Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

KATAME

2018-06-20 00:10:00 | コラム
○○より、●●のほうが好き。

そもそもが嫌いではないが、●●のほうが「より、いい」という好みの話。


(1)牛丼

つゆ「だく」ではなく、つゆ「ぎり」のほうが好き。

だから注文の際は、「超のつく、つゆぎりで」と頼む。



(2)白米

やわらかめ、より、かためが好き。

やわらかく炊けてしまったら、空腹であっても冷凍してからチンしてかためにするくらい、かためのほうがいい。

※トップ画像は、「三行革命」さんより拝借

(3)ラーメン

やはり、かためが好み。

ただ注文時は「ばりかた」ではなく「ややかた」という。


つまりあれだ、AV風にいえば「お硬いのがお好き」であると。




すいませんね、わざわざ公序良俗に反しそうな画像使って。
これが、自分の性なものでして。


たぶん、歯ごたえというものを実感したいのだと思う。

柔らかであってほしいものは「女体」と「物腰」くらいで、肉でさえレアよりウェルダンが好きな44歳男子なのだった―。




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明日のコラムは・・・

『映画監督別10傑(19)シドニー・ルメット』
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シネマしりとり「薀蓄篇」(252)

2018-06-19 02:08:10 | コラム
いっぱつ「や」→「や」ま(山)

「山」派か、「海」派か。

海のない群馬で育ったものとしては、
愛着という意味で「山」といっても、憧れという意味で「海」といっても自然なのかもしれない。

正直いえば、そのどちらでもない「家」派なのだが、そんなこといったらコラムを展開出来ないので「どちらかというと海、、、ですかな。」と答えよう。

そう、ファッションは派手めなアウトドア系(?)なクセして、外出してもすぐに屋内に入る(=映画館、格闘技興行)し、チャリダーといっても「あくまでも通勤」にかぎっての話なのだった。

だから山を登ることなんて「ほぼ」ないし、炭肌ゆえに勘違いされることも多いが海水浴にも行かない。


ところで。
海を主な舞台とした映画は(パニック物を例外として)陽気なものが多いのに、
山を主な舞台とした映画は、(表現が適切かどうかはアレだが)陰気なものが多いのはどうしたことでしょう。

陰気というより、過酷かな。

その環境がそうなのだから、そして、その過酷な環境にこそドラマの核心があるのだから、それでいいのかもしれないが。。。


『マークスの山』(95)

山の映画で真っ先に想起するのは、これ。

高村薫による骨太な長編小説を、崔洋一が映画化。

けっして成功作とはいえないが、録音スタッフとして友人が関わっているというのもあり、何度か観返している。


筋は複雑なゆえ理解し難いが、とりあえず名取裕子のハダカが素晴らしい。



『ウェールズの山』(95)

「山」と名付けるには6m弱足りない、だからここは「丘」なんだ。

そんな、「山か丘か」というワンアイデアだけで100分を展開させる、英国産の粋な映画。



『アイガー北壁』(2008)

「ヨーロッパ最後の難所」と呼ばれるアイガー北壁、そこに挑戦する若き登山家たちの物語。

劇場で観ているだけなのに、生きた心地がしなかった。

その過酷さを、きっちり映像におさめたスタッフ陣はもっと評価されていいでしょう。

『クリフハンガー』(93)

スライ主演の大ヒットアクション。

Tシャツ1枚でも寒くないんだぜ!!



『ブロークバック・マウンテン』(2005)

ワイオミングの美しい山を背景に、カウボーイ同士の20年におよぶ恋愛関係を描いた傑作。

個人的には『ダークナイト』(2008)より、この映画のヒース・レジャーの演技に魅かれる。

『バーティカル・リミット』(2000)

「登山」で結ばれた一家の物語を、名作『恐怖の報酬』(53)のアイデアを拝借して描く。

綻びは散見されるものの、飽きることなく観ることが出来る。

タイトルは、「限界高度」の意。

『八甲田山』(77)

