54年4月9日生まれ・70歳。
アメリカ出身。
個人的には、他者の「惚れた腫れた」は一般人であれ有名人であれ「どうでもよい」というスタンスなのですが、
それによりキャリアが劇的に変わっていったりすると、いろいろ考えてしまうことはあるわけです。
デニス・クエイドさんの場合、メグ・ライアンとの蜜月をよく知っているからこそ、その後の、メグとラッセル・クロウとの浮気と「その余波」に「あぁ…」と思いましたし、「たまたま」だったのかもしれませんが、そこからキャリアが下降気味になった、、、と捉える向きが多く、自分も「それはちょっと、あったかも…」と思ってしまうのでありました。
でも、よい俳優であることはまちがいなく。
自分が最も映画に夢中になっていたころ、米映画の中心に居たひとりであることはたしかです。
代表作はジェリー・リー・ルイスの半生を描いたこの作品かな、やっぱり^^
<経歴>
兄ランディ・クエイドも同業者。
映画俳優デビュー作は、77年の『ジェームズ・ディーンにさよならを』。
支持者の多い青春映画の佳作『ヤング・ゼネレーション』(79)や『ロング・ライダーズ』(80)を経て、
3D上映が話題となった『ジョーズ3』(83)あたりから話題作がつづき人気者に。
宇宙飛行士を描いた大作『ライトスタッフ』(83)、『第5惑星』(85)など、次作のスマッシュヒットといい、なんとなくSFに縁が深いように思います。
その作品が、『インナースペース』(87)。
『ミクロの決死圏』(66)の世界観を当時最新のSFXで描く快作、クエイドさんは「ミクロ化」する男を熱演。
予告編を観ても分かるとおり、制作でしかないのにスピルバーグ推し・押しの強さ!
名前を出すとヒットしていたのでしょうなぁ!!!
『容疑者』(87)、
すでに『インナースペース』で共演していたメグ・ライアンと再共演、盗作を鍵としたサスペンス『D.O.A./死へのカウントダウン』(88)。
モノクロとカラーを効果的に用いた、頗る刺激的な傑作です。
『熱き愛に時は流れて』(88)、
ジェリー・リー・ルイスを好演、相手役を演じたウィノナ・ライダーも信じられないくらいにキュートだった『グレート・ボールズ・オブ・ファイヤー』(89)、
アラン・パーカーの力作、日系アメリカ人の苦難の日々を映像美で描く『愛と哀しみの旅路』(90)、
キャリー・フィッシャーの自伝小説を原作とする内幕モノ『ハリウッドにくちづけ』(90)、
ドク・ホリデイを演じた『ワイアット・アープ』(94)、
『愛に迷った時』(95)、『エニイ・ギブン・サンデー』(99)。
本コラムでも度々取り上げる、麻薬を主題とした映画史的傑作『トラフィック』(2000)。
その後も『オーロラの彼方へ』(2000)、
同性愛に目覚める妻帯者を力演した『エデンより彼方に』(2002)、
『デイ・アフター・トゥモロー』(2004)や『バンテージ・ポイント』(2008)、『G.I.ジョー』(2009)などで重要な役を演じるも、
これと前後して私生活に大きな波が。
ライアンと別れた数年後に再婚するも、生まれた双子が医療スタッフのミスにより通常の1000倍(!!)の量のヘパリンが投与される事故が発生。
命は取り留めるも、クエイドは製薬会社に訴訟を起こしました。
こ、こわい・・・。
『ニュースの真相』(2015)、
『僕のワンダフル・ライフ』(2017)、『僕のワンダフル・ジャーニー』(2019)、
『スラムドッグス』(2023)、そして最新作がタイトルロールを演じた『レーガン』(2024)。
うむ。。。
あらためてキャリアを眺めてみると、「やや」下降気味というだけであって、そこまででもないですよね。
でも80~90年代の勢いを取り戻してほしいなぁ!!
