スピンオフ銭明日編集長

モットーは"年を重ねる毎に幸せになる"銭明日編集長の日記

ブログ最終章

2012年07月31日 | Weblog
4年前、我が社のホームページ(HP)を充実しなければならないとなり、その一部としてブログを書く羽目になった。
毎日更新なんてことは至難の業で、何等かの出来事がある度ではあるが120本くらいは書いた。
私にとっては初めて自分をさらけ出すこととなり、良い勉強となり思い出ともなった。
自己満足的なものであるが、たまには見てくれている方からコメントも頂いたりし、励まされた。

クソ真面目なブログは私の性に合わないと思っている。
然し昨今は読んで楽しい、見て楽しいヒラメキが湧き出なくなってきた。
俗に言う脳細胞の潮時と感じ、今回をもってブログの更新を最終回とした。





幸か不幸か、自ら好んでのことでもなかったのだが、若くして会社を起業し紆余曲折の平坦とは言えない道をひたすら走り続けてきた。
特別な才能も持ち合わせていない純粋無垢な世間知らずの田舎者が、この世に生を受けて67年、会社を起こして45年の歳月を重ねている。

今年に入り本家の(株)みちのく冷熱と分家の(株)アメニティを合併することにし、作業を開始した。
然し会社の意図する方向に反対するものも現れたりし、信頼してきた仲間との絆を嘆き苦悩することもあった。
今は何とか前進し、合併作業の最中である。

間もなく合併会社がスタートする、と同時に自分の経営者人生も終わりにしようと決めている。


サービス業に視点を絞り、起業した精神を忘れることなく経営した。
毎日毎月毎年の営業成績に一喜一憂し、近年は会社の後継する難しさに身をもって経験した。
会社に公私混同を持ち込まないこと、お客様目線を重視することを貫いた。
舵を握っている経営幹部について来る社員と、その家族の生活は絶対に守るんだとする使命感を強く持ち続けた。
その結果は“一度も赤字決算をしていない優良企業”となっている。

これからも合併そして第二創業へと、今以上の会社になってくれるものと信じているが
多くの皆様に支えられて来たことに心から深く感謝を致します。
誠にありがとうございました。


        


“我唯足るを知る”という言葉がある。
人は欲得にけじめを付ける、この辺でいいだろうとする生き方こそがその人間の価値であろうと判断している。

先日奥方に「そろそろ会社は完全にやめようと思うが」と発したなら「家に居て何をするの」と返された。
世の奥方に言いたいが、この言葉は要注意であるぞ!



私は60歳で会社を離れるとしていたから、こうして今も会社に関わっていることは甚だ不本意である。
然し奥方はこの先に於いて家に居られることを大変問題があると捉えているようだ。
私の廻りでもそういう方々を結構見てきたが、男って奴は哀れなものである。
女房子供のために一生働いてきて最後にのんびりしようと思っても、居場所を与えられない。

だからと言って夫婦仲は悪いわけでもなく、自分達では普通以上であろうと思っている。
隣に住み付いた娘夫婦からは、よく喋りあっているジジババと冷やかされる。



常に戯れる孫やペットや家庭菜園や庭があるのも、大きな夫婦円満の要因であると見ている。









竹馬の友であり、今や我が社の広告塔として活躍している岩根君からは
「折角太陽光発電のマーケットが全開し面白くなってきたのに、引っ込む手はないだろう」って言われている。
確かにこの事に限らず、まだまだやりたいこともあるのだが
そんなに残されていない人生に欲望と言う煩悩は捨てて、のんびりと過ごす人生の最終章に向かって行くことにした。



皆様の人生においても、年を経るごとに幸せが実感できる生き方を願ってます。
菅村經悦


<銭明日二世こと菅村経悦>
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