桃。

私が好きな果物は、その順番に、

　　　１．桃

　　　２．ぶどう

　　　３．メロン

以下、いちじく、パイナップル・・・と甘みの強いものが好みなのだが、その一番好きなところの桃が今からが旬で、お店にたくさん並び、甘い匂いを放っている。

子どもの頃の桃の思い出といえば、お盆。

仏壇に供えられた桃が熟れて、日に日に香りが立ってくる。さあて、こちらがいただきましょう、ということで、母が剥いてくれた・・・この切り方はゾンザイである。手でつるっと剥けると母は機嫌よく、だめなものは包丁でブツクサ言いながら、そして種に当たらないようストンストンと削ぐように。だから、カタチは大きいのや小さいのあり、四角く残った種の周りは勿体無いと言い、ポイと口の中に・・・。

料理学校で桃の剥き方を習ったときは、それは感動したものだ。

なんて素敵、缶詰の桃の様！

そしてその後は友人にも披露。その友人のお家もウチと同様だったなんて・・・。

こんなことしているのは母だけかと思っていたのだ。

さて先日、デパートの果物売り場へ行ってみると、「清水白桃」も出ていたが、店員のお兄さんが、「まだ出たばかりで味が今ひとつでしょう」と言ったので、前回買ったときは大当たりのおいしさだったし、ピンク色が綺麗な「白鳳」に。お給料日後ということもあって奮発し大きめなものを買った。

冷やして、桃の「お尻」の部分にナイフを入れてぐるっとしたときに「硬い」と思ったら、案の定熟れ足らず・・・がっくり！色はとっても綺麗な桃色だったのに・・・。

やっぱり、自分の鼻と手の感覚が頼り。桃は「香り」で勝負ということか。

さて、その硬くて食べられない桃は、もったいないのでコンポートにした。

上海で買った茶器に盛り付けてみた。

夕日。

ゴハンの支度をしていて、なんだか外が赤いと思ったら、西の空が真っ赤。

明日は晴れるのかなぁ・・・。

ヴィシソワーズの季節。

じゃがいものおいしい季節になりました。

「そろそろ、また作ってね」と夫のリクエストにより、この日の晩はヴィシソワーズ。

おいしいものを作ろうと思ったら、手間がかかります。

薄切りにしたじゃがいも、セロリ、玉ねぎ少々をバターで炒め、少しのブイヨンで煮ます。

料理本では玉ねぎではなく、白葱となっているものが多いが、わざわざ買うまでもなく、甘みを出さないために少なめにしています。ローリエを忘れずに。

じゃがいもが柔らかくなったら、火を止めて、荒熱を取ってミキサーにかけて、裏ごし。

でもワタシは、ミキサーを使わず、そのまま裏ごししてしまいます。ちょっと手間はかかるけど、洗い物は少ないから。

裏ごししたものを鍋に移し、牛乳でのばし塩、コショウで味付け、沸騰直前で火を止める。

冷蔵庫で冷やし、食べる直前に生クリームを加え混ぜる。

あればアサツキ、なければ青葱の細いところをみじん切りしたものと、パプリカで飾りつけ。

ウチで作ったのを食べたら、もう市販のスープなんか食べられなくなってしまいますね。

そろそろビョーキが・・・。

今年はどこへも行く予定なし・・・。

とほほ・・・である。

今、一番行きたいところは、スペイン・バスク地方にあるサン・セバスチャンという街で、ここでバルのはしごをして、いっぱいおいしいモノを食べて、ついでにフランス側バスクのビアリッツにも寄って、などど頭の中では計画しているものの、今年は断念。

もうひとつ、ハワイへも行きたいのである。

今まで、ハワイなんて、と思っていた。

あんな、日本の延長のような、のんびりしたところなんて、と馬鹿にしていたけれど、その「のんびり」をしたくなったのである。

泳げないので、一応水着にはなるものの、海風にあたって海辺での～んびり日焼け、読書など。

半パンにゴムぞうりで、ぷらぷらと街を散策。名物スパムむすびなど買い求めてお昼。ハワイに来たなら「ロコモコ」も。椰子の立ち並ぶ海辺の夕日を眺めながら。

翌朝は早起きして、ダイヤモンド・ヘッドの登山。

先日の「旅サラダ」では、その私の思い描く「ハワイ旅行」がそっくりそのまま女優さんが実現！

信じられない！

行け、ということ？

・・・行ったことのある夫は、「へェ～っ」・・・のみ。

飛行機に、乗りたいんですよ、私は、たぶん、長時間の！

（写真は、去年のもの）