~蒼井優のキャリア10傑~
「にっぽん女優列伝」が完結したので、かな~り前に予告していたように「映画スタッフ別10傑」からスライドさせ「日本女優別10傑」を「あいうえお」順に展開していきます。
記念すべき1人目は、36歳になった蒼井優(あおい・ゆう)さん。
率直にいって。
デビュー時、これほどまでに「重要な」俳優さんになるとは想像してませんでしたね。
「イヤな感じ」を「自然に」演じられる若手(もう中堅かな…)って、すごく貴重な存在だと思います。
(1)『彼女がその名を知らない鳥たち』(2017)
そんな「イヤな感じ」が存分に堪能出来る佳作。
(2)『宮本から君へ』(2019)
パワフルな漫画を原作としていて最初にドラマ化され、原作の後半部分を映画版で描く、、、という流れ。
映画そのものも闇雲なエネルギーに満ち満ちていて、圧倒される。
(3)『フラガール』(2006)
一般的には、これが代表作になるのだと思います。
(4)『斬、』(2018)
時代劇、しかも塚本晋也による変化球の世界観にもピタリとハマった。
(5)『スパイの妻<劇場版>』(2020)
黒沢清の傑作。
映画の見巧者が信頼する監督たちが「こぞって」オファーするのも分かるなぁ。
(6)『花とアリス』(2004)
ダンスシーンに尽きる。
未見のひとは、ココだけでも触れてほしい。
(7)『リリイ・シュシュのすべて』(2001)
エンコ―学生を好演。
しかし前述したとおり、このころは、まさかこれほど重要な俳優さんに成長するなんて!!
(8)『人のセックスを笑うな』(2008)
キャッチ―なタイトルですでに「勝っていた」気がする山崎ナオコーラの小説を映画化、
単体主演出来るほどの優さんだが、脇にまわっても巧いです当然。
(9)『オーバー・フェンス』(2016)
読んでみると映画化は難しそう…と思える佐藤泰志の小説群は、監督と俳優に恵まれ「ハズレ知らず」の奇跡の展開に。
この映画も、山下敦弘による演出、優さん・オダギリジョー・松田翔太など演技者「全員」の熱演により、じつに味わい深い佳作に仕上がっている。
(10)『百万円と苦虫女』(2008)
タナダユキによるロードムービーの快作。
この10選のなかでは、いちばん肩の力が抜けている演技を見せていて、受け手も気軽に触れることが出来るかな。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『令和版・海外俳優列伝(1)アーネスト・ボーグナイン』
「にっぽん女優列伝」が完結したので、かな~り前に予告していたように「映画スタッフ別10傑」からスライドさせ「日本女優別10傑」を「あいうえお」順に展開していきます。
記念すべき1人目は、36歳になった蒼井優(あおい・ゆう)さん。
率直にいって。
デビュー時、これほどまでに「重要な」俳優さんになるとは想像してませんでしたね。
「イヤな感じ」を「自然に」演じられる若手(もう中堅かな…)って、すごく貴重な存在だと思います。
(1)『彼女がその名を知らない鳥たち』(2017)
そんな「イヤな感じ」が存分に堪能出来る佳作。
(2)『宮本から君へ』(2019)
パワフルな漫画を原作としていて最初にドラマ化され、原作の後半部分を映画版で描く、、、という流れ。
映画そのものも闇雲なエネルギーに満ち満ちていて、圧倒される。
(3)『フラガール』(2006)
一般的には、これが代表作になるのだと思います。
(4)『斬、』(2018)
時代劇、しかも塚本晋也による変化球の世界観にもピタリとハマった。
(5)『スパイの妻<劇場版>』(2020)
黒沢清の傑作。
映画の見巧者が信頼する監督たちが「こぞって」オファーするのも分かるなぁ。
(6)『花とアリス』(2004)
ダンスシーンに尽きる。
未見のひとは、ココだけでも触れてほしい。
(7)『リリイ・シュシュのすべて』(2001)
エンコ―学生を好演。
しかし前述したとおり、このころは、まさかこれほど重要な俳優さんに成長するなんて!!
(8)『人のセックスを笑うな』(2008)
キャッチ―なタイトルですでに「勝っていた」気がする山崎ナオコーラの小説を映画化、
単体主演出来るほどの優さんだが、脇にまわっても巧いです当然。
(9)『オーバー・フェンス』(2016)
読んでみると映画化は難しそう…と思える佐藤泰志の小説群は、監督と俳優に恵まれ「ハズレ知らず」の奇跡の展開に。
この映画も、山下敦弘による演出、優さん・オダギリジョー・松田翔太など演技者「全員」の熱演により、じつに味わい深い佳作に仕上がっている。
(10)『百万円と苦虫女』(2008)
タナダユキによるロードムービーの快作。
この10選のなかでは、いちばん肩の力が抜けている演技を見せていて、受け手も気軽に触れることが出来るかな。
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明日のコラムは・・・
『令和版・海外俳優列伝(1)アーネスト・ボーグナイン』