アフガニスタンは今日も危なかった(５)

■アフガニスタンは今日も危なかった(５)

２／１５現地調査第一陣は無事アフガン脱出成功。
しかし、朝から水道が凍り水が出ない。

何とかアフガンチャパティで朝飯すませ、カブールインターナショナル空港へ宿舎出発。
途中重い旅行鞄を引きずり、凍った道に足を取られながらも３分後にターミナル到着。
マッサージ師のお兄ちゃんに体中危険物所持のマッサージチェック。
サヒィー・アフガン航空に荷物を預けチェックイン、エコノミーも３０ｋｇ迄無料。

搭乗待合室でおみやげの物色、ろくな物がない。
干しぶどうやクルミの実、出来損ないのクッキー・・・・。
買う気は旺盛なのに、品物見るとどんどん気持ちが失せる。

登場アナウンスでやっと戦時国脱出の機内へ。
ランボーのような米軍兵士が休暇でドバイへ行くのか。
まさかの隣の席へ圧倒され縮こまり出発を待つが
なぜかなかなか出発せず６０分遅れでやっと雲の上へ。

脱出成功

- 完 -

＜銭明日二世こと菅村経悦＞
環境づくりで地域社会にお役立ち「マリングループ」ホームページ

アフガニスタンは今日も危なかった(４)

■アフガニスタンは今日も危なかった(４)

さて今日は今回最大の地下トンネル調査だ。
朝から装備と段取り話し合い、いざ出発。

昨日１４日１３時頃、アフガン政府内務省の建物に
反政府組織が乱入、爆破立てこもり政府軍と銃撃戦が発生。
いよいよアフガンらしくなってきた。

現地会社の人と打ち合わせ予定が、そのため一時間遅れ道路遮断。
検問でなかなかこれなかったとのこと。

我々は空港施設内でコーランの雄叫び以外聞こえず、平和な時を過ごしている。
時々停電するぐらいが、びっくり騒ぎ。

空港のレストランは役に立たないので、作業現場の職人食を今日もぼそぼそと食べる。


寿司が食べたいな～！

＜銭明日二世こと菅村経悦＞
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アフガニスタンは今日も危なかった(３)

■アフガニスタンは今日も危なかった(３)

ＪＩＣＡの指示で毎日定時に無線機による安全報告をすることになった。なぜか私が連絡当番になった。


「カブールセンター、カブールセンター、こちらＦ１４安全連絡」

「・・・・・・・・・・・」

「カブールセンター、カブールセンター、こちらＦ１４安全連絡」

「こちらカブールセンター、Ｆ１４全員安全か？」

「こちらＦ１４、全員安全、定時報告します」

「カブールセンター了解」

「こちらＦ１４報告以上」

通信先はＪＩＣＡ契約の米国警備会社。


当然上記は片言の英語でするわけだが
なんだか映画の中のＣＩＡ工作員になった気分。


＜銭明日二世こと菅村経悦＞
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アフガニスタンは今日も危なかった(２)

■アフガニスタンは今日も危なかった(２)

到着初日、外務省ＪＩＣＡから安全対策説明があったことは、昨日説明したが
ということは、我々は空港施設に軟禁状態に置かれている。
町に行っては行けないといわれ、何十ものセキュリティに守られ
また空港はこの国で一番安全な場所である。


昼ご飯を空港のレストランで食べようと言うことで、出かけたものの
結局食べることが出来なかった。
宿舎から空港内に入るには、二重のセキュリティを通過必要なため
飯食べに行くにもパスポートが必要。

日本の空港よりはるかに厳しい検査。
ベルトや靴、ポケットの中身全て出したあげく、カードマンから全身ボディチェック。
まるでマッサージ師のように体中ぎゅうぎゅうつまむ。


男の大事なとこまでさわる検査にはまいる。
ピストルに良く似たものがついているが、そんなに堅くないよ
すぐわかるだろうに、おまえは変態か！


＜銭明日二世こと菅村経悦＞
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アフガニスタンは今日も危なかった(１)

我が社では１５年前から太陽光発電を取り扱っている。

最近日本の商社を通して海外設置が盛んのようである。
殆どはＯＤＡ（国際協力政府開発援助）関連の様である。
今回掲載する記事はアフガニスタンに設置する為に今月出向いた仲間
小笠原忠好さんから送られてきた日記を掲載します。

アフガニスタン、ヨルダン、カザフスタン等々次々受注が決まり
施工担当者が必要になってきたとのことで施工管理要請も入って来ました。
危険手当含みだろうから高待遇であろうとは思うが・・・

■アフガニスタンは今日も危なかった(1)

念願のアフガニスタン・カブールに今朝到着。
最悪の危険国家アフガンは、渡航までに外務省などへの了解に手間取り
一月遅れで来ることが出来た。

危ないの前に、雪で空港から宿舎まで歩くのにびしょびしょになった。
早速現地ＪＩＣＡが安全講習会を開く歓迎会。
空港であちこち調査に歩き回ると、あちこちで兵士に止められ身体検査。
まずは空港は安全というものの、移動が自由にならないこと、いらいら
した。

午後から現地調査を開始。
２５０ＫＷの太陽光設置、モジュールはシャープ製。

宿舎はがたがたの小屋に多少手を加え、生活最低限が確保。
今から私たちのプロジェクトが開始する。
完成まで無事故、無紛争、無拉致、を祈り開始した。

＜銭明日二世こと菅村経悦＞
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