「オレにはコンビニで売ってるあずきバーがお似合いだって思ったのさ」
「赤城のか?」
「アレは赤城乳業じゃなくって井村屋だろ」
「そうだっけ、あれうまいよね、チョー堅てぇけど」
「そう思ったら無性に食いたくなっちゃてさ、オシャレなデザートよりずっと欲しくなっちゃったんだよ」
「いいんじゃない、それで」
「会計して、店を出た」
「んで?」
「何だか思ったより安かったな、って感じたんだ」
「いいじゃん」
「それが、良くないんだよ」
「ええ?なんで」
「あずきバー舐めながら思い出して計算してみたんだけどさ」
「あずきバーは食ったんだ」
「そう、堅かったけどうまいねぇ」
「あれって当たりとかあるんだっけ?」
「ないよ、それはホームランバーだろ?四角いバニラの」
「あっそうそう、当たりでもう1本貰ったらまた当たったりしてな」
「アイスはどうでもいいんだよ、それよかビール代払ってなかったんだよ」
「ん?」
「ビールのお代わり代が入ってないの」
「ああ、そっかぁ」
「ああ、そっかぁじゃねぇよ、どうする?」
「別にいいじゃん、間違いはよくあることさ」
「やだよ」
「いいよ、そんなの」
「680円だぜ」
「レジで間違えた本人も気付いちゃいないよ」
「不正行為だよ」
「そんなことわざわざ言ったらさ、レジの人に計算ミスだって恥かかせることになるぜ」
「え、えー?」
「偉そうに正義ぶってんじゃねぇってば」
「いやそうゆう意味じゃないんだけど」
「いいのいいの」
「いくなくない?嘘つきはドロボーだぜ」
「泥棒は嘘つきの始まりってか」
「赤城のか?」
「アレは赤城乳業じゃなくって井村屋だろ」
「そうだっけ、あれうまいよね、チョー堅てぇけど」
「そう思ったら無性に食いたくなっちゃてさ、オシャレなデザートよりずっと欲しくなっちゃったんだよ」
「いいんじゃない、それで」
「会計して、店を出た」
「んで?」
「何だか思ったより安かったな、って感じたんだ」
「いいじゃん」
「それが、良くないんだよ」
「ええ?なんで」
「あずきバー舐めながら思い出して計算してみたんだけどさ」
「あずきバーは食ったんだ」
「そう、堅かったけどうまいねぇ」
「あれって当たりとかあるんだっけ?」
「ないよ、それはホームランバーだろ?四角いバニラの」
「あっそうそう、当たりでもう1本貰ったらまた当たったりしてな」
「アイスはどうでもいいんだよ、それよかビール代払ってなかったんだよ」
「ん?」
「ビールのお代わり代が入ってないの」
「ああ、そっかぁ」
「ああ、そっかぁじゃねぇよ、どうする?」
「別にいいじゃん、間違いはよくあることさ」
「やだよ」
「いいよ、そんなの」
「680円だぜ」
「レジで間違えた本人も気付いちゃいないよ」
「不正行為だよ」
「そんなことわざわざ言ったらさ、レジの人に計算ミスだって恥かかせることになるぜ」
「え、えー?」
「偉そうに正義ぶってんじゃねぇってば」
「いやそうゆう意味じゃないんだけど」
「いいのいいの」
「いくなくない?嘘つきはドロボーだぜ」
「泥棒は嘘つきの始まりってか」