市の広報で見つけた初心者弓道講習会に参加した
こう見えても(見えないけど)マイムは高校時代弓道部だったのだ
武道は年を重ねて色あせたデニムのようになってますます魅力的になる
なぁんて考えつつ申し込んだのだ
会場は学生時代と違って今は風の無い屋内の弓道場が普通なのだ
もちろんエアコンなんてあるわけ無い
扇風機が数台回っているが、蒸し暑いことこの上ない
しかも、怪我防止の為長袖長ズボン着用だって
もう始まる前から汗びっしょりなりよ
先生方は皆かなりのお年寄り(女性は若めのおばさん)
あぐらは禁止とかここの段に腰掛けてはいけないとか、結構うるさく叱られる
まぁ礼は大事だからね、最初から言ってもらえるのはいいことではある
今日は初日なので、偉いさんやら役所の人やらの挨拶から始まる
「簡単ではありますがご挨拶といたします」なんて言う人に限って
メモを読み上げるだけだったりする
簡単な挨拶なら暗記して、聞き手の顔を見ながら話せよ!
それが終わると、やっと指導が始まります
もちろん最初から弓を引かせてくれるはずもなく
型の練習から始まるのだが…
弓を持たずにやる、いわばエアー弓道ってやつだ
これは部活の時さんざんやったとゆーかやらされた(入部後数ヶ月は、これとすのこに正座の毎日だった)から
思い返してみると、これは今流行の「パワハラ」ではなく「しごき」という名前の「イジメ」だったね
でも型は体がすぐに思い出した
まじめにやっていると、実力ありそうな年配の先生が側に来てにこやかに
「君はやったことあるね、姿勢がいいよ」とほめてくれた
てへへっ、瞬間ちょっとにやけてしまったのだった。。