如月雑感'17

北国で一番寒い月もやっと過ぎ去りそうだ。二月に入り「節分」があり、翌日の4日はこの日から春と言われる「立春」、18日は雪が雨に変わり、雪や氷は溶けて水となる「雨水」と経過して来たが、新暦では合致しない。
昼が最も短い冬至を境に１日１分くらいづつ昼が長くなり、冬至から69日経ち夕方５時半頃まで明るくなって来た。

この冬は例年より雪も少なく助かってるが、雪掻きは健康にも関わり、適度に降る雪は冬の運動不足を解消してくれる、今年も最も降って20cm位だったから苦にならなかった、盛岡って本当に恵まれている。

我が家の居間に旧いピアノがあった、娘にせがまれて30年近く前の小学低学年の頃買ったものだ、当時はピアノが一大ブームであって、高価なものだが随分流行った時代だった。

然しそのピアノも間もなく娘に見放され、居間の飾り物として風格を保っていたのだが、とうとう今月スズメの涙ほどで居間から消えてしまった。
家内に言わせれば、ピアノ、ブリタニカ百科事典、英語のカセット教材、は無駄買いベスト３だとか、私も娘も返す言葉が見つからない(ノ_＜)

=おわり=

オイラの名はエコ

初めましてと言っても、主人の銭明日ブログには時々写真で登場して来ました。
オイラはこの家で平成15年に、5人兄妹(一人は死産)の長男として生まれたミニチュアダックスフンドです、4人の中では顔も毛色も母親似のブラック&タン色で名前はエコと名付けられました。
間もなく14歳になりますので、人の年齢では70歳です。

母親はウナギ、妹はスシ、クー、弟はジャイアンと言います。母親も妹たちも12歳〜13歳で既に亡くなりました。自分の余命も分からないので、主人のブログにちょい書きでコメントしようと思いました。よろしくです。( ◠‿◠ )

(在りし日の母と妹です)

オイラの家には、女主人と男主人がおります、どっちが本当の主人なのか、いまだ迷っております。オイラを含めてだが男が弱くなったもので、男主人が家事炊事をやるようになり、どっちが主人なのか決められないのです。
まあそんな訳で両主人の観察ブログでも、時々披露して行こうと思ってます。

=おわり=

岩 手 山

冬場になって遠ざかっていたが、今年初めて「網張温泉」に出かけた。ここは国立公園岩手山麓にある数多い温泉場の一つである。
盛岡に来て間もなく50年になろうとしている、その間最も訪れたのは間違いなくここの温泉地である。

スキーを本格的に始めたのも網張スキー場である、最初は怖くて転んでばかりいたが、ある程度滑れるようになってからは、大自然を満喫できるコースの爽快さに魅了されて来た。今は昔ほどではないにしても、岩手には年間100万人くらいのウインタースポーツ客が訪れてくる。

自分も既にスキーより温泉に切り替えてしまったが、長く愛好した山々である。岩手山を眺望しながらのリフト、樹氷をくぐりながらの自然との融合は、何とも口では表せなく、北国に生まれた幸せを肌で感じる。
またこの山はとてつもなく盛岡周辺に恵みを与えている、水資源が豊富で昔から枯れたことがなく、観光はもとより、人に、農業に、林業に、動植物等に、どんなに恵みを貰っているのか計り知れない。
また冬場の偏西風を遮る役目も大きく、寒いには寒いが雪害による自然災害が極端に少ない。

こんなに素晴らしい山なのだが、残念ながら頂までは一度しか登ったことがなく、この年になれば深く反省し悔やまれる。今年は孫に連れて行って貰おうかな⁉️

=おわり=

立春に旅立った友

半年前「ウサギとカメ」のタイトルブログを書いた、幼友達の岩根哲哉君が突然旅立ったのを忘れない為にもと書いた。
今度は立春の4日に主浜幸彦君が旅立った、彼と岩根君は盛岡一高時代から無二の親友だった、まさかと思ったが連れ立って行くとは、何処までも一緒なんだと少しばかり妬けてきた。
私を含めこの三人は同年輩で、よく酒を酌み交わした仲だ。多くの方が弔問に来ていた、ご冥福を祈る。

彼は高校の教員を勤め上げ、俺は教師のプロでこの道は天職だと常々口にしていた、一年前に悪性リンパ腫を患って、懸命に闘病治療していたようだ。
奥様の挨拶では、この一年で家族は別れの準備はして来たのだがと語っていた。然し現実は辛そうで言葉にならなかった。前の日が結婚記念日で二人で祝ったようだ。


私の周りでは、毎年歯が欠けるように、消えてしまう人がいる。自分としてはまだまだ若いと思っているのだが、そうでもないんだなと思う一日となる。

=おわり=