僕らはみんな生きている♪

生きているから顔がある。花や葉っぱ、酒の肴と独り呑み、ぼっち飯料理、なんちゃって小説みたいなもの…

まだ朽ちぬ 輝きの意思 苔の花…③

2018年09月28日 | ケータイ小説「パトスと…」

 

 

 

 

やっぱアンタに抱かれてると落ち着く

そっか、俺もだ

 

もっとアタシを見てよ

さっきからずっと見てるよ

 

どこ見て言ってるの、そっちじゃなくてアタシの目よ

目がイイったって見らんねぇよ、目が感じるのか

 

感じるとかじゃなくて、最後くらい恋人みたいに見つめ合ってイきたいじゃない

そーゆーもんか

 

こっち見て、愛してるって言ってみて

愛してる

 

好きだって言ってみて

好きだ

 

アンタはアタシが好きなんじゃなくてあそこが好きなだけなのね

そんなことねぇよ

 

だってそーゆー言い方だし

何か俺、結局何やってもダメなやつなんだよな

 

急に何言い出すの

だからこんなんなっちまったんだし

 

それ、反省ってやつ?それとも懺悔?

良く分かんねえけど、もうちっとまともに生きてみたかった

 

 

アンタはアンタでいいんだって、まともなんて誰が決めるのよ

俺は、ちきしょー、俺は俺が好きじゃない

 

アンタは馬鹿だけどアタシはそんなアンタが好きだって言ったでしょ

お前だけだ、そう言ってやらしてくれるの、だけど…

 

 

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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