Cape Fear、in JAPAN

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にっぽん男優列伝(331)六平直政

2016-07-08 00:10:00 | コラム
54年4月10日生まれ・62歳。
東京出身。

公式プロフィール


知らなかったらゼッタイに読めない苗字を持つ六平直政(むさか・なおまさ)さん、親しいひとにだけ許されたあだ名は「ろっぺいちゃん」だとか。

顔が「アレ」だし、ガタイもなかなかなひとなので、もちろん怖いキャラクターは得意ですが、コミカルな演技も器用にこなします。

自分が信奉する映画監督のひとり、塚本晋也の『鉄男』(89)からキャリアをスタートさせたことから、自分のような映画小僧にとっては昔から馴染みのあるひとですが、一般的にはテレビドラマの参加も増えた90年代中ごろから知名度が高くなっていったのだと思います。




<経歴>

次男の光成は清水エスパルス所属のサッカー選手。



目が似てますね。

武蔵野美術大学、大学院修士課程中退。

演劇集団「新宿梁山泊」に旗揚げから参加、
しかし「あまり全編に登場することのない脇役」が多いため、30代半ばまでの生活費のほとんどをアルバイトで稼いでいたそうです。
そういうエピソードだけで、応援したくなりますよねぇ。

映画俳優デビュー作は、前述した89年の『鉄男』。
このときも、「ほんのちょこっと」しか出演していません。

そんな六平さんのフィルモグラフィーを、どどどっと紹介しましょう。

~90年代~

『あげまん』(90)、『シコふんじゃった。』(91)、『ミンボーの女』(91)、『いつかギラギラする日』(92)、
ホモの刑事を好演した『眠らない街~新宿鮫~』(93)、
『屋根裏の散歩者』(94)、『忠臣蔵外伝 四谷怪談』(94)、『写楽』(95)、『WIND OF GOD』(95)、
モノスゴ怖いボクシング・トレーナーを演じた『TOKYO FIST』(95)、
『スーパーの女』(96)、『PiCNiC』(96)、『マルタイの女』(97)、『アンラッキー・モンキー』(98)、『生きたい』(99)。

90年代末からは、『極道の妻たち』シリーズにも連続出演。
(がんばれ高島礼子!)

『赤い殺意』(99)
『死んで貰います!』(99)
『地獄の道づれ』(2001)
『情炎』(2005)

~2000年代~

『アナザヘヴン』(2000)、『三文役者』(2000)、『BROTHER』(2001)、『修羅雪姫』(2001)、『ゴジラ×メカゴジラ』(2002)、『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』(2003)、
『T.R.Y.』(2003)、『青の炎』(2003)、『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(2003)、『座頭市』(2003)、『いらっしゃいませ、患者さま。』(2005)、『TAKESHIS'』(2005)、『日本沈没』(2006)、『太陽』(2006)、『愛の流刑地』(2007)、『大帝の剣』(2007)、『ゲゲゲの鬼太郎』(2007)、『監督・ばんざい!』(2007)、『築地魚河岸三代目』(2008)、『次郎長三国志』(2008)、『石内尋常高等小学校 花は散れども』(2008)、『私は貝になりたい』(2008)、
『20世紀少年 第2章 最後の希望』(2009)、『20世紀少年 最終章 ぼくらの旗』(2009)、
『旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ』(2009)、『GOEMON』(2009)、『山形スクリーム』(2009)、『釣りバカ日誌20 ファイナル』(2009)。


塚本さん以上に、北野映画への参加が多いですね。

10年代も・・・

『ゼブラーマン ―ゼブラシティの逆襲―』(2010)、『一枚のハガキ』(2011)、『利休にたずねよ』(2013)、『ガキ☆ロック』(2014)、『舞妓はレディ』(2014)、『ゆずり葉の頃』(2015)と好調がつづいています。

最新作は、8月公開の『後妻業の女』。

脇役俳優には脇役俳優なりのプライドがあると思いますが・・・
いちどくらい、主演作を観てみたいところです。

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『にっぽん男優列伝(332)村野武範』
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1 コメント

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読めませんものね むさか (̴夢見)
2016-07-08 13:08:06
時代劇の悪いー凶悪な人間 似あいますもん・笑


映画もテレビドラマも 
呆れるくらいに出ておられますねえ
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