スピンオフ銭明日編集長

モットーは"年を重ねる毎に幸せになる"銭明日編集長の日記

フィリピンビサヤ諸島3「この国はオカマが一杯」

2011年07月29日 | Weblog
日本とフィリピンは3000kmくらい離れているので、地震などある訳がないと今までは思っていた。
それが何と、この島の西側が震源のこの国では大きな方であろう地震に遭遇した。



7/12早朝4時半過ぎ、ネグロス島ドゥマゲッティのリゾートホテルで揺れの大きさで目が覚めた。
マグニチュード6.5位あったようだ。
日本で地震にならされているせいか慌てることもなかったが
3.11の巨大津波がここに襲ってくれば、防波堤も高い山も余り見当たらないサンゴの島は殆ど壊滅するだろうと思った。


アポ島の海


アポ島のクルーと自分(恥ずかしい)


閉店の“いそぎんちゃく”


銀が目アジ ※このカメラでは撮影が無理

4日間アポ島周辺の海を楽しんだ。
ここは何度見ても素晴らしい海と生物達が満載であり感動する、つくづくDIVINGをやって良かったと思わせる海である。

そう言えばこの国にはオカマちゃんも多いようで、相棒の守屋氏は鋭く探索し見当てる。
一日だけその連中と一緒のDIVINGであった。
日本と同じでオカマに市民権はないと言っていた。
そう言えば愛くるしいクマノミも生れたときは両性なんだそうだから、そんなお国柄もあるのかと思ったりした。

この後の旅は、通い慣れたるボホール島へ移動する。
ここでのDIVINGはこの世界ではトップクラスのバリカサグ島がメインであり有名である。
最近渡比する度に訪れている海ではあるが、アポ島に潜ればいささか差を感じざるを得ない気がしている。
然し定宿のボホールアロナビーチはアフターダイビングが楽しい。


巨大コーラル


ウミウシ(この色に注目)

今回も本格的イタリアンレストランをダイブショップ日本人ボスのレナさんに紹介して貰った。
この店の本格的な釜で焼き上げるピザは絶品だった。
いつもほろ酔いで受ける海岸でのサンドマッサージも大変心地よいが
今回は眠っている内に爪のケアもやってくれたようで手足にマニキュアまで施されてしまった。
自分もかなりオカマっぽくなって来たようである。


ウミウシ(交尾中)


愛嬌をふりまく“ウツボ”

次回はこのシリーズのエンディングとして、相棒の守屋裕之氏に「DIVING健康法」を分かり易く説明して貰うこととする。


巨大なコーラルと守屋氏

彼は私が誘ったダイバーであるが300本に間もなく到達すると言っていた。
自分はやっと260本まできたが、果たして300本までやれるだろうか?
然し今の自分のライフラインはDIVINGと裏表にあるようだ。



<銭明日二世こと菅村経悦>
環境づくりで地域社会にお役立ち「マリングループ」ホームページ

フィリピンビザヤ諸島2「旅先での楽しみ」

2011年07月28日 | Weblog
私は本を沢山読む方ではないが、旅先の楽しみに読書がある。
益々ネット化して本屋さんも電子書籍にとって代わって来たが、いずれにしても本を読むことで人は知識を吸収でき思考力を高められ人間力が向上する。
増してや良い本に出会うと大変うれしいものである。


主人が居なくて荒れた庭
 
DIVING旅では、身体が習慣化されている早起き癖は簡単には修正が効かない。
そんな早朝は読書タイムを楽しむに限る。
海辺のリゾートホテルは南国の緑が一杯であり朝は小鳥たちのさえずりが心地よく、日中はギラメク太陽もこのいっときだけは生物を優しく包んでくれる。
今回も自宅の書棚からツンドク本を数冊持参したが、五木寛之著の「人間の覚悟」という本が印象に残った。

著者がこの本を書いたのは2008年11月である。
このとき著者は間もなく80歳でもある。


荒れた庭に棲む蝶

この本の序説には
“そろそろ「覚悟」を決めなければならない。覚悟とはあきらめることであり、「明らかに極める」こと、希望でも、絶望でもなく、事実を真正面から受け止めることである。これから数十年は続くであろう下山の時代の中で、国家にも、人の絆にも頼ることなく、人はどのように自分の人生と向き合えばいいのか、例えこの先が地獄であっても、誰もが生き生きした人生を歩めるように、人間存在の根底から語られる全七章”
とある。

また結びの文中には
“人は一日を生きるだけでもものすごいことをしている。人は生きているだけで偉大な事なのだと思います。その人が貧しくて無名で、生き甲斐がないように思えても、一日、一ヶ月、一年、もし三十年生きたとすれば、それだけでものすごい重みがあるのです”

