僕らはみんな生きている♪

生きているから顔がある。花や葉っぱ、酒の肴と独り呑み、ぼっち飯料理、なんちゃって小説みたいなもの…

呪(しゅ)

2019年03月25日 | いろいろな顔たち

 

 

 

 

 

呪(しゅ)とは不思議なものよのう

突然なんだ?

 

「のろい」では無くて「しゅ」だ

安倍晴明がよく言っているアレのことか?

 

そうだ

お前がそんなことを言い出すなんて珍しいことよのう

 

良いではないか、たまには俺にも言わせてくれ

いいとも、それで「しゅ」がどうしたのだ?

 

駐車場に妖(あやかし)がいたのだ

なに、妖とな、その身に何か起きたのか?

 

いや、何も悪いことはせなんだ、むしろ可愛いヤツだ

なのに妖(あやかし)なのか

 

そうだ、俺を見て笑っていた

妖(あやかし)が笑ったのか、それが呪(しゅ)と関係あるのか?

 

俺が見つけなければ、誰も存在に気がつかない只のゴミだ

ゴミ?

 

俺が見て、ソレが俺を見た時、呪(しゅ)ができた

お前がその妖(あやかし)を認めたという訳だな

 

お前は話が分かるな

長い付き合いだからな

 

アイツは俺の心の中に生き続けることになったのだよ

かわいいヤツか、まぁ飲めよ辰雄

 

早咲きの桜が散り始めた春の宵であった。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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