「天は我々を見放した」



雪中行軍の過酷さをイヤというほど体感出来る、森谷司郎監督の代表作。


次回のしりとりは・・・
や「ま」→「ま」るがりーた。

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明日のコラムは・・・

『KATAME』
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シネマしりとり「薀蓄篇」(251)

2018-06-18 00:10:00 | コラム
まんしんそう「い」→「い」っぱつや(一発屋)

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「―『あのひとは、いま』みたいなバラエティ番組のなにがイヤかってね、スタッフのほうも半笑いなわけよ。カメラ回す前からバカにしているっていうね」

※有吉弘行、自身のラジオ番組で「一発屋」について語る

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この世は、一発も当てられないひとのほうが多いわけだから、一発当てるだけで充分凄いのにね、

でも有吉ちゃんのいうとおり、一発も当ててない連中が一発屋を評するとき、なぜか「バカにした感じ」になる。

本来であれば、一発ではなく次々に当てたひと「だけ」が一発屋をバカに出来ると思うのだけれども、不思議なことだよね。


さて、映画界における一発屋。

俳優さんはミュージシャン同様、そういうひとが多い。

いちいち挙げていくと切りがないので、ひとつの例として・・・

たとえば、ボンドガール(の多く)は一発屋といえるのかもしれない。

とくに、80~90年代のボンドガール。

『007 リビング・デイライツ』(87)のマリアム・ダボとか、大好きだったのになぁ!!




俳優さんへの言及は、ここまで。
せっかく映画小僧を自称しているので、小僧らしく「記憶に残る一発屋の監督3人」を挙げてみたい。

※広義の意味における一発屋なので、実際は二発あるいは三発くらい当てているひとも含まれる


(1)長谷川和彦…トップ画像

その才能をイマヘイ今村昌平に認められ、『青春の殺人者』(76)で衝撃デビューを飾る。

しかし傑作『太陽を盗んだ男』(79)を最後に、「次は連合赤軍の映画を…」と繰り返し発言する「撮る撮る詐欺」の状況に陥ってしまい、現在に至る。


モチベーション低下なのか、制作そのものが困難を極めたのかは定かではないが、誰もが認める才能の持ち主なので残念。



(2)ヤッホー・シリアス

コメディ映画『ヤング・アインシュタイン』(88)を発表、
芸名がアレだし、見た目もこんな風なので、



「第二のティム・バートン」みたいな位置づけだったと記憶するが、その後は振るわず。

(3)ロッジ・ケリガン

精神に異常をきたしたシリアルキラーの生態に迫る『クリーン、シェーブン』(93)で、インディーズ界に衝撃を与える。

その映像センスに驚嘆した身としては、現在活躍していない状況に納得いかない。

90年代前半といえば米インディーズの「何度目かの」隆盛期であり、なぜQTのように躍進出来なかったのだろう・・・と。


あすのしりとりは・・・
いっぱつ「や」→「や」ま。

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接客スマイル

2018-06-17 00:10:00 | コラム
何度もいっていること。

地顔が「よくいえば」ニコニコ、「わるくいえば」ニヤニヤしているので、自分でいうのもアレなんだが第一印象がよい。

訂正、「かなり」よい。

私服警備をしていたころアゴヒゲを生やしていたのは、その「ひとのよさ」を少しでも消すためであった。

現行犯逮捕しなければいけない仕事だからね、なめられては困るでしょう。


つまり接客業に向いている。

他者の評価もそうだし、自分でもそう思っている。

キャバ嬢だとしたら、美形でもないのに指名度高いみたいな? そんな感じだろうか。

褒め過ぎだね自分のこと、ごめんなさい。
(トップ画像は、接客業には向いていないと思うが、映画史上で最も有名な微笑=『第三の男』(49)のハリー・ライム=オーソン・ウェルズ)


だから、、、というのもあるのか、不愛想な店員さんに会うと、このひとはどうして接客の仕事を選んだのだろうと思ってしまう。

仕事をつまらないと感じるのは勝手だが、そのつまらない感じを他者(しかも客)が分かってしまうくらい露骨に出すのはどうなんでしょうね。

というのも、きのう・おとといと連続して、そんな店員さんの接客を受けたので。


ちょっと不愉快になったから、台湾で人気のマック店員さんを貼りつけておこう。

何年か前の写真のようなので、もう居ないのかもしれない…。





買い物や食事は、基本は楽しい行為のはずだからね。

それを、提供する側によって不快にさせられるのは、ぜったいにあっちゃいけないことなんだ。
(かといって、クレームつけるような厄介なことはしないがね!)




