Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

シネマしりとり「薀蓄篇」(330)

2020-05-16 01:08:20 | コラム
りーとんぷ「そん」→「そん」がんほ

90年代以降の韓国映画の躍進、
その背景にこの俳優ソン・ガンホ(송강호)が絡んでいるのは間違いないし、
なにを観ようか迷っているとき、とりあえずこのひとが出ている映画を選んでおけば間違いはない。

映画ファンにはお馴染みだった人懐っこい顔も、今年初め、「1年にいちどくらいしか映画館に行かないであろうひと」が「今年の映画」として『パラサイト』を選んだことにより、一般層にまで浸透した感がある。


(個人的に『半地下の家族』という副題は要らないと思うのでカット)


※コロナショックがなかったとしたら、興行成績もっと伸ばしていただろうね



少し前まで韓国映画は「韓流」(はんりゅう)と呼ばれていた。
映画マニアのあいだでは「恨流」(はんりゅう)というのもあって、
スマッシュヒットを飛ばす明るい韓国映画が前者、ミニシアターで人気を博す暗い韓国映画が後者を指していた。

ガンホが出演する映画のほとんどは後者であり、そのガタイとともに強烈なインパクトを残した。


以下、観て「間違いのない」代表作を。

99年…『シュリ』

このときは、まだ助演扱いだった。

2000年…『JSA』

自分が「お、この俳優いいぞ」と思ったのはこの映画から。


2003年…『殺人の追憶』

阪本順治「黒澤の孫が日本で生まれず、韓国で生まれた。まいった」


2004年…『大統領の理髪師』

コミカルな仕上がりなので、ガンホ入門編としては最適かも。

2006年…『グエムル―漢江の怪物―』

ダメ男を演じたら、天下一品。

2009年…『渇き』

鬼才パク・チャヌクと組んだホラー。

2013年…『スノーピアサー』

『パラサイト』のポン・ジュノが演出した、米・仏・韓合作映画。

2017年…『タクシー運転手 約束は海を越えて』

キャリアにおける最高作と評するひとも多い。


次回のしりとりは・・・
そんがん「ほ」→「ほ」らー。

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明日のコラムは・・・

『外国女優別キャリア10傑(17)グウィネス・パルトロー』
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シネマしりとり「薀蓄篇」(329)

2020-05-15 01:12:35 | コラム
どきゅめんた「りー」→「りー」とんぷそん

80年代映画少年にとっての、アイドル女優のひとり。

映画雑誌による人気投票では、正直いってトップの座につくことは少なかった。


ジェニファー・コネリーとフィービー・ケイツが二強、
彼女らをダイアン・レイン、そしてトンプソンらが追うと。

人気・知名度があったのはたしかで、だから日本のCMにも出演。




代表作はなんといっても『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ(85~90)のロレイン・マクフライでしょう。
主人公マーティのママで、未来からやってきたマーティに恋をしてしまう役柄。

あぁ、ヘビィだ・・・。

現在58歳(娘さんと…ちょっとジュリー・デルビーっぽくて素敵ね)、


先日、リモートで関係者による同窓会があったんだよなぁ観たかった。


自分はジェニファー派だったけれど、
好きな顔? ではあるため、一時期、片っ端からトンプソン出演作を鑑賞していたっけ。


現代の技術とは比べようもないが話題にはなった3D映画『ジョーズ3』(83)は水着姿を拝めるし、
タカ派の青春映画『若き勇者たち』(84)でも光っていたし、
トンデモSF映画『スペースキャンプ』(86)と『ハワード・ザ・ダッグ』(86)は内容はともかくトンプソン拝んでいれば飽きないし笑、



「損」な役回りを潔く演じている『恋しくて』(87)、
高校生の自分には刺激の強いタイトルだった『カジュアル・セックス?』(88)などなど、80年代の勢いはとにかくすごかった。