“仏教では、「人身享け難し」といって、人間は六度輪廻をする中で、人として生まれる確率と言うのは六分の一しかないと考えます。あらゆる生命の中で考えれば、大海の一粟を拾うほどに稀なことだと言うのです。人間として生まれたことに不満はあるかもしれないが、それでも他の動物や植物に生まれるよりは、人として生まれただけでも、じつは稀有なチャンスを得たということです”

“ブッタが「天上天下唯我独尊」と言ったように、自分はだれも代わることができないたった一人の存在だから尊いのです”
とある。


ただ今交尾作業中のアゲハ蝶


ビサヤ語で蝶々をパロパロ、然し浮気者もパロパロと言われる。この蝶々様の事ではない(^O^)

今の日本の姿を鋭く突いた逸品ではなかろうか、然も東日本大地震が起こる前です。
日本人全員に是非読んで貰いたいと思った旅先での早朝でした。


<銭明日二世こと菅村経悦>
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フィリピンビザヤ諸島1「アポ島」

2011年07月27日 | Weblog

アポ島

この島は我がブログでも何度か紹介したと思う。
フィリピンの南方のヴィサヤ諸島のネグロス島(フィリピン4番目の大きさの島)の西側にある島である。
私のDIVING人生では文句なしのNo.1のDIVINGスポットで、秘境秘島と言われている。


コーラルとクマノミ ※まだ幼なさのある新婚クマノミ?


コーラルと海牛 ※海牛の真紅な色にびっくり


小さなコーラル

交通アクセスはマニラから飛行機で飛ぶか、セブ島から定期船で渡るかである。
セブ島からは船で5時間くらいかかる。
現地の交通アクセスは安価なこともあり船便が通常の交通手段であるが、かなりくたびれた旧い客船で海が荒れる日にはいささか不安になる。
目一杯の人と荷物を積載するのでこの国では海難事故が時々発生する。

北緯10度の熱帯の島国である。
この時節は雨季(5月~11月)でスコールもあり気温は30~35℃。
水温も28℃~30℃程度はあるが、海と戯れていれば暑さは全く感じない。

マンゴーがとっても美味しい季節で(年中ではあるが)、特にネグロスには生き生きして大きなマンゴーの果樹園が延々と連なっている。
安価な(1kg=大振りマンゴー4~5個=40ペソ=80円)マンゴーを毎日食べられるのがとても幸せである。
フィリピンの海と果物(特にもマンゴー)は国の宝である。“こでられネー”


さくらの花(海中の植物)


海蛇(猛毒)と戯れるフィリピンガイドのローエル


フロッグフィッシュ ※良く探して下さい、判断つきますか!

2007年2月以来の訪問であるから、4年振りのアポ島訪問となる。
前回は不幸にも若くして亡くなった親族の遺骨を、このサンゴ礁の海にと魂を鎮めた海であった。
今回はそれからの長いご無沙汰を詫びる訪問となる。

この海で魚になってサンゴと暮らしているのであれば、それはこの世に別れを告げて寧ろ幸せな事ではなかろうかと思っている。
“安らかに暮らせよ 合掌”


<銭明日二世こと菅村経悦>
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ハーフタイム

2011年07月01日 | Weblog
今日は7月1日です、早々と2011年の折り返しの所迄来てしまった。

昨日の朝、被災地支援特典の高速道路無料証明書を貰って来た。
盛岡では被害らしいものを殆ど受けていない身としては、何か気が引けると感じているのは自分だけでもないだろう。
もっともっと支援しなければならない方が山ほど居るのに、そういう肝心なことはイライラする程牛歩の歩みである。

昔、松戸市役所に“すぐやる課”という部門を設けて活動していた事を新聞で目にしたが、今正に国に必要な機関であろう。
本来なら総理がこの非常時には立ち上がらなければならないのに、ブレーン任せの動きしか伝わって来ない。
後世にマイナスの名を残して何となる。

人間は何のために生きているかと問われれば
家族肉親を含めて人のために生きて、人に役立つことをするのが人間で、そこは動物と違うのである、
然し、日本の政治家は自分と自分を認めてくれる仲間組織のことだけしか考えていない。

いざという時に役立たないのなら政治家は要らない。
この閉塞感に満足している分けではないだろうが、もっともっとスピードを上げろと言いたい。
では、お前はどうだと言われそうだから話題を変える。




「この子達も大切な家族」に登場した我が家の愛犬

誰しも若い頃はよく悩んだと思う。
そんな時代の日々は一日が長く感じたもので、早く今日が終わらないかと思ったものである。
今はどうかと言えば、光陰矢の如しのスピードで一日が過ぎて行く。

ある方は先がないから寝ないでいろんな事に挑戦しているそうだが、自分はと言えば9時になれば愛犬にほだされて床に就く。
難しい事は明日考えようと思いながら\(^o^)/

寝ないでのチャレンジャーは、私のiPhoneの師匠。
金言は"才能を最大限に楽しむのなら寝る暇は無い"である。


<銭明日二世こと菅村経悦>
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