まさに極楽へ行ったかのようだった。
去年8月に、お蕎麦を食べにドライブ途中、立ち寄ったJR可部線の廃線になった駅、安野・花の駅。
山間なので桜は少し早かったが、そこはレンギョウが乱れ咲き、太陽の光と相まって眩しいほどに輝いている。
車から降りてまずは「うわ~っ、すばらしい!」
私同様、自転車でツーリングしている人たちも歓声を上げていた。
この辺りは川が曲がり道も細く、ここに入る手前に立派なトンネルが出来て普段はここを通らずに向こう側へ行くことができる。
廃線になってほとんど誰も通ることが無いだろうこの場所も、年に一度、この楽園のような世界に浸りに人が集まってくる。
知る人ぞ知る花の名所。
ひっそりとした廃駅は、賑やかなのは木々の花だけで、人は静かに写真を撮ったり散策したりしている。
明日から当分は良いお天気は望めそうもない予報に、春を感じているのは忙しい。