90年代に入ると一気に目立たなくなった・・・のは、映画監督ハワード・ドイッチと結婚し家庭を第一にしたからでしょう。

ただ俳優業を引退したわけではなく、ときどき意外な作品―たとえば2012年の『J・エドガー』―に顔を出していて、よい歳の取りかたをしていることが分かります。


あすのしりとりは・・・
りーとんぷ「そん」→「そん」がんほ。

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続続続続続・アイリッシュマン

2020-05-14 02:53:11 | コラム
自宅内壁のペンキ塗り=アイリッシュマン、後半戦に突入。

あらためて台所の壁を見て、その汚さに愕然とする。


1日で終わりにするつもりだったけれど、そうもいきそうにない。
というわけで、まだ半分しか塗れていません。





しかしトップ画像にあるとおり、なんで歯磨き粉がこんなにあるのか。
ドラッグストア行くたびに、買ってしまうのだよね笑

あすは冷蔵庫付近を予定、これ色が気に入って購入したんだけど、おかしいなオレンジ色のはずだったのにレモン色っぽくなっている。

焼けたのか?



※宇多丸×アイリッシュマン


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外国女優別キャリア10傑(16)キルスティン・ダンスト

2020-05-13 00:10:00 | コラム
~キルスティン・ダンストのキャリア10傑~

結論をいえば「もちろん」美人なんだけど、「ダンスト嬢あるある」をひとつ挙げるとするならば、映画ファンが「美人なのか、そうでないのか、よく分からない」と評しがち、、、みたいな。

映画によって。
ではなく、
角度によって。

なのよね、
面白いっちゃあ面白いけれど、失礼な話ではあるなぁ笑

38歳、そんな評にもめげず、順調にキャリアを築き上げています。


(1)『スパイダーマン』(2002)



逆さのキスシーンもロマンチックだし、衣装も素敵。

健康美とエロスを兼ね備えていて、ヒロインに抜擢されたのも納得。


(2)『メランコリア』(2011)

そんなTHEハリウッド女優が、変人トリアーの映画で主人公を務めたのは意外。

いやトリアーは敢えてそういうひとを起用して、別の側面を引き出してくれる天才でもあるから。




(3)『ヴァージン・スーサイズ』(99)

ソフィア・コッポラとダンスト嬢を一躍有名にした佳作。

「まだ人生の辛さを知る年齢にもなっていないでしょう」
「でも先生は13歳の女の子になったことはないでしょ」

このやりとりに尽きると思う。

すばらしー。


(4)『チアーズ!』(2000)

チアリーディングに焦点を当てた青春映画。

なんていうことはない物語だけど、みんな可愛いので見ていられる。




(5)『エターナル・サンシャイン』(2004)

ミシェル・ゴンドリー×ジム・キャリー×ケイト・ウィンスレットによる切ない恋愛映画。

ここでは脇役に徹している。


(6)『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(94)

この映画でダンスト嬢を知ったひとも多いのでは?

トム・クルーズ、ブラッド・ピットに囲まれて幸せだ。


(7)『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』(2017)

イーストウッド主演の名作スリラーをソフィア・コッポラがリメイク。

役柄的にもエル・ファニングに押され気味ではあるものの、土俵ぎりぎりで踏ん張る。




(8)『ウィンブルドン』(2004)

スポーティな役柄が多いです。

テニスプレーヤーとしては、ちと細過ぎかもしれないけれど。。。




(9)『スパイダーマン2』(2004)

ピーターとMJの関係性に変化が生じていて見応えあり、理想的な続編なんじゃないかな。


(10)『マリー・アントワネット』(2006)

盟友ソフィアが描く伝記物で、タイトルロールを演じる。

史実どうこうではなく、ふたりが構築する「きらきら」で「切ない」映像世界を堪能しましょう。

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『続続続続続・アイリッシュマン』
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イマサラびっくりだよ

2020-05-12 00:10:00 | コラム
アイリッシュマン=ペンキ塗りも後半戦。
と同時に、もちろん大掃除も展開していて。

やや気が早いとは思ったが充分暑いので布団からタオルケットに変更、
そして、紐を引いて明かりをつける蛍光灯から、やっとのことでリモコンでつけるLEDに変更。

その明るさ、便利さに、イマサラながら驚いている。




広いとはいえない室内で筋トレやらMMAのイメージトレーニングをおこなうものだから。
ときどき、腕が紐に絡まったりして難儀していたんですよ。


壁はキレイだしいろいろ捨てたからすっきりしたし、うん、あとは自粛解除を待つだけ、、、なのだよね!!


映画と「あかり」といえば、やはりこれ。名人芸、とくとご覧あれ。


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