書くが。
ただ、なんというのだろう、紀平ちゃんはこのふたりにはない茶目っ気みたいなものを宿していて、なんか見入っちゃうんだよね。
それはともかくとして映画小僧ゆえ元気を出したかったら元気が出る映画でも観ればいい、沢山知っているでしょう、、、なんてイヤミな書き込みをされたことがあって。
そう、そのときのコラムもスポーツを観て元気もらった♪ みたいな内容だったんだ。
ツッコミのとおりなのだが、映画でもらう元気とスポーツでもらう元気―結果としては同じだが、元気が生じる過程には若干のちがいがあるような気がするのだよね。
スポーツのほうが、「より」ストレートに迫ってくるものがある、、、ということかな。
では、自分のような映画小僧はどんな映画から元気をもらうのか。
以下が、その10本。
生涯のベストと似て非なるもの、、、であることは分かってもらえるかしら。。。
『タクシードライバー』(76)
簡単にいえば暗くて情緒不安定で思い込みの激しい若者がこじらせにこじらせる物語なのだが、それでも、いやだからこそ元気をもらえる。
これ1本を挙げただけで「スポーツでもらう元気とのちがい」が、はっきりと分かってもらえるのではないか。
『ラプソディー・イン・ブルー ファンタジア2000』(2000)
みんな、そういうものなのだよ・・・やさしい描線で、そう語りかけてくれる。
『キャリー』(76)
べつに奇をてらっているわけじゃあない、灰のような高校生時代、自分はこのホラー映画に救われた。
俺をイジメたやつ、みんな死んでしまえ! 実際にそう思ってた。
『メジャーリーグ』(89)
そんな暗いヤツでも、「ポンコツ集団がみんなで力をあわせて」的な物語も好きだ。
とくにこの映画の、それぞれのポンコツ描写は神がかっている。
カーブを打てない理由を神様のせいにしたり、足はめっぽう速いのに打つとフライばかりとかね。
『用心棒』(61)
「斬られりゃ、痛ぇぞ」
才能のある監督がひたすら楽しんで撮ったんだ、その感じが観るものにまで伝わってくる。
『奇蹟』(89)
「―お前ら、ずっと悪いことばかりしてきたじゃないか。いちどくらい、ひとのためになりたいとは思わないか?」
成龍が映画でやりたかったことのすべては、これを観れば分かる。
『赤ちゃん泥棒』(87)
不妊で悩む婦人警官も、ひとを殺したくないから実弾をこめずにスーパーを襲う強盗も、みんな生きているんだ。
『ワンダとダイヤと優しい奴ら』(88)
奇人変人、大集合。
悩んでいることがあったとしても、どうでもよくなってしまう痛快さがある。
『魔女の宅急便』(89)
映画小僧にも元気を与える、魔女キキのけなげさ。
そーとーなもんだと思う。
『ワイルド・アット・ハート』(90)
いっぱいひとが死ぬし、血がスクリーンを覆うが、それでも最後は「愛だよ、愛。」。
デヴィッド・リンチの詩心に、打たれたぜ。
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明日のコラムは・・・
『がっつき屋さん』