あんなに暑かったのが嘘の様に、秋らしい季節の朝になった。
老健施設に入所中の方々とは言え、尾を引くコロナ感染が邪魔をし、家族に見守られることもない別れだった。
旧い友人が殆ど居なくなった昨今ではあるのだが、月半の21日社会に出た時に出会った奴が、旅の途中に盛岡泊をしてくれ、久しぶりで酒を酌み交わした。
結構長く楽しんでいる家庭菜園も、少しは腕も上がったのか、夏野菜は上手く育っていた。
そんな涼しい日を待つことなく、9月は近親者が相次いで旅立った。
老健施設に入所中の方々とは言え、尾を引くコロナ感染が邪魔をし、家族に見守られることもない別れだった。
150万人と増え続ける多死社会は、否応なく死と近しく向き合わねばならない社会が訪れているのだが、身近な人の死は誰でもいつの世にも悲しい。
旧い友人が殆ど居なくなった昨今ではあるのだが、月半の21日社会に出た時に出会った奴が、旅の途中に盛岡泊をしてくれ、久しぶりで酒を酌み交わした。
共にサラリーマンとして働いた三菱gr会社の総務時代の思い出、長く経営した居酒屋をコロナ禍前に辞めた運の強さ、趣味の一人旅の一期一会のハプニング等の話で盛り上がった。
今はのんびり一人暮らしを楽しんでいる様だが、年に一度位は会いたい奴である。
結構長く楽しんでいる家庭菜園も、少しは腕も上がったのか、夏野菜は上手く育っていた。
特にも秋野菜の里芋と山ワサビの成長には目を見張るものがある。根野菜なのでまだ掘ってはいないが、先々が楽しみである。
=おわり=