Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

外国女優別キャリア10傑(32)シャロン・ストーン

2020-08-18 00:10:00 | コラム
~シャロン・ストーンのキャリア10傑~

危険で、不遜で、妖しくて、挑発的で、それでいて抗い難く。
魔性の女を演じたのはシャロン・ストーンが初めてというわけじゃない、それどころか数多くの女優が挑戦し、その時代に生きる男たちを虜にしてきた。

ではなぜシャロンだけが突出して、魔性の女のイメージをまとったのか。

そのくらい、「あの映画」のキャラクター性が強烈だった、、、ということでしょう。


※もちろん好きだけど、このCMの、いたずらっこみたいな笑顔のほうが好きなんだな



(1)『氷の微笑』(92)

「あの映画」とは、もちろんこのこと。

ヘア見せたからって、どうなん? みたいな冷ややかな意見もあったが、悪意と愛嬌がごちゃ混ぜになっているキャラクターって、なかなかだったと思う。


(2)『イヤー・オブ・ザ・ガン』(91)



イタリアの極左テロ組織「赤い旅団」をモチーフにした、サスペンス・アクション。

共演にアンドリュー・マッカーシー、なかなかに骨太な創りで、終始楽しめた。


(3)『ロマンシング・アドベンチャー/キング・ソロモンの秘宝』(85)

リチャード・チェンバレンと共演したアドベンチャー。

インディや『ロマンシング・ストーン』(84)などに比べると見劣りするが、創り手たちも「そのあたりを割り切って」制作しているため、あんまり気にならない。


(4)『カジノ』(95)

スコセッシ組に参戦。
デ・ニーロの妻を演じつつ、ジョー・ペシやジェームズ・ウッズとも寝る尻軽女を好演している。




(5)『トータル・リコール』(90)

シュワ氏主演のSF超大作。

仮の姿で生きるシュワ氏の、仮の妻を演じる。

「わたしを殺すの? あなたの妻なのよ」



(6)『スペシャリスト』(94)

スライと共演したアクション。

鍛え上げられたふたりのラブシーンは、エロスをまったく感じることがなく、なんというか、スポーツを観ているかのよう。


(7)『ブロークン・フラワーズ』(2005)

ジム・ジャームッシュ組に参戦。

ビル・マーレイの元カノを好演していて、随分と役の幅が広がったなぁと感心した。


(8)『ポリスアカデミー4 市民パトロール』(87)

ぽっちゃりしていて、これはこれでキュートですわな。



(9)『ラヴレース』(2013)

ポルノ女優、リンダ・ラヴレースの半生を描いた伝記映画。

主演はアマンダ・セイフライド、
シャロンは彼女の母親を演じているけれど、30年前の制作であれば、まちがいなく主演を勝ち取っていたろうね。


(10)『硝子の塔』(93)

完全に『氷の微笑』の二番煎じを狙った失敗作だが、セクシーはセクシーなので苦笑

『ラマン』(92)のジェーン・マーチにも同じことがいえるけれど、「これっきり」っていうわけにはいかないのだよね…。

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明日のコラムは・・・

『worst、ということばの強さ』
コメント (1)
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