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初体験 リッジモント・ハイ(265)

2018-06-16 00:10:00 | コラム
「初めてのサッカー」についての話。

まずは、中学時代の通知表を。
ほんとうは中1時代の「体育の成績1」を載せたかったのだけれども見つからず、「2」をもらった中2時代を。

すでに肥満児だったので運動能力や実技は「ほぼゼロ」のはず、いや「マイナス」でもいいくらいだが、「保健」で「お情けポイント2」が加点されただけだと思う、だから「実質1」と捉えてもらっていい。

※(端のほうに)落書き計算式(?)があるが、なぜそんなことしたのかは覚えていない。たぶんバカだったのだろう。



※どのくらい肥満児だったのか、、、というと。




3年間での増えかたが、身長の伸びに比べて異常だが、それでも中3時点では「まだ」77kg。
これが高校1年の夏になると、一気に3桁に突入してしまうのだった。

それでようやく「これじゃあモテるわけがない」ことに気づき、ダイエットを始めると。


まぁそんなヤツだから、スポーツなにやらせてもペケというのは想像がつくでしょう。

それでも体育の授業や昼休みには、どこかのポジションについてプレーしなければいけない。
(尤も昼休みの「遊びの延長的スポーツ」に関しては、中学後半からは参加しなくなったが。主に図書館で映画の本を読んでいた)

野球の場合は、その体格でキャッチャーに任命されることが多かった。

漫画『タッチ』あたりの影響かな、太っている=キャッチャーだろ、みたいな。
(実際の名捕手には、あまりガタイがいいひとって居ないのだけれどもね!)

ガタイがいいといっても単に脂肪の塊だったわけで、肩は強くないから盗塁を刺すことも出来ないし、ぜんぜん役に立っていなかった。
いなかったが、「なり手」が居なかったため、ずぅ~~~っとキャッチャーをやっていた。

自分もその気になって、誕生日のプレゼントにキャッチャーミットをねだったりもしたしね。


81年―。
『週刊少年ジャンプ』(集英社)で『キャプテン翼』の連載がスタートし、サッカーブームが到来する。

それまで野球に夢中だった同級生たちは急にMIKASAのサッカーボールを愛用し始め、PUMAのロングソックスでお洒落(?)するようになる。

当然、草野球は草サッカーに。

自分はどこのポジションについたかというと、「キャッチャーと同じ発想で」キーパーだった。

実際においても、漫画やドラマ、映画においても、名キーパーにデブなんか居ないっての!!

とはいっても。
肥満児にほかのポジションなんか出来るわけもなく、消去法でキーパーをやらざるを得なかった、、、といえるかもしれない。


だから。
皆が翼くんや岬くん、日向くんのシュートを真似ているとき、自分はひとりで若林くんや若島津くんの「横っ飛びセーブ」を真似ていた。

訂正、真似しようとしていた。

ほんとうに出来るほどの運動能力はないしね。


格好だけでも・・・と、adidasキャップを買ってみたりもした。


実際のところは。
当然、正面のシュートしか止めることが出来ない。

しかし。
蹴るほうも知識が浅いうえに技術も未発達だったため、けっこうな確率で正面を狙ったシュートがきた。

自分はボールの動きを読んだわけではなく、ただ突っ立ていただけでセーブ出来る幸運(?)に恵まれ、


「まっき~、すげー! 若林みたい!!」


などと褒められ、おおいに図に乗ったのであった。


たが。
そんな展開が長くつづくわけもなく、数ヶ月後にはゴール枠の端を狙われ、自分の評価はガタ落ちしていくわけだが。


なんというか、まぁ・・・でも、なかなかよい青春時代だったのかもしれない。


おわり。


※あぁ沖田浩之・・・。



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