5月最終日は日曜日で、夫は休み、お天気は上々ということで、先日美都温泉へ向かう途中に立ち寄った深入山に登りに行った。
高さ1150メートルだが、駐車場の標高は600メートルほどあるし、そこから頂上らしき山のてっぺんは見えている。日頃足腰は鍛えてあるから大丈夫、と高を括っていたものの、丸太の階段道は等間隔でなく傾斜は急で、そのうち自分の心臓の鼓動がバクバクと聞こえはじめ怖くなってきた。
「あともう少し」と夫に励まされ、何とか頂上に着いたら、そこは大パノラマが広がり、さっきまでの疲れは吹っ飛んだ。
山登りの時の定番「山賊むすび」1個をほおばりながら地図を広げ、別の帰り道を検討していたら、その道から一人の男性が登ってきて夫が「あの道から登って来る人がおるね」と言うや「Aさんじゃないの!」
偶然にも夫の友人にこんな山の上で会うなんて。
この方、今日はお天気がいいから登ろうと決めていて、2時までに戻らないといけないからすぐ帰るよ、とのこと。
簡単な山だけど、今さっき私たちが上がってきた道は尾根の道で、しんどかったでしょう?と言い当てる。
帰り道はこの人が来た道を戻ったが、緩やかな山道はところどころ山ツツジが咲き、森に入ればウグイスやホトトギス、カッコウが鳴き新緑に癒される。
下山したらここには宿泊施設があるので、ここの温泉で汗を流すことも目的の一つ。
しかし、こんな山くらいで心臓バクバクじゃ、とても大山なんか登れやしないだろうなぁ・・・。