「それで最近嘘つきになったんだな」
「あぁ?オレ何か嘘ついたか?」
「イヤァそうゆう訳じゃなくてさ」
「ばかやろ、オレはな生まれて一度もウソなんかついてねぇって」
「そっか、でもいまついたよな」
「何だよ、オレほど正直な人間はいないって言ってるだろ」
「だからそれがウソだろ」
「まあな」
「だからな、お前もとうとう泥棒になっちまったんだなぁってぇの」
「おっうま!」
「ゲソつけて食うとうまいだろ」
辰雄はホイルに残ったイカのキモ焼きをゲソにからめるように何度も丁寧に拭った。
「キモっていえばさ、モツなんかどこで作ってるか知ってる?」
「ん?レバーとかこてっちゃんとかのモツか?」
「それ」
「普通に食ってるけど、どこで作ってるかって考えたことはないな」
「誰かが牛とか豚とかシメて肉にしてんだよな」
「見てみたくね」
「気持ちわりいだろ、血とかドバッて出そうだし」
「首もちょん切るしな」
「あぁ?オレ何か嘘ついたか?」
「イヤァそうゆう訳じゃなくてさ」
「ばかやろ、オレはな生まれて一度もウソなんかついてねぇって」
「そっか、でもいまついたよな」
「何だよ、オレほど正直な人間はいないって言ってるだろ」
「だからそれがウソだろ」
「まあな」
「だからな、お前もとうとう泥棒になっちまったんだなぁってぇの」
「おっうま!」
「ゲソつけて食うとうまいだろ」
辰雄はホイルに残ったイカのキモ焼きをゲソにからめるように何度も丁寧に拭った。
「キモっていえばさ、モツなんかどこで作ってるか知ってる?」
「ん?レバーとかこてっちゃんとかのモツか?」
「それ」
「普通に食ってるけど、どこで作ってるかって考えたことはないな」
「誰かが牛とか豚とかシメて肉にしてんだよな」
「見てみたくね」
「気持ちわりいだろ、血とかドバッて出そうだし」
「首もちょん切るしな」