Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

令和版・海外俳優列伝(140)ジョセフ・ファインズ

2024-05-21 00:10:00 | コラム
70年5月27日生まれ・53歳。
イギリス出身。

兄のレイフともども、しっかりとイケメン。
なのに、


どことなく病的な感じがするというか。
そう、兄弟そろってね。
そこが魅力的なのですが、最近は舞台を主軸に置くのか、ほとんど出演映画が上陸しないのですよね残念!




<経歴>

由緒正しい、トワイスルトン・ウィーカム・ファインズ一族の末裔。

6人兄弟の末っ子で、レイフだけでなく、兄ジェイコブはヴァイオリニストであったり、姉ふたりは映画製作者であったり、芸能関係者多し。

ギルドホール音楽演劇学校卒業。

舞台からキャリアをスタートさせ、96年の『魅せられて』で映画俳優デビューを果たす。
巨匠ベルトリッチがリヴ・タイラーに魅せられて撮っちゃった、青春映画の珍作です。

転機は98年―コスチュームプレイならお任せ! みたいな感じで臨んだのか、『エリザベス』と『恋におちたシェイクスピア』に出演。
ともに大ヒットを記録、
前者はケイト・ブランシェット主演、

後者はグウィネス・パルトローと共演しタイトルロールを好演、本作はオスカー作品賞に輝く。
後年に汚名が着せられるミラマックス社の映画だけれど、作品に罪はないからもっと語られてほしい佳作かと。

ジュード・ロウと共演、旧ソ連赤軍の将校を好演した『スターリングラード』(2001)、


旬だったヘザー・グラハムと熱いラブシーンを繰り広げた『キリング・ミー・ソフトリー』(2001)は、バカな展開で笑っちゃったけど憎めないラブ・ミステリー。

いちばんの売りは一般的にはグラハムのハダカだったのでしょうが、
じつはアジアの名匠チェン・カイコー演出によるもの―ここに反応して突っ込んだ映画ファンは多かったはず(^^;)



けれども。
目立った活躍はここまでで・・・

『ヴェニスの商人』(2004)、『ダーウィン・アワード』(2006)、『マンデラの名もなき看守』(2007)などに出演するものの、作品の出来とは無関係に本人はパッとせず。

『ヘラクレス』(2014)、近年では『ザ・マザー』(2023)くらいしか日本で容易に鑑賞出来る映画はありません。

やっぱり、舞台のほうが性に合うのかな。
それとも、『キリング・ミー・ソフトリー』でいろいろ懲りたのかな~。。。

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明日のコラムは・・・

『令和版・海外俳優列伝(141)ジョニー・デップ』
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令和版・海外俳優列伝(139)ジョセフ・ゴードン=レヴィット

2024-05-20 00:10:00 | コラム
81年2月17日生まれ・43歳。
アメリカ出身。

自分だけじゃないでしょう、レヴィットくんにエドワード・ノートンを重ねるのは。

似てますよね~^^
クセが弱めになった、次世代のノートンかな。


最初から人気があったわけではなく、徐々に映画ファンの支持を集めたひと。


※この映画なんかも主演ではないけれど、きっちり仕事をこなしていて好感を持ちます。
配信ゆえ観てないひとも多いはず、必見!!



<経歴>

母ジェーン・ゴードンは映画監督マイケル・ゴードンの娘。
マイケルは赤狩りのターゲットとなり、一時期は映画を撮れなかったひと。

妻は、自律移動型サービスロボットなどの開発で有名な「Fellow Robots」CEOターシャ・マッコリー。

コロンビア大学卒業。
(俳優を休業して学んだ勉強家)

映画俳優デビュー作は、92年の『リバー・ランズ・スルー・イット』。

10代のころに『ホーリー・ウェディング』(94)や『ハロウィンH20』(98)、『恋のからさわぎ』(99)などに出演するも青春スターの仲間入り?は果たせず。

映画ファンが「お!」と気づくのは2000年代後半からで、これはとくに『(500)日のサマー』(2009)の影響大でしょう。

恋愛映画が苦手な自分でも感心した良作ですよ^^



『G.1.ジョー』(2009)、
クリストファー・ノーランと初タッグを組んだ『インセプション』(2010)は、はっきりいってレオくんより光ってましたね。


連続してノーランと組んだ『ダークナイト ライジング』(2012)、

メッセンジャーを好演した自転車アクション『プレミアム・ラッシュ』(2012)、


『LOOPER/ルーパー』(2012)、スピルバーグ監督作『リンカーン』(2012)、
『ザ・ウォーク』(2015)、

オリバー・ストーンが監督、タイトルロールを熱演した『スノーデン』(2016)。
ちなみにドラマ終盤は、スノーデンを、エドワード・スノーデン自身が演じている!!

そして動画を貼った『シカゴ7裁判』(2020)と、
最新作は『ビバリーヒルズ・コップ:アクセル・フォーリー』(2024)。

また、2013年には『ドン・ジョン』で映画監督デビューも果たしています。
知性漂うひとなので、今後も監督やったりするかと思います。。。

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コッポラ御大だというのに!!

2024-05-19 00:10:00 | コラム
ロジャー・コーマンが鬼籍に入った。



98歳、大往生。
B級映画の帝王として知られ、100本以上の映画を創り、1セントも損をしなかったことを自慢にする憎めないひと。

というより、
映画好きであればあるほど、映画監督・プロデューサーとしてより、

若き才能にいち早く注目し、

「ギャラは安いが、映画は撮らせてやる」
「10分にいちど程度、エロと暴力を入れてくれれば、あとはなにをやってもいい」

と持ちかけ、
スコセッシ、ロン・ハワード、ジョナサン・デミ、そしてコッポラのキャリアをスタートさせてあげた「目利きのひと」という認識であろう。


合掌。
そして、ほんとうにありがとう。


さて、コッポラの新作『メガロポリス』が完成し開催中のカンヌ映画祭で披露された。

さすが?ワイナリーを売って作っただけのことはある、
なんかもう、このルックだけでとてつもない映画であろうことは分かる。はっきり分かる。ひいき目とかを抜きにしてね。


しかーし!!
徹底的に商業性を無視した、えらく実験的な作風に関係者はひよったか、配給権を得ようとする会社が現れないらしい。

フランスは、まぁ国柄的に大丈夫。

わが国は。
娘さん含めて日本びいきだし、日本の映画ファンはコッポラにやさしいし、まぁ無問題でしょう。都内二館くらいだろうけど!

いちばんの心配は、アメリカ本国かな。

いやぁ、なんとも…。

コッポラだぜ!?
分かってんのか、オメーたちはよ??
ってなものである、

なにをしたって許される「はずの」ひと。
そんなコッポラの野心を受け止めきれない国になったのか、アメリカってさ!!

もしほんとうに買い手が見つからなかったとしたら、
オスカーに次いで、またまたアメリカに失望してしまうことになるよ。

しっかりしてくれよ、この予告編で分かるでしょう、ふつうじゃないってことが。。。


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映画系音楽系文学系あいうえお10選(3)

2024-05-18 00:10:00 | コラム
「あ」第3回目…『頭に「あ」のつくキャラクター名10選』

第三夜目は、これでいってみましょう!


①アッガイ テレビアニメ『機動戦士ガンダム』(79)

敵にあたるジオン軍の、水陸両用モビルスーツ。

実際はこんなかわゆい感じだが、

プラモデルになると、かっけー!んだよなぁ^^



②アシュラ 映画『孔雀王』(88…トップ画像)

人気漫画の実写版。
香港発のアイドル、グロリア・イップが演じる。


③アシュラマン 漫画『キン肉マン』(79~)

アシュラの流れで出てきちゃった(^^;)



④アクセル・フォーリー 映画『ビバリーヒルズ・コップ』シリーズ(84~)

テーマ曲と一緒に、アクセルの名はそーとー残りますもん。

最新作、どうでしょう。



⑤アニー・ブラックバーン ドラマ『ツイン・ピークス』シリーズ(90~)

主人公クーパーをめろめろにする、裏?ヒロイン。



⑥アンパンマン 絵本シリーズ(69~)

じつは、あんまり知らないんですよね(^^;)

ガキのころ、観ていた記憶はあるのだけれど。。。


⑦アポロ・クリード 映画『ロッキー』シリーズ(76~)

モデルはモハメド・アリ。
演じるカール・ウェザースは、その特徴をよく捉えている。




⑧アーチー 映画『ワンダとダイヤと優しい奴ら』(88)

実質的主人公。

優秀な弁護士ではあるものの、ごく一般的なおじさん。
が、がんばるがんばる!

世界で最も好きなコメディ映画です^^


⑨あずみ 漫画(94~2008)

小山ゆうの代表作。


上戸彩が主演した映画版は、クソです!


⑩アリス 小説『鏡の国のアリス』(1871)

未だ数多くの亜流やパロディを生んでいる名作なので、いつか再読しなきゃな、、、と。


※次回以降も、しばらくは「あ」でいきまっせ!!

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明日のコラムは・・・

『コッポラ御大だというのに!!』
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映画系音楽系文学系あいうえお10選(2)

2024-05-17 00:10:00 | コラム
「あ」第2回目…『「愛」が歌詞に入っている曲10選』

第二夜目。
きのうは検索かけたけれど、きょうは「さらに多い」ことがはっきりしているので、もうこれは、浮かぶ順に挙げていくというか(^^;)

大好きで何遍も聴いている曲。
カラオケで選曲する曲。
まぁ世代ははっきり出るでしょう、そんな10選です^^


①『歌うたいのバラッド』(斉藤和義)

世界で2番目に好きな曲。(ちなみに1番は、レディオヘッドの『クリープ』)



②『難破船』(中森明菜)

♪ わたしは、愛の難破船 ♪



③『情熱』(斉藤由貴…トップ画像)

♪ 情熱、情熱 愛が燃えてる ♪


④『I Love you,SAYONARA』(チェッカーズ)

カラオケでいちばん歌う曲。


⑤『Lucky Chanceをもう一度』(C-C-B)

(よい意味での)軽薄さがあると思うんですよ、このバンドには。



⑥『Pretender』(Official髭男dism)

意外といわれることが多いのですが名曲だと思いますよ!!


⑦『哀 戦士』(井上大輔)

この曲のおかげで、映画版ガンダムはパート2がいちばん好き。



⑧『聖なる海とサンシャイン』(THE YELLOW MONKEY)

ドーム公演を終えたばかりだけれど、
吉井さん、喉頭癌の経過は大丈夫なんだべか。。。



⑨『空と君のあいだに』(中島みゆき)

「愛は、ここにいるよ」といってくれます。

「ここにある」ではなく「ここにいる」が、ポイントだと思います。


⑩『愛燦燦』(美空ひばり)

圧倒的だし。
こういう曲は、世代云々を超えますね。

そして、「燦」という漢字はこの曲で覚えたし、書けるようになりました!!


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明日のコラムは・・・

新連載だから、三夜連続でいきましょうか、
ほんとうはロジャー・コーマンについて語りたいのだけど、それは翌々日に!!
『映画系音楽系文学系あいうえお10選(3)』
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