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『令和版・海外俳優列伝(185)デニス・ホッパー』
アメリカ出身。
個人的には、他者の「惚れた腫れた」は一般人であれ有名人であれ「どうでもよい」というスタンスなのですが、
それによりキャリアが劇的に変わっていったりすると、いろいろ考えてしまうことはあるわけです。
デニス・クエイドさんの場合、メグ・ライアンとの蜜月をよく知っているからこそ、その後の、メグとラッセル・クロウとの浮気と「その余波」に「あぁ…」と思いましたし、「たまたま」だったのかもしれませんが、そこからキャリアが下降気味になった、、、と捉える向きが多く、自分も「それはちょっと、あったかも…」と思ってしまうのでありました。
でも、よい俳優であることはまちがいなく。
自分が最も映画に夢中になっていたころ、米映画の中心に居たひとりであることはたしかです。
代表作はジェリー・リー・ルイスの半生を描いたこの作品かな、やっぱり^^
<経歴>
兄ランディ・クエイドも同業者。
映画俳優デビュー作は、77年の『ジェームズ・ディーンにさよならを』。
支持者の多い青春映画の佳作『ヤング・ゼネレーション』(79)や『ロング・ライダーズ』(80)を経て、
3D上映が話題となった『ジョーズ3』(83)あたりから話題作がつづき人気者に。
宇宙飛行士を描いた大作『ライトスタッフ』(83)、『第5惑星』(85)など、次作のスマッシュヒットといい、なんとなくSFに縁が深いように思います。
その作品が、『インナースペース』(87)。
『ミクロの決死圏』(66)の世界観を当時最新のSFXで描く快作、クエイドさんは「ミクロ化」する男を熱演。
予告編を観ても分かるとおり、制作でしかないのにスピルバーグ推し・押しの強さ!
名前を出すとヒットしていたのでしょうなぁ!!!
『容疑者』(87)、
すでに『インナースペース』で共演していたメグ・ライアンと再共演、盗作を鍵としたサスペンス『D.O.A./死へのカウントダウン』(88)。
モノクロとカラーを効果的に用いた、頗る刺激的な傑作です。
『熱き愛に時は流れて』(88)、
ジェリー・リー・ルイスを好演、相手役を演じたウィノナ・ライダーも信じられないくらいにキュートだった『グレート・ボールズ・オブ・ファイヤー』(89)、
アラン・パーカーの力作、日系アメリカ人の苦難の日々を映像美で描く『愛と哀しみの旅路』(90)、
キャリー・フィッシャーの自伝小説を原作とする内幕モノ『ハリウッドにくちづけ』(90)、
ドク・ホリデイを演じた『ワイアット・アープ』(94)、
『愛に迷った時』(95)、『エニイ・ギブン・サンデー』(99)。
本コラムでも度々取り上げる、麻薬を主題とした映画史的傑作『トラフィック』(2000)。
その後も『オーロラの彼方へ』(2000)、
同性愛に目覚める妻帯者を力演した『エデンより彼方に』(2002)、
『デイ・アフター・トゥモロー』(2004)や『バンテージ・ポイント』(2008)、『G.I.ジョー』(2009)などで重要な役を演じるも、
これと前後して私生活に大きな波が。
ライアンと別れた数年後に再婚するも、生まれた双子が医療スタッフのミスにより通常の1000倍(!!)の量のヘパリンが投与される事故が発生。
命は取り留めるも、クエイドは製薬会社に訴訟を起こしました。
こ、こわい・・・。
『ニュースの真相』(2015)、
『僕のワンダフル・ライフ』(2017)、『僕のワンダフル・ジャーニー』(2019)、
『スラムドッグス』(2023)、そして最新作がタイトルロールを演じた『レーガン』(2024)。
うむ。。。
あらためてキャリアを眺めてみると、「やや」下降気味というだけであって、そこまででもないですよね。
でも80~90年代の勢いを取り戻してほしいなぁ!!
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明日のコラムは・・・
『令和版・海外俳優列伝(185)デニス・ホッパー』
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