Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

Good care man(英語、あってる?)

2020-01-16 00:29:58 | コラム
「面倒見のよいひと」と褒められた。

職場の女性陣から。
しかも複数の女子が口をそろえて、そう評してくれる。

そんなこといわれたことなかったので驚いた。

もちろんうれしいがね。

うれしいが、贅沢をいえば「面白い」「飽きない」「ユニーク」「頭おかしい」「性的魅力がある」「強そう」「文章が巧い」と評されたい。

そこを目指して日々精進しているのだから。
上記で評されたことがないのは、「性的魅力がある」だけ。

7つのうち6つ当たりなんだから成績はよいのだが、なんか悔しいぞ!!

くそっ。
くそっっ。
くそっっっ。

どうせ、ちんちん小さいし早いさ! くそっっっっ!!


というわけで今宵は、映画のなかの「面倒見のいいキャラクター」3選でいってみよう。

こう並べてみると、「面倒見がいい。」というよりは「頼りがいがある。」のほうが近いと思うけど。

まぁいいや、イコールで結べそうでしょう、ふたつの個性は。


(1)ウィザード…『タクシードライバー』(76)

演じるは、ピーター・ボイル。



「―お前がなにを悩んでいるのか、さっぱり分からない。どう足掻いたって、俺たちは負け犬だ。開き直って、女を抱いていまを楽しめ」

トラビスは、これで開き直ることが出来た・・・のだよね?


(2)ジャック・クロフォード主任捜査官…『羊たちの沈黙』(91)

演じるは、スコット・グレン。



クラリスはこのひとの授業を受け、成績は「A-」だった。

関係ないが、クラリスの指に絆創膏が巻かれているのにも注目。

芸が細かい!!


(3)マックス…『マッドマックス 怒りのデスロード』(2015)

メル・ギブソンもよかったけど、面倒見/頼りがいのよさでいうと、トム・ハーディのほうかな。



この映画に関していえば、フュリオサを演じたシャーリーズ・セロンも面倒見がいいよね。

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明日のコラムは・・・

『オスカー予想:早刷版』
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シネマしりとり「薀蓄篇」(314)

2020-01-15 06:11:29 | コラム
OJしんぷ「そん」→「そん」がんほ(ソン・ガンホ)

韓国映画の「あるある」。

おそらく誰もが納得する最大の「あるある」は・・・

ソン・ガンホが出演している映画を観れば、まず間違いはない。

・・・でしょう。


プロレスラーのような体型のソン・ガンホ(송강호・以下、ガンホさんと記す)、52歳。

96年にデビューし、現在までに約30本の映画に出演。
ほぼ主演だが脇にまわることもあり、なにがすごいって、ほぼすべての作品が批評・興行の面で成功しているところ。

日本で例えると、一時期の緒形拳や役所広司かな。


99年―日本のメディアでも大きく取り上げられた『シュリ』が上陸。

このときは主演ではなかったし、正直この映画そのものに乗れずガンホさんを強く意識することはなかった。

2000年、傑作『JSA』公開。

ガンホさんは印象に残る演技を披露していたものの、それ以上にイ・ヨンエが可憐過ぎて目を奪われてしまった。



ごめん、ガンホさん!!


個人的にガンホさんを一目置くようになったのは、やっぱり『殺人の追憶』(2003)から。




『大統領の理髪師』(2004)や『親切なクムジャさん』(2005)、そして『グエムル』(2006)。



イケメンではない、キャラ的にもどうしようもないオッサンが頑張る系? の映画で最大の魅力を発揮する不思議な俳優さんだな、それにしてもハズレのないひとだなぁ!! という認識を抱くようになる。

『シークレット・サンシャイン』(2007)、『渇き』(2009)、『スノーピアサー』(2013)、『タクシー運転手 約束は海を越えて』(2017)などなど、
どれも面白いし、どれを観ても、ガンホさんの魅力やすごさに気づけると思う。

というか。
というか!

絶賛公開中の『パラサイト 半地下の家族』を、とりあえずは観てくれって話である。




韓国映画好きの友人は嘆く。

日韓が政治レベルで喧嘩を始めたら、その余波なのか、近所のレンタルショップから韓国系映画の新作が入荷されなくなったと。

くだらん流れだなぁと呆れるほかないが、そういえば去年のカンヌで『パラサイト』がパルムドールに輝いたときも、Yahoo!コメントには嫌韓が溢れていた。

興味ない。
どうでもいい。
韓国のニュースは載せるな。

などなど。

しかしだね。
この映画を観て思い知るがいい、韓国映画は日本の2歩も3歩も先を行ってるってことを。

そのくらい、この映画はちょっと、よい意味でどうかしているのであった。

もちろん、ガンホさんも相変わらず素晴らしいのです。


次回のしりとりは・・・
そんがん「ほ」→「ほ」らふき。

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明日のコラムは・・・

『Good care man(英語、あってる?)』
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シネマしりとり「薀蓄篇」(313)

2020-01-14 00:10:00 | コラム
ずー(ZOO)→「O」Jしんぷそん(O・J・シンプソン)

…………………………………………

……以下まで、すべて松尾スズキ著『この日本人に学びたい』より

「宇宙が間違ったほうにねじれ、克美しげるがいくらこの先、小室哲哉のプロデュースでブレイクしてCD100万枚セールスしても、愛人殺し歌手は愛人殺し歌手である」

克美しげる:歌手。64年、『さすらい』が大ヒットし、紅白にも出場する。
しかし、その後なかなかヒットに恵まれず、生活にも困窮し、妻子がある身で愛人をつくり、ソープ(当時はトルコ)で働かせる。
76年、再起を賭けた新曲『おもいやり』のキャンペーン中、愛人の存在が邪魔になり首を絞めて殺害。
懲役10年の刑で服役。
83年、模範囚として仮出所。
カラオケ教室を開き、成功をおさめるが「歌の下手な生徒に教えるのはストレス」という理由で覚醒剤を乱用。
89年、また捕まる。
出所後、村西とおる監督のVシネ『愛が泣いている さすらい』に主演。
97年、32歳年下と4度目の結婚。

※ここだけmacky注釈 2013年、死去。

…………………………………………

引用が長くなってしまったけれど。

世代もあるし、アメフトに明るくないというのもあり、O・J・シンプソンを知ったのは映画だった。

80年に現役引退をした、元アメリカンフットボールの選手。

ということを知ったうえでキャリアを追うと、
74年発表『タワーリング・インフェルノ』のころは、まだバリバリのアスリートだったんじゃんか! と。



イチローみたいなもんかな。
とも思うが、はっきりいってイチローは、ほれボクなんか演技も出来るんだぜ臭 があった。
しかしO・Jにはそれがない、俳優としてフツーに上手だった。

というか、かなり上手。

この時点で、ほとんどのひとが彼の第二の人生は明るいと確信したことでしょう。

76年、パニック物の怪作『カサンドラ・クロス』。
78年、トンデモSF『カプリコン・1』。

などに出演、生涯で代表作が1本しかない俳優さんも多いわけで、俳優O・Jのキャリアは成功だったといっていい。

とくに88年の『裸の銃を持つ男』における「やられっぷり」は、コメディ映画史上に名を残す名演だと思う。




しかし94年、元妻ニコールとその友人を殺害した容疑で逮捕される。

映画界にスポーツ界に、激震が走った。

刑事では無罪、民事では有罪とされる―このあたりに肉迫したドキュメンタリー映画『O.J.:メイド・イン・アメリカ』があるが、上映時間はなんと480分だという。

8時間!?

観たひとは「でも、ぜんぜん飽きなかった」。

わぁ観たいな!!

とはいえ。
どれだけ偉大な功績を残したアスリートであっても。
名バイプレーヤーとして映画界からのオファーが絶えなかったとしても。

松尾スズキのいうとおり、ひとごろしになってしまったら、おしまいよ。


2007年―5人の男とともにベガスのホテルに侵入、優勝トロフィーなど多数のスポーツ記念品を盗んだ容疑で逮捕された。

曰く「借金のために売ったトロフィーを取り戻そうとしただけ」。


あぁ・・・ってなってしまうよね。

現在72歳。
遺族の強い抗議もあって手記発表は頓挫したが、実際のところはどうだったのか話さずに、墓場に入るつもりなのかな・・・。




あすのしりとりは・・・
OJしんぷ「そん」→「そん」がんほ。

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気づけば、ワイン党。

2020-01-13 00:10:00 | コラム
某日―。

自分がマネージャーを務めるホテルの新年会。

ウチのホテルは、ビルのワンフロアだけで展開しているテナント型であり上の階は居酒屋になっていて、そこで開かれた。




支配人と「呑み会などの集いが嫌いな男の子」が店番として残り、混雑したらすぐに(我々が)降りられるように・・・というからくり。

忙しない新年会だが、24時間稼働しているところは似たり寄ったりだよね。

とはいえ。
自分は23時からの深夜勤務としてシフトに組み込まれているので、お酒はひかえめに。

ひかえめに。

ひかえめに!

ひかえめに!!

ひかえめに!!!

・・・の、はずだったのだが、生ビール2、ハイボール2で止めておけばよかったものの、やはり物足りなくて、グラスワイン赤2に、白2と連続して注文してしまい、トイレのために立ち上がったら、けっこう足にきていると汗汗

ダメじゃん!!


結論からいうと、お開きが22時だったので、1時間のインターバルが効いて復活は出来た。

出来たが、生ビールだけにしておけばいいのに!!

そうすれば小便は近くなるが、小便すればするほど(?)通常の身体に戻ったであろうから。


まぁ、楽しかったからいいや。
(マネージャーが、こんなのでいいのかしら…)


それはそうと。

ビールは変わらずに好きだが、ふと気づけば「どちらかというと、ワイン党」になってきた。

馬鹿舌だからね、よいワインでどうのこうのというのは、ぜんっぜん分からない。

このラベルがオシャレだから、今夜はこのボトルにしよう♪ とか、そんなレベル。

ではあるけれども、在宅時の飲酒でも週に4はワイン/残りがビール・ハイボールになった。


ひとって、変わるものですなぁ。。。

今宵は、そんなお話です。


※ワインを主題とした映画で、いちばん好き



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浜松でも、仙台でも。

2020-01-12 00:10:00 | コラム
通常、大晦日の格闘技興行を終えると、運営もファンも、当然ファイターもすべてを出し尽くしたわけだから、軽い充電期間に入る。

それが解けるのは春ごろで、だから、その年の第1回目興行は「4月か5月に」「横浜アリーナで」という流れが多かった。

けれども今年はオリンピックイヤー。
夏に大きな興行を打つにはリスクが高いし、そもそも会場が取れない。

というわけで来月、「RIZIN」は早くも今年の1発目を放つ。

場所は浜松アリーナだという。
(トップ画像は、静岡バレーボール協会さんから拝借)

ほかに仙台大会も予定中だそうで、これもまた五輪対策っぽい。

いいですよ、浜松だろうが仙台だろうが、どこまでもついていきますよストーカーみたいに。


ところで大晦日の興行は、内容的には大成功だった。

神がかった興行だと評してもよいくらい。






しかし、視聴率は芳しくなかった。

これについていろんな意見がある。
会場/スカパー/GYAO! など、様々な観戦・視聴方法があるから分散したのではないか。
とか、
そもそも大晦日に流血あり。の殴り合い・極め合いなど望んでいない。15年前が異常事態だったんだ。
とか。

前者に大きく頷きたいが、こころのどこかでは、後者のほうが大きく占めているのだろうなぁ、、、と感じている。


興奮して、煽りに煽っているけど・・・あれ、興味あるの町田市で自分ひとり? みたいな苦笑


でもまぁ。
なにかを例に出すことはしないけれども、どの分野にだって冬の時代というのはあって。
それどころか、いちども陽の目を見たことがない分野というものだってあるはずで。

問題なのは、日本産メジャーMMAの生命線が「テレビ局」になっているということ。

PRIDEはフジテレビに縁を切られた途端に崩壊―この悪夢がよぎって、運営側は局の意向に逆らうことが出来ない。
だってそうでしょう、生放送のために、金払って現地に集ったマニアたちを1時間も休憩させるんだよ、
ここで本気で怒らない我々も、局の意向に逆らえない運営も、じつはそーとー病んでいて。

それでもいいんだ、病んでいたっていい。
視聴率がよくなって、常に「RIZIN」がゴールデンで放送されればね! って。

しかし・・・というわけ。

ウジウジしていたってしょうがない。
めげずにいこうじゃないか、だから自分は、今年もRIZINを追いかけます。




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明日のコラムは・・・

『気づけば、ワイン党